【2024】このミステリーがすごい! 国内部門ノミネート作品予想

2022年10月から2023年9月に発行された海外ミステリー新刊の中から このミステリーがすごい! 2023のランク入りが期待できる作品をセレクトしました。作品選びの参考にしてください。

2022年12月

ここでは誰もが嘘をつく」嶋中潤

  • 矯正医官はただ単に病気に向き合うだけではない過酷な職業だ。そしてミステリとしては受刑者の病死に漠然とした疑いを持つ結衣の苦悩が加わる。一見、地味ではあるが、人の道を真摯に問う作品だった。
  • 大切な人を殺された被害者の気持ち、犯罪者の家族の思い、簡単には割り切れない人の心は本当に難しい。精神科医の中村医師がよかったな。
  • 遠い世界の話じゃなく、むしろ身近でリアルな内容に、ミステリーの衝撃的な終わりではない、少し胸がギュッとなるような物語。

2022年11月

栞と噓の季節」米澤穂信

  • 相変わらず高校生とは思えない理知的な登場人物たちが出てくる米澤作品だけれど、叙述なのか伏線なのか何度も前に戻って確認しながらの読書はとっても楽しかった。
  • とても鋭い二人が,あほらしい寒いギャグのやりとりをしているところなんてシュールで面白いし,そうかと思えば突然一歩踏み込んだ推理をして驚かせてくれたりする。そのギャップが読んでいて面白い。
  • さりげない会話のやり取りから嘘や矛盾を見抜いていくので読者も気が抜けません。年末の読書タイムを楽しめました!

「そして、よみがえる世界。」西式 豊

特殊清掃人」中山七里

  • 故人の意志を汲み取りながら、その人生に寄り添う姿はグッとくるものがあります。少しグロテスクな描写はありますが、おすすめできます。
  • 元刑事の五百旗頭亘、社員の秋廣香澄、白井寛、3人のキャラにも好感が持てるし、あの鑑定人も登場するし、是非シリーズしてほしい。
  • 現場の凄惨でグロい描写はさすが。鑑定士氏家の登場にもニヤリ。また新たなジャンルを開拓、この作者さん才能は無限なのかと感嘆。

感染捜査 黄血島決戦」吉川英梨

「教誨」柚月裕子

「地羊鬼の孤独」大島清昭

「闇の聖域」佐々木譲

2022年10月

「金環日蝕」阿部暁子

「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。」青柳碧人

「変な絵」雨穴

  • 作者本人も不気味だけど内容も不気味だった。人間怖い系。若者に売れているのが分かる。おまけで限定動画がついている。
  • オカルトジャンルかと思ったら、湊かなえのような愛情の表と裏を描いた推理小説でとても楽しめる作品でした。
  • 一見頭を使いそうな内容のお話なのですが、入り込みやすい文章でさらさらと理解出来た為、読んでいて気持ちよかったです。

不知火判事の比類なき被告人質問」矢樹 純

  • 矢樹さんらしい最後のオチはお見事!淡々とするどい一言を放ち事件解決に導く不知火判事のシリーズ化に期待。
  • 「マザーマーダー」で好きになった矢樹純さんの新刊!読むしかないでしょう。 裁判がテーマだと難しいかなと思ったけど、凄くわかりやすくてぐんぐん読めた。
  •  逆転裁判がテーマの4編の短編集。不知火判事の「他に類を見ない被告人質問」がクセになる。登場キャラも良かったし、法廷が舞台の新しいパターンのどんでん返しは新鮮で面白かった。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。