人前で話すのはコワくない「未来を創るプレゼン」

未来を創るプレゼン
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

人前に立って説明することをプレゼンと言います。でもいざ人前に立つとうまく説明できないと思ったことってありませんか。

プレゼンとは聞き手に何らかの情報を伝えることだと思っている人はたくさんいますが、それは大違い。プレゼンとは、相手を「動かす」ことです。

プレゼンのベテラン二人が本気で対話した本を読むと、人前に立つのが怖くなくなります。

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未来を創るプレゼン

どうすれば上達するのか?それは「我が事として準備し、本番の場に立ち、あとで振り返る」と言うサイクルを回し続けることだと、伊藤洋一さんは言います。

相手との想いを分かち合うために、相手のことを知り、相手の気持ちを「妄想」する。そうして本気で相手と向き合えば、必ず人の心を動かすことはできる。プレゼンとは「対話」なのだから。

プレゼンが苦手な人は、よくよく話を聞くと「失敗したくない」と言うのがその理由なのだそうです。裏を返せば興味の対象が聞き手ではなく、発表する側、つまり自分にあるからです。これは聞き手のことを深く考えていないことだと、澤円さんは指摘します。

プレゼンの目的が、聞き手に何らかの行動を起こさせることだとすれば、相手に興味を持つ姿勢が感じられないプレゼンに力はありません。

プレゼンには、自分の「在り方」が如実に表れる。相手に本気で興味を持っているのか。なぜ自分は人前に立っているのか。それを踏まえて相手のハッピーストーリーを描けたら、プレゼンは必ず成功する。

まとめ

プレゼンは未来を実現するための強力な武器になり得る

本の後半はプレゼンの神と呼ばれる二人の対談です。面白かったのは二人とも若い頃からプレゼンが得意だったわけではなく、むしろ必要に迫られて始めたという共通点があることです。

ですから、プレゼンが苦手と思い込んでいる方もチャレンジの仕方さえ間違えなければ可能性があるということです。

自分は何のためにこの場に存在し、何のためにこの話をするのか。そんな自分は、聞き手からどのように見えているのか。

自覚しながら話すことの大切さがわかるような気がします。

プレゼン上達の極意
  • プレゼンは相手があってこそ成立する
  • プレゼンはスキルではなくマインドの問題だ
  • 自分はどうありたいか、何をしたいかつき詰める

澤円
日本マイクロソフト株式会社業務執行役員。株式会社圓窓代表取締役。1969年、千葉県出身。立教大学経済学部卒業後、生命保険会社のIT子会社を経て、1997年にマイクロソフト(現・日本マイクロソフト)に入社。2011年、マイクロソフトテクノロジーセンター・センター長に就任。2006年には、世界中のマイクロソフト社員のなかで卓越した社員にのみ授与される、ビル・ゲイツの名を冠した賞を受賞した。

伊藤羊一
ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト、Yahoo!アカデミア学長。株式会社ウェイウェイ代表取締役。1967年、東京都生。東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行に入行。2003年、プラス株式会社に転じ、事業部門であるジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、事業再編などを担当。2015年にヤフー株式会社で次世代リーダー育成を担うほか、グロービス経営大学院客員教授として教壇に立っている。

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