【予想】 このミステリーがすごい! 2022対象作品《国内編》2021年10月~2022年9月

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 このミステリーがすごい! を書きます。※本ページにはPRが含まれます

全国のミステリーファンのガイドブックとして親しまれるのが「このミステリーがすごい!」。一年間に発行されたミステリーをランキング形式で紹介するガイドブックです。

一年間に発行される新刊は膨大な数にのぼります。大量の本の中からめざす作品に出合うには、本読みの達人が推薦する本を手にとるのが早道です。

2022国内編ランキングの一位に輝いたのは「黒牢城」でした。

【結果】このミステリーがすごい !2022ランキング《国内編》

ノミネート期間は2021年10月から2022年9月。その期間に発行された新刊ミステリーを集めました。

Contents
  1. 2021年9月新刊
  2. 2021年8月新刊
  3. 2021年7月新刊
  4. 2021年6月新刊
  5. 2021年5月新刊
  6. 2021年4月新刊
  7. 2021年3月新刊
  8. 2021年2月新刊
  9. 2021年1月新刊
  10. 2020年12月新刊
  11. 2020年11月新刊
  12. 2020年10月新刊
  13. まとめ

2021年9月新刊

楽園のアダム

[itemlink post_id=”9737″]

共犯者」

[itemlink post_id=”9738″]

善悪では割り切れない人生のありよう「共犯者」 | 気持ちのスイッチ

老い蜂」

友安小輪は、怯えていた。恋人とともに住むアパートに、突然謎の老人が現われ、昼夜を問わずいやがらせを始めたのだ。近くの交番で被害を訴えても、まともに取り合ってもらえない。その数ヶ月後、建築士が何者かに殺害され、その妻が老人に略取されるという事件が発生する。かつて姉をストーカーに殺害された荻窪署の刑事・佐坂は、くせ者ながら優秀さで知られる警視庁の北野谷と組み、略取犯と拉致された女性の捜索に乗り出すが……

[itemlink post_id=”9739″]

「不審者

フリーランスの校閲者・折尾里佳子は会社員の夫・秀嗣と家族4人平凡な毎日を送っていた。だが、ある日、秀嗣がサプライズで家に招いた人物によって、平穏な日々は大きく変わっていく。その人物とは、夫の兄・優平。
久しぶりの再会を喜ぶ夫の一存で、優平は里佳子たちの家に居候することに。それ以降、里佳子の周囲で頻発する不可解な出来事……。
優平は一体何者なのか。何を目的に里佳子たちに近づいてきたのか。

[itemlink post_id=”10089″]

「透明な螺旋

シリーズ第十弾。最新長編。今、明かされる「ガリレオの真実」。房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。
失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。「愛する人を守ることは罪なのか」ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。

湯川学の秘密とは「透明な螺旋」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”9134″]

2021年8月新刊

「死体の汁を啜れ

豚の顔をした人間が死んでいる――こんな死体、あり!?
ならず者たちが、異常すぎる死体の謎を追う若き鬼才が描く、本格ミステリの新世界!
この街では、なぜか人がよく殺される。小さな港町、牟黒市。殺人事件の発生率は、南アフリカのケープタウンと同じくらい。
豚の頭をかぶった死体。頭と手足を切断された死体。
胃袋が破裂した死体。死体の腹の中の死体……。
事件の謎を追うのは、推理作家、悪徳刑事、女子高生、そして深夜ラジオ好きのやくざ。
前代未聞の死体から始まる、新時代の本格ミステリ!

[itemlink post_id=”9743″]

「君が護りたい人は

周到な計画。何重もの罠。
強固な殺意を阻むのは、故意か、偶然か。

成富歩夏が両親を亡くして十年、後見人だった二十も年上の奥津悠斗と婚約した。
高校時代から関係を迫られていたらしい。
歩夏に想いを寄せる三原一輝は、奥津を殺して彼女を救い出すことを決意。
三原は自らの意思を、奥津の友人で弁護士の芳野友晴に明かす。

[itemlink post_id=”9745″]

「原因において自由な物語

謎を解かなければ。私は作家なのだから。

人気作家・二階堂紡季には、誰にも言えない秘密があった。露呈すれば、すべてを失う。しかし、その秘密と引き換えにしても、書かねばならない物語に出会ってしまい――。デビュー作『法廷遊戯』が、ミステリランキングを席捲! 注目の弁護士作家第3作!

一気読み必至のリーガルミステリー「原因において自由な物語」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”9135″]

袋小路くんは今日もクローズドサークルにいる

事件現場に立ち入ると、その空間を強制的に“クローズドサークル”にしてしまう呪いを持った高校生・袋小路鍵人。解除するには、事件の真相を究明しなければならず……。校内で呪いが発動するたび、行動をともにする美少女・時任さんの推理力を頼りに、閉鎖状況から脱出すべく事件解決を目指す!

美少女探偵と謎を解く「袋小路くんは今日もクローズドサークルにいる」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”9136″]

2021年7月新刊

忌名の如き贄るもの

「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。

ホラーとミステリーの境界線 「忌名の如き贄るもの」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”9138″]

死の黙劇: 山沢晴雄セレクション 

月のない夜、一台のタクシーが崖下に転落した。運転手は一命を取り留めたが、乗客の男は即死する。死者は顔いちめんに包帯を巻きつけていたものの、その下にはなぜか傷ひとつなかったーー奇怪な謎が読者を魅了する表題作ほか、書籍未収録の犯人当て短編などを所収。生涯に亙って緻密極まりない作品を執筆、巨匠鮎川哲也も畏敬した本格推理作家、山沢晴雄。その作風を一望できる作品を精選。

[itemlink post_id=”9139″]

硝子の塔の殺人

硝子の塔の殺人

雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。この館で次々と惨劇が起こる。館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件……。謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。

「硝子の塔の殺人」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”9140″]

葛登志岬の雁よ、雁たちよ

函館近郊で、ある家の主婦が殺された。捜査に来た舟見は、ジャン・ピエール青年と再会する。少し前に、近くで白骨死体が出ており、フランス人関係者の通訳として白羽の矢が立ったらしい。彼の推理力を再び頼りにできるのではないかという期待が胸をよぎる。しかし、犯人に繋がる糸口が見てこない。そして起こったもう一つの殺人。第一の殺人と同じ、額に十字の傷があるという――。

函館物語三部作「葛登志岬の雁よ、雁たちよ」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”9141″]

征服少女 AXIS girls 

悪しき者に汚染され、天国との紐帯を断ち切られてしまった地球、ヒトの世界。取り戻すための神聖にして苛烈な旅に、8人の使徒団が乗り組む。ひとつの意思のもと、ひとつの行動原理を持つ彼らに、まさか不測の事態が起こるはずもなかった――。裏切り者、密航者、敵の侵入と占拠、そして仲間の死。笹舟のごとく揺れる巨大戦艦とともに、僕らは何処から来て何処へゆくのか。正統にして極北の、古野まほろにしか書けない本格推理。

[itemlink post_id=”9142″]

スリーピング事故物件

21年前に住人が殺された、いわゆる“事故物件”で共同生活をすることになった初音、ユウさん、真歩の女性3人。
部屋に置かれた曰くつきのワープロに真歩が文字を入力すると、21年前に死んだ箕浦奏人が文字を打ち返してきた。
どうやらワープロに霊が宿っているようだ!?
3人は怯えながらも、奏人がなぜ殺されたのか、犯人は誰なのか、奏人と交信しながら探っていくが……。
百合、オカルト、酩酊推理etc.…西澤保彦の魅力満載!長編ミステリー。

[itemlink post_id=”9143″]

Butterfly World 最後の六日間

人型のアバター=バタフライが生息するVR空間〈バタフライワールド〉にログインしたアキは、ログアウトせず現実世界に戻らない者たちが暮らす〈紅招館〉に向かう。アキはある事情から〈紅招館〉に住み続けたいと願うのだが、非暴力が徹底されているはずの〈館〉で住人の死体が発見される……。現実世界とVR空間を行き来するパラレルワールド・青春本格ミステリ。

[itemlink post_id=”9144″]

炎舞館の殺人

欠落を抱える者たちが陶芸で身を立てる山奥の函型の館。師匠が行方不明となり、弟子たちの間で後継者をめぐる確執が生じる。諍いが決定的になったとき、窯のなかでばらばら死体が発見された。奇怪なことに、なぜか胴体だけが持ち去られていた。炎の完全犯罪は何を必要とし、何を消したのか。過去の猟奇事件と残酷な宿命が絡み、美しく哀しい「罪と罰」が残される――。

[itemlink post_id=”9145″]

変な家

知人が購入を検討している都内の中古一軒家。開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在していた。知り合いの設計士にその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。間取りの謎をたどった先に見たものとは……。

事故物件ではない。怪奇現象も起きない。しかし、なにかがおかしい。「変な家」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”9149″]

兇人邸の殺人

“廃墟テーマパーク”にそびえる「兇人邸」。班目機関の研究資料を探し求めるグループとともに、深夜その奇怪な屋敷に侵入した葉村譲と剣崎比留子を待ち構えていたのは、無慈悲な首斬り殺人鬼だった。逃げ惑う狂乱の一夜が明け、同行者が次々と首のない死体となって発見されるなか、比留子が行方不明に。さまざまな思惑を抱えた生存者たちは、この迷路のような屋敷から脱出の道を選べない。さらに、別の殺人者がいる可能性が浮上し……。葉村は比留子を見つけ出し、ともに謎を解いて生き延びることができるのか?! 『屍人荘の殺人』の衝撃を凌駕するシリーズ第3弾。

[itemlink post_id=”9152″]

花束は毒

花束は毒

罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー!「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。彼には、脅迫者を追及できない理由があった。そんな真壁を助けたい木瀬は、探偵に調査を依頼する。探偵・北見理花と木瀬の出会いは中学時代。彼女は探偵見習いを自称して生徒たちの依頼を請け負う少女だった。

後半の不穏感がたまらない「花束は毒」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”8610″]

invert 城塚翡翠倒叙集

綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。アリバイは鉄壁、計画は完璧、事件は事故として処理される……はずだった。だが、犯人たちのもとに、死者の声を聴く美女、城塚翡翠が現れる。大丈夫。霊能力なんかで自分が捕まるはずなんてない。ところが……。
ITエンジニア、小学校教師、そして人を殺すことを厭わない犯罪界のナポレオン。すべてを見通す翡翠の目から、彼らは逃れることができるのか?

[itemlink post_id=”8426″]

2021年6月新刊

黒牢城

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。

ミステリ作家が挑んだ時代小説「黒牢城」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”8431″]

四元館の殺人 

「犯罪オークションへようこそ! 」 犯人のAI・以相(いあ)が電脳空間で開催した闇オークション、落札したのは、従姉を何者かに殺され、復讐のための殺人を叶えたいというひとりの少女だった!?人工知能の推理が解き明かす前代未聞の「犯人」とは!? 本格ミステリの奇才が“館ミステリ”の新たなる地平を鮮烈に切り開く、傑作長編。

[itemlink post_id=”8436″]

ボーンヤードは語らない

『飛行機の墓場(ボーンヤード)』で、兵士の変死体が発見された。謎めいた死の状況、浮かび上がる軍用機部品の横流し疑惑。ジョン少佐は、士官候補生時代のある後悔の念から、フラッグスタッフ署の刑事・マリアと漣へ非公式に事件解決への協力を依頼する。『ジェリーフィッシュは凍らない』に連なるシリーズ第四弾。

[itemlink post_id=”8438″]

ネメシス6

失踪したアンナの父の手がかりを探す探偵事務所ネメシスの前に垂らされた一筋の糸。
フェイクニュースを操った組織が、すべての事件の黒幕か?
社長の栗田が単身事件を追いかける間に、探偵風真は脅迫状の届いた女優を守るため、舞台俳優デビュー!?
そして新たな仲間・詐欺師の緋邑とともに挑むのは、カジノでの一世一代の大博奕! オリジナル小説&怒濤の展開で贈る第六弾!

[itemlink post_id=”8484″]

2021年5月新刊

雷神

雷神

ある一本の電話が引き金となり、故郷へ赴くこととなった幸人。しかし、それは新たな悲劇の幕開けに過ぎなかった――。村の祭が行われたあの日。一筋の雷撃がもたらした、惨劇の真相と手紙の謎。父が遺した写真。そして、再び殺意の渦中へ身を置く幸人たちを待ち受ける未来とは、一体。著者の新たな到達点にして会心の一撃。

読みやすさと重厚感を兼ね備えたミステリー「雷神」 | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”8429″]

ミステリーオーバードーズ

満腹になると推理が冴え渡る探偵アレックスが、ある日突然、母親とともに姿を消した。3カ月後、アレックスの元助手で小説家のティムは、パブでギャングの親玉ホルヘを見かける。かつてアレックスとティムは、アフリカでホルヘの怒りを買い、九死に一生を得ていた。アレックスを攫ったのはホルヘなのか?

[itemlink post_id=”8430″]

神の悪手

神の悪手

「火のないところに煙は」で知られる芦沢央さんのミステリー。26歳までにプロになれなければ退会―苛烈な競争が繰り広げられる棋士の養成機関・奨励会。リーグ戦最終日前夜、岩城啓一の元に対局相手が訪ねてきて…。追い詰められた男が将棋人生を賭けたアリバイ作りに挑む表題作ほか、運命に翻弄されながらも前に進もうとする人々の葛藤を、驚きの着想でミステリに昇華させた傑作短編集。

[itemlink post_id=”8443″]

野球が好きすぎて

アリバイは阪神vs.広島戦!? 捜査一課刑事の神宮寺つばめと謎のカープ女子が、野球ファンが起こす珍事件を名推理。事件の鍵を握るのは、野球界の実際の出来事!?

薔薇のなかの蛇

豊臣探偵奇譚

ネメシス 5

探偵事務所ネメシスを訪ねてきた、暴露系動画配信者たじみん。彼はフェイク動画により麻薬使用の疑いをかけられており、同じ動画に映っていた女優の光莉は失踪中。事件の鍵は二年前のニュース番組の虚偽報道にあった。嘘と欺瞞に満ちた世界で風真とアンナが見つけた真相とは? 過去と現在が交錯し物語が大きく動き出すシリーズ第五弾! 小説オリジナル「正義の餞(はなむけ)」も収録。

ネメシス 4

今村昌弘、藤石波矢、周木律に続き、降田天が描く本格ミステリドラマ!複数著者が同一世界軸で描く話題シリーズ第四弾!

2021年4月新刊

非弁護人

元特捜検事・宗光彬。高度な法律関連事案の解決を請け負う彼は、裏社会の人々から「非弁護人」と呼ばれる。ふとした経緯で、パキスタン人少年から「いなくなったクラスメイトを捜して欲しい」という依頼を受けた。失踪した少女とその家族の行方を追ううちに、底辺の元ヤクザ達とその家族を食い物にする男の存在を知る。おびただしい数の失踪者達の末路はあまりに悲惨なものだった――。

ブックキーパー 脳男

感情を持たない代わりに超人的な記憶力と身体能力をもつ殺人者・鈴木一郎が14年ぶりに現れた。
3人の男女の拷問死体が日本各地で発見され、シリーズの舞台である愛宕市でも同様の犯罪が起きる。

「ブックキーパー脳男」 | 気持ちのスイッチ

殺した夫が帰ってきました

記憶をなくし帰ってきた、殺したはずの暴力夫。謎めいた正体と過去の愛と罪を追う、著者新境地のサスペンスミステリー。

[itemlink post_id=”9539″]

スイッチ 悪意の実験

夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。集まった大学生達のスマホには、自分達とはなんの関わりもなく幸せに暮らしている家族を破滅させるスイッチのアプリがインストールされる。スイッチ押しても押さなくても1ヵ月後に100万円が手に入り、押すメリットはない。「誰も押すわけがない」皆がそう思っていた。しかし……。

蝶として死す:平家物語推理抄

平清盛の異母弟にして一族の裏切り者・平頼盛、謎に挑む。首のない五つの死体からの被害者当て。帝の庇護下にあった寵姫毒殺。『平家物語』の時代ならではの謎と、その真相を描いた連作集。
第15回ミステリーズ! 新人賞受賞「屍実盛」を含む歴史ミステリ

臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品! 法医学者・真壁天は、人間と関わるよりも死体を解剖して分析する方がマシだと思っている生粋の人間嫌い。しかし、教授から児童虐待を鑑定する仕事を押し付けられ、さらにそこで、死体分析で鍛えた優秀な観察眼を発揮して、能力を見込まれてしまう。

麻倉玲一は信頼できない語り手

死刑が廃止されてから28年後。日本に生存する最後の死刑囚・麻倉は、無人島だった離島に設けられた民間経営の刑務所に収容されていた。その告白本を執筆するためやってきたフリーライターの熊澤克也。厳重に管理された状態にあるにも関わらず、麻倉は血も凍るような殺人の数々を平然と語り始める。ついに麻倉が逮捕された経緯が話されようとした時、特別拘置所で思わぬ出来事が発生。連続殺人に展開する。

【選書】感情ざわつく悪の魅力 千街晶之の推すミステリー | 気持ちのスイッチ

[itemlink post_id=”8458″]

アンデッドガール・マーダーファルス 3

〈牙の森〉の謎を追いドイツへ向かった〈怪物事件専門の探偵〉真打津軽たち、鳥籠使い一行が遭遇したのは、人狼にまつわる怪事件だった。犯人は人か、それとも狼か?
怪物たち〈夜宴〉と保険機構〈ロイズ〉も介入し、やがて舞台は人狼の隠れ里へ。満月の夜が戦乱を呼び、二つの村がぶつかり合おうとしたそのとき、輪堂鴉夜の謎解きが始まる。ミステリと冒険が入り乱れる予測不能の笑劇(ファルス)、第三弾!

ネメシス 3

探偵事務所ネメシスが手がける次なる依頼は、お嬢様女子高で発生した教師の自殺事件。探偵風真は現場に赴き、助手のアンナは女子高生として学園の潜入捜査に挑む。他殺の疑いは残る中、容疑者はなんと学園152人全員。しかも、誰も犯行を目撃していない衆人環視の密室状態。ネメシスはAI研究者・姫川の力も借り捜査に当たるが。

2021年3月新刊

六人の嘘つきな大学生

六人の嘘つきな大学生

成長著しいIT企業「スピラリンクス」の最終選考。最終に残った六人が内定に相応しい者を議論する中、六通の封筒が発見される。そこには六人それぞれの「罪」が告発されていた。犯人は誰か、究極の心理戦スタート。

[itemlink post_id=”8427″]

亜シンメトリー

めくるめく美しい謎に、あなたはどこまで気づけるか。張り巡らされた罠に気づいた時、世界は一変する。難易度MAXで贈る挑戦状。

新 謎解きはディナーのあとで

執事探偵×令嬢刑事のミステリ、新章始動!本屋大賞第1位&ベストセラーシリーズの国民的ユーモアミステリ、待望の新章スタート!!宝生麗子の後輩に天然キャラの新米刑事・若宮愛里が加わり、警視庁に栄転した風祭警部は大きなミスを犯して国立署に舞い戻り、新たなメンバーで難事件に挑むが――!?

[itemlink post_id=”8442″]

天の川の舟乗り

『祭の夜 金塊を頂く 怪盗マゼラン』しかし、その夜起こったのは密室殺人だった!外出嫌いの気弱な名探偵と、探偵活動好きのミステリ作家。ふたりが今回解き明かすのは、シリーズ最大のトリック!音野順の兄が活躍する「怪人対音野要」も収録したキュートでコミカルな本格ミステリ短編集。

前夜

密室状態の別荘で、若き映画スター・比留間稔流が殺された。不老不死の吸血鬼〈蛭鬼〉の血を継ぐ稔流は復活すると、弟の真斗は信じて、事件の謎を追う。犯人は誰なのか、稔流は甦るのか? 本格ミステリと青春小説の要素を融合した力作長編。

[itemlink post_id=”8448″]

二十面相暁に死す

敗戦の翌年。焼跡にも徐々に活気が戻り、疎開していた少年探偵団の団員たちも、徐々に東京に戻り始めた。彼らが日常を取り戻すより早く、怪人二十面相は縦横無尽。明智探偵と小林少年の偽者に扮して警察を振り回したり、やりたい放題だ。しかし、明智はともかく、小林くんの偽者って誰だろう……。郷愁を誘う昭和の暗闇を舞台に、明智小五郎と二十面相の活躍を描く、辻版『怪人二十面相』第二弾!

[itemlink post_id=”10090″]

卒業したら教室で

伊神さんの卒業から丸一年、市立高校にまた卒業の季節がやってきた。今年は柳瀬さんをはじめ、仲のよかったひとつ年上の先輩たちが学校を巣立っていく。そんな、しんみりとしたある日の放課後、秋野麻衣が、おずおずと相談にやってきた。鍵のかかった真っ暗なCAI室で、不可解なものを見たらしい。

チェス喫茶フィアンケット迷局集

高校生の柚子子は、ある事情を抱えてチェス喫茶店「フィアンケット」を訪れる。
珈琲とチェスを楽しむその店では、卓越した推理力を持つクラスメイトの世野くんが働いていた。
持ち込まれる不可解な日常の謎を、チェス喫茶の若き代理店長・世野くんが鮮やかに解き明かす。
第3回双葉文庫ルーキー大賞受賞作!

ネメシス 1

横浜に事務所を構える探偵事務所ネメシスのメンバーは、お人好し探偵の風真、自由奔放な助手アンナ、そしてダンディな社長の栗田の三人。そんなネメシスに大富豪の邸宅に届いた脅迫状の調査依頼が舞い込む。現地を訪れた風真とアンナが目にしたのは、謎の暗号と密室殺人、そして無駄に長いダイイングメッセージ!?
連続ドラマ化で話題の大型本格ミステリシリーズ、ここに開幕!

ネメシス 2

探偵事務所ネメシスを訪れた少女の依頼は、行方不明の兄の樹を探すこと。探偵風真と助手のアンナは、道具屋の星の力を借り、振り込め詐欺に手を染めた彼を捜索する。しかし、ようやく見つけた樹は、血濡れたナイフと死体を前に立ち尽くしていた。ネメシスは二転三転する真相を見抜き、彼を救うことができるのか!?

2021年2月新刊

蒼海館の殺人

学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。
新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。

[itemlink post_id=”8423″]

雨と短銃

時は慶応元年。薩長同盟成立に向けて奔走する坂本龍馬は、京でようやく西郷吉之介を説き伏せた。しかしこの重要な時期に、ともに上洛した長州藩士・小此木鶴羽が斬り伏せられ、下手人は逃げ場のない場所から煙のように消え失せるという奇怪な事件が発生する。

[itemlink post_id=”8434″]

或るギリシア棺の謎

美希風とエリザベス、ふたりにとって縁の深い篤志家の安堂朱海の訃報が届いた。高齢で長く闘病していた彼女だったが、自殺あるいは他殺の疑いが浮上する。誰が、難のために? 実業家一族を覆う呪われた宿命を、精緻にして過剰な論理的推理が解き明かす、圧巻の本格推理!

[itemlink post_id=”8441″]

僕が答える君の謎解き 明神凛音は間違えない

生徒相談室の引きこもり少女・明神凛音は真実しか解らない。どんな事件の犯人でもまるで神様の啓示を受けたかのように解ってしまう彼女は、無意識下で推理を行うため、真実に至ることができた論理が解らないのだった。
伊呂波透矢は凛音を教室に復帰させるため、「彼女の推理」を推理する!

[itemlink post_id=”8445″]

怨み籠の密室

大学生の飛渡優哉に故郷の謂名村は禁断の土地だった。しかし、父が死に際の言葉を聞いて、病死した母は殺されたのではないかと思い、謂名村を訪れる。だが、待ち受けていたのは首吊り死体だった――。完全密室の謎を解いた果てに見えてくるのは、悲哀に満ちた家族の物語。探偵・海老原浩一シリーズ最新作!

[itemlink post_id=”8449″]

報復の密室

最愛の娘が大学のキャンバス内で自殺をした。薬学部教授の大日方敏夫(おびなた としお)は、娘の千佳(ちか)が死を選ぶはずがないと真相を探る。敏夫は付き合っていた相手が殺人犯だったのではないかと疑いを持ち、自身の遺伝薬理学の知識を使って犯人を特定することを思いつくーー。島田荘司選 第13回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作!

[itemlink post_id=”8450″]

Ghost ぼくの初恋が消えるまで

生方理人の下へ現れたのは、連続殺人の犠牲になった6歳年上の幼なじみ。犯人の顔を目撃していた幽霊ーーーー四条いのりは、連続殺人犯の逮捕への協力をただひとり彼女が視える理人に求めた。事件の酷薄な真相がすべて明らかになる時、理人の初恋に終止符を打つ、哀切なもうひとつの真実とは。

[itemlink post_id=”8451″]

灰の劇場

大学の同級生の二人の女性は一緒に住み、そして、一緒に飛び降りた――。いま、「三面記事」から「物語」がはじまる。きっかけは「私」が小説家としてデビューした頃に遡る。それは、ごくごく短い記事だった。26年の時を超え、恩田陸、デビュー当時からの「宿題」が、ついに長編小説として刊行!

[itemlink post_id=”8508″]

おれたちの歌をうたえ

元刑事の河辺のもとに、ある日かかってきた電話。その瞬間、封印していた記憶があふれ出す。真っ白な雪と、死体――。あの日、本当は何があったのか?友が遺した暗号に導かれ、40年前の事件を洗いはじめた河辺とチンピラの茂田はやがて、隠されてきた真実へとたどり着く。
『スワン』で日本推理作家協会賞、吉川英治文学新人賞を受賞。圧倒的実力を誇る著者が、迸る想いで書き上げた大人のための大河ミステリー。

[itemlink post_id=”8504″]

ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

桐ヶ谷京介は、美術解剖学と服飾の深い知識によって、服を見ればその人の受けた暴力や病気などまでわかる特殊な能力を身につけていた。

[itemlink post_id=”8510″]

テスカトリポカ

キシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。第34回山本周五郎賞受賞。

[itemlink post_id=”8509″]

君が笑うまで死ぬのをやめない 雨城町デッドデッド

新居に棲みつく呪われた女。彼女を救うために俺は――1万回死ぬことを決めた!陽気なバカの辞書に不可能はない。切なく笑えて、驚き泣ける。青春タイムループ小説!

[itemlink post_id=”8514″]

終わりの歌が聴こえる

コカイン所持で逮捕された男の暴露によって、19 年前の事故を、殺人事件として再捜査することになった。当時人気絶頂のさなか、ホテルの部屋で死体となって発見されたギタリスト・鈴村竜之介。時を経て、その被疑者に浮上したのは、鈴村と同じバンドの元メンバーで、今はソロとしてブレイクしている木宮保だった。

[itemlink post_id=”8516″]

書店員と二つの罪

書店員の椎野正和は、ある朝届いた積荷の中に、少年犯罪者の告白本があるのを知って驚く。それは、女子中学生が惨殺され、通っている中学に放置された事件で、正和の同級生の友人が起こしたものだった。ベストセラー「書店ガール」シリーズの著者が描く、慟哭のミステリー。

[itemlink post_id=”8518″]

2021年1月新刊

アクティベイター

羽田空港に突如、中国のステルス爆撃機が飛来した。女性パイロットは告げる。「積んでいるのは核兵器だ」と。。『天地明察』、『十二人の死にたい子どもたち』、「マルドゥック」シリーズ等数々のヒット作を生み出した著者が、作家生活25年のすべてを込めた極上の国際テロサスペンス。

[itemlink post_id=”8020″]

あくまでも探偵は

平凡な高校生の僕と頭脳明晰、眉目秀麗な優等生・森巣。タイプの違う二人で動物の不審死事件を追いかけるうちに、僕は彼の裏の顔を目撃する。クールでPOPな高校生バディ、令和の青春ミステリはここから始まる!

[itemlink post_id=”8031″]

あと十五秒で死ぬ

犯人当てドラマの最終回、目を離していたラスト十五秒で登場人物が急死した。一体何が起こったのか? 姉からクイズ形式で挑まれた弟の推理を描く「このあと衝撃の結末が」。〈十五秒後に死ぬ〉というトリッキーな状況で起きる四つの事件の真相を、あなたは見破れるか?

[itemlink post_id=”8033″]

アンブレイカブル

アンブレイカブル

治安維持法の名のもと、罪状捏造に走る官憲に対峙し、信念を貫く男たちを描く全4篇。内務省官僚・クロサキを狂言回しとした連作短編集のような体裁を持った長編小説。4つの短編から構成されたミステリー。

[itemlink post_id=”8021″]

イン・ザ・ダスト

迫真の報道×警察小説『ダークナンバー』続篇。塵のように積もるいくつもの事件から警視庁分析捜査係・渡瀬と東都放送・土方二人が辿り着いた恐るべき真相とは?

[itemlink post_id=”8035″]

ヴェルサイユ宮の聖殺人

十八世紀後半、フランス革命前。ルイ十六世の従妹であり未亡人でもあるパンティエーヴル公妃とフランス陸軍大尉・ジャン=ジャックが探偵役となり、ヴェルサイユ宮殿内で起きたオペラ座演出家殺人事件の真相を暴き出していく。

[itemlink post_id=”8062″]

エゴに捧げるトリック

催眠術士の養成校に通う「僕」こと吾妻福太郎は、怪物EGOとの戦いに向け、パイ、鋼堂タケシ、R王子、パートナーのイプシロンらと卒業試験に臨んだ。だがその最中、鋼堂が変わり果てた姿で見つかると、皆はなぜか「福太郎が犯人」と証言し事件を隠蔽しようとする。”真実しか話せない催眠”をかけあってなお覆らない証言に苦しみつつ、僕は捜査を続けるが……。本書に仕掛けられた、人類の存亡を左右するトリックとは?

[itemlink post_id=”8054″]

愚か者の島

この島には、人を狂わせる何かが、ある――――自然主義に傾倒し、原始的な二人きりの生活を夢見る不倫カップル。息子を引きこもりから脱却させるため、全てを捨ててきた教師一家。ある野望を胸に、島の買収を画策する女社長と従者。――そして、恋人を殺して逃げてきた男子大学生。

[itemlink post_id=”8732″]

銀獣の集い 廣嶋玲子短編集

銀獣とは、石の卵から生まれる半人半獣の存在。富豪石渡征山が五人の男女に言い渡したのは、一年後に最も優れた銀獣を連れてきた者に財産を譲るというものだった、『銀獣の集い』。故郷で罪をおかしたヨキは、孤島の灯台守として五年を過ごすことになるが……。

[itemlink post_id=”8055″]

国防特行班E510

三輪出雲一等陸佐は、部下とともに都内の高級住宅街へ向かっていた。上司からの命令は、「自ら出頭を願い出た、統合幕僚監部に潜りこんでいたスパイを保護する」というもの。大した仕事ではなかったが、いざ現場に入ると、書斎には白髪の男が後頭部を血に染めて、うつ伏せに倒れていた。

[itemlink post_id=”8052″]

ゴールデンタイムの消費期限

高校三年生になった主人公はある集まりに招待される。『レミントン・プロジェクト』と呼ばれる試みは若き天才を集め交流を図る11日間のプロジェクトだった。『楽園とは探偵の不在なり』で最注目の俊英が贈るAI×青春小説‼

[itemlink post_id=”8024″]

コールドウォー DASPA 吉良大介

大惨事が起きれば、来年のオリンピック開催さえも危ぶまれると判断した吉良はある作戦を思いつく。感染阻止か、経済優先か。「日本をバージョンアップする」が口癖の吉良は、未曾有のコロナ禍にどう立ち向かうのか。『インフォデミック 巡査長 真行寺弘道』とリンクする超リアルエンターテインメント小説。

[itemlink post_id=”8053″]

少女ティック 下弦の月は謎を照らす

童話みたいなミステリ。瑠奈が善良な女の子で、描かれる日常があまりにも健全すぎるので、酷い事件があたかも童話のように読めてしまう。勿論これは作者の企みなんだけれど、この童話テイストが何か愛おしい。

[itemlink post_id=”8038″]

ぜんしゅの跫

妻が妊娠し、幸せいっぱいの日々を送るサラリーマン・田原秀樹は、ある日、知り合いの娘の結婚式に参列することに。しかし、新婦の佐川知紗は思わず二度見してしまうほど器量の悪い娘だった。式の最中、野崎という男性が知紗にある画像を見せたことから、彼女は錯乱し、鼻水を垂らしながら秀樹に縋りつき「お父さん」と呼ぶ。

羊は安らかに草を食み

認知症を患い、日ごと記憶が失われゆく老女には、それでも消せない “秘密の絆” があった――八十六年の人生を遡る最後の旅が、図らずも浮かび上がらせる壮絶な真実!日本推理作家協会賞 『愚者の毒』 を超える、魂の戦慄!

[itemlink post_id=”8036″]

星空にパレット

九重高校の浩介たちが探偵部を創設させてまもなくの放課後、黒ずくめの男が合宿費を強奪していった。あまりの足の速さに、誰もが追いつけない。味をしめたのか数日後に、再び登場した黒ずくめの犯人は、逃げ込んだ倉庫で他殺体として発見される――。

[itemlink post_id=”8446″]

不可逆少年

若き家庭裁判所調査官・瀬良真昼(せら・まひる)。どんな少年も見捨てない。そう決めて彼らと向き合ってきたはずだった。しかし、狐面の少女が犯した凄惨な殺人事件を目の当たりにして、信念は大きく揺らぐ。不可解なことに、被害者は全員同じ高校に縁のある人々だった。被害者遺族の男子高校生を担当する真昼は、思わぬ形で事件の真相に迫り――?

[itemlink post_id=”8022″]

元彼の遺言状

本年度の第19回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作は、金に目がない凄腕女性弁護士が活躍する、遺産相続ミステリー! 「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。学生時代に彼と3か月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家の主催する「犯人選考会」に参加することとなった。

[itemlink post_id=”8457″]

サクラオト

朝人が詩織を連れ出した満開の夜桜の下には、痛ましい事件が埋まっていた。少女が起こしたクラスメイトの毒殺、恋人同士の扼殺、中学教師による教え子殺し……なぜ、ここで殺人が起きるのか? 少女が口にしていた「桜の音が聞こえる」という言葉も謎を深めていく(「サクラオト」)。聴覚を鍵に描いた表題作など五感をテーマにした五編+Extra stage「第六感」からなる本格ミステリー連作短編集。

[itemlink post_id=”10086″]

倒錯のロンド 完成版

“原作者”と“盗作者”の緊迫する駆け引きに息を飲む。受賞間違いなしと自信を持って応募した推理小説新人賞が、何者かに盗まれてしまった! 盗作をいくら主張しても誰も信じてくれない。巧緻極まる仕掛けが全編に張り巡らされ、その謎が解き明かされていくときの衝撃、そして連続する衝撃! 叙述トリックの名手・折原一の“原点”に位置づけられる名作、改訂が加わった新装完全版。

[itemlink post_id=”8520″]

W県警の悲劇

W県警の熊倉警部が遺体となって発見された。彼に極秘任務を与えていた監察官の松永菜穂子は動揺を隠せない。県警初の女性警視昇任はあくまで通過点。より上を目指し、この腐った組織を改革する。その矢先の出来事だったのだ。「極秘」部分が明るみに出ては県警を揺るがす一大事だ。事故として処理し事件を隠蔽できないものか。そんな菜穂子の前に警部の娘が現われ、父の思い出を語り始めた……。

[itemlink post_id=”8521″]

誰彼 新装版

謎の人物から死の予告状を届けられた教祖が、その予告通りに地上80メートルにある密室から消えた! そして4時間後には、二重生活を営んでいた教祖のマンションで首なし死体が見つかる。死体は教祖なのか? なぜ首を奪ったのか? 連続怪事の真相が解けたときの驚愕とは?

[itemlink post_id=”8523″]

風神の手

21歳の末期ガン患者・古林章太郎の激痛を取り除くため、外科医・白川は最後の手段として安楽死を選ん だ。だが、章太郎の母・康代は反発、訴えることを決意する。殺人か過失致死か。状況は限りなく白川に不利 であったが、謎の圧力がかかり不起訴処分になる。 背後にうごめく安楽死法制化の画策と世論誘導。マスコミを使って阻止を諮る康代。白川は困惑しつつも、そ の激流に呑み込まれていく・・・・・・。

[itemlink post_id=”8524″]

教室が、ひとりになるまで

北楓高校で起きた生徒の連続自殺。ショックから不登校の幼馴染みの自宅を訪れた垣内は、彼女から「三人とも自殺なんかじゃない。みんな殺された」と告げられ、真相究明に挑むが……。

[itemlink post_id=”8525″]

深夜の博覧会

昭和12年(1937年)5月、銀座で似顔絵描きをしながら漫画家になる夢を追いかける那珂一兵のもとを、帝国新報(のちの夕刊サン)の女性記者が訪ねてくる。開催中の名古屋汎太平洋平和博覧会の取材に同行して挿絵を描いてほしいというのだ。取材の最中、名古屋にいた女性の足だけが東京で発見されたとの知らせが届く。二都市にまたがる不可解な謎に、那珂少年はどんな推理を巡らせるのか? ミステリ界で話題となった『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』の前日譚が、待望の文庫化!

[itemlink post_id=”8526″]

2020年12月新刊

信長島の惨劇

本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれてから二週間後。死んだはずの信長を名乗る何者かの招待により、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、そして徳川家康という四人の武将は、三河湾に浮かぶ小島を訪れる。それぞれ信長の死に負い目を感じていた四人は、謎めいた童歌に沿って、一人また一人と殺されていく――。アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』にオマージュを捧げた本格時代ミステリの傑作。

[itemlink post_id=”8437″]

騙る

大物彫刻家が遺した縮小模型、素人の蔵に眠っていた重文級の屏風、デッドストックのヴィンテージ・アロハ……。
こいつは金になる――。古美術業界の掘り出し物にたかる、欲深き人びと。
だましだまされ、最後に笑うのは誰?著者の十八番、傑作美術ミステリー連作集!

[itemlink post_id=”8040″]

彼女のスマホがつながらない

物語は「女性エイト」編集部に入ってきたニュースで幕を開ける。週刊誌編集者が事件を追う令和2年とお嬢様女子大生がパパ活に翻弄される平成30年。新型コロナから芸能スキャンダル、御代替わりまで激動の“いま”を舞台に事件は思わぬ展開へ―。

[itemlink post_id=”8041″]

観月 KANGETSU

大分県杵築市では幻想的な光に包まれる「観月祭」の開催を前に、街は活気に満ちていた。しかし、祭りの一週間前、地元の名産品七島藺作家の波田野七海が突如襲われる事件が発生する。その翌日には、七海の顔なじみのパン屋の妻が絞殺体で発見される。さらにこの殺人事件と時を同じくして、東京の多摩川沿いで首なし死体が見つかる…。圧巻の警察小説。

[itemlink post_id=”8042″]

境界線

2018年刊行の『護られなかった者たちへ』と同じく宮城県警捜査一課を舞台に、東日本大震災による行方不明者と個人情報ビジネスという復興の闇を照らし出していく。震災によって引かれてしまった“境界線”に翻弄される人々の行く末は、果たして。「どんでん返しの帝王」・中山七里が挑む、慟哭必至の骨太の社会派ヒューマンミステリー小説。

[itemlink post_id=”8043″]

教室に並んだ背表紙

[itemlink post_id=”8044″]

偶然にして最悪の邂逅

高校生が廃屋になった旧校舎からの覗きを端に巻き込まれた不思議な事件を描く表題作「偶然にして最悪の邂逅」など、過去と現在が交差しながら、怒涛の展開へと突き進む、“日常の中の非日常”を魅惑的な筆致で贈る全五編。

[itemlink post_id=”8103″]

月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言

悪気なさそうな侵入者たちをめぐる推理が温かな読後感を残す表題作や、電光看板に貼りつけられた不規則な文字列が謎を呼ぶ「ねこちゃんパズル」など、五つの短編を収める。日常に潜む不可思議な謎を、軽妙な会話と推理で解き明かす連作短編集。

[itemlink post_id=”8104″]

コロナと潜水服

五歳の息子には、新型コロナウイルスが感知できる?パパがとった究極の対応策とは(「コロナと潜水服」)。表題作を含む五編の作品が 〈巣ごもり苦〉 からも、きっとあなたを救ってくれるでしょう。

[itemlink post_id=”8106″]

白き女神の肖像

第二回創元ファンタジイ新人賞受賞『宝石鳥』の著者がおくる、描くことにとり憑かれた画家と、彼を取り巻く女性たちをめぐる幻想譚。

[itemlink post_id=”8107″]

バイター

東京都下の大川豆島で発生したウイルス性感染症。罹患者は人の血肉を求める存在と化す。政府はそれを「バイター」と命名。相澤総理大臣の娘・彩香は、不運にも部活動の合宿で島を訪れていた。容赦なくバイターに喰い殺されていく教師や友人たち。混迷が深まる中、自衛隊と警察の混成チーム「ブラッド・セブン」が結成される。彼らの任務は「彩香の救出」という総理の特命だった。稀代のエンタメ作家が放つゾンビパニック小説!

[itemlink post_id=”8108″]

ミッドナイト

警察庁公安〈サクラ〉の田臥警視とロシアの大物スパイがコンビを組んで疾走!
次期長官候補の大江から非公式のオファーを受けた田臥は、ロシアのスパイ親子を青森から警察庁に陸路で連れていくことに。
戦闘機F35の重大な秘密を握る親子に、次々と敵が迫り来る。
日米ロの諜報員が対峙する緊迫のサスペンス大作。好評シリーズ第4弾!

[itemlink post_id=”8064″]

名探偵総登場 芦辺拓と13の謎

空飛ぶ鳥人、衆人環視下で消えた落語家、一角獣のツノに貫かれた死体……「行き過ぎた技巧派」芦辺拓が生み出した綺羅星の如き名探偵たちが、読むものを奇想とケレンに満ちた「探偵小説」の世界に誘なう。渾身の自選傑作集!

[itemlink post_id=”8065″]

雪に撃つ

さっぽろ雪まつり開幕前日に起こった、自動車窃盗事件、少女の家出、そして発砲事件。無関係に見える事件が、一年で一番賑わう札幌でひとつに収束していく。虐待、不正、外国人労働者――刑事たちの執念は届くか。圧巻のタイムリミット・サスペンス。

[itemlink post_id=”8066″]

錬金術師の消失

アスタルト王国の錬金術師テレサとエミリアは、セフィラ教会の聖地の塔へ調査に赴いた。鮮烈な論理と奇想に彩られたファンタジー×ミステリ第2弾。

[itemlink post_id=”8070″]

お電話かわりました名探偵です

Z県警本部の通信指令室。その中に電話の情報のみで事件を解決に導く凄腕の指令課員がいる。千里眼を上回る洞察力ゆえにその人物は<万里眼>と呼ばれている――。ある日の深夜、通報に応答していた早乙女廉は『イエが盗まれた』という一報を受ける。思いもよらぬ訴えに動揺していると、割り込んでくる声が。その声の主こそ、<万里眼>こと君野いぶきだった。果たして事件の真相は? 電話越しに謎に迫る、新感覚警察ミステリ!

[itemlink post_id=”8479″]

遊川夕妃の実験手記 仮面じかけのエンドロール

目が覚めると、そこは殺人ホテルだった――
“お金持ち”黒革裁可(くろかわさいか)から映画制作の破格のオファーを受けた遊川夕妃(ゆうかわゆうき)と千代倉和(ちよくらなごみ)。撮影のため黒革からの招きに応じた2人だが、気づくと他8名の“異常者”と共に「狼と羊ホテル」に閉じ込められていた。
仮面の着用と偽名の使用が義務付けられ、義務を破れば死が訪れる――常軌を逸したルールのもと、誰もが殺人者と被害者に成り得る状況下で、連続殺人の幕が上がる――
この過酷な殺人連鎖(デスゲーム)を生き抜き、謎を解き明かすことができるのか。

[itemlink post_id=”8481″]

2020年11月新刊

悪魔を殺した男

猟奇的皮剥ぎ殺人。悪魔に操られる警察。密室病棟に感染する殺意。残酷にして甘美。累計1000万部超、麻薬的魅力の神永ミステリー。

[itemlink post_id=”8071″]

朝焼けにファンファーレ

法律のプロを目指す司法修習生たち。優秀だけどまだまだ成長中、そして個性強め……。彼らと過ごすささやかな謎に彩られた日々が、教育にあたる大人も変えていく。理想と現実に悩みながら進む彼らの背中に響く、祝福のエール。現役弁護士でもある著者による爽やかなリーガル青春小説が誕生!

[itemlink post_id=”8072″]

アンダークラス

秋田県能代市で、老人施設入居者85歳の死体が近隣の水路から発見された。雪荒ぶ現場に、容疑者として浮上したのは、施設で働くベトナム人アインである。ひょんなことから捜査に加わった警視庁継続捜査班の田川信一は、死体の「手」に疑いを抱いた。捜査線上にあがったのは、流通業界の覇者として君臨する世界的IT企業サバンナだった―。

[itemlink post_id=”8073″]

インフォデミック 巡査長 真行寺弘道

新型コロナウイルスが世界を席巻する。大型連休を目前に控え、内閣総理大臣は特措法に基づく緊急事態宣言を発出し、人々には外出自粛を、人が密集する事業所には営業自粛を求めた。「命を守るため」という触れ込みであった。

[itemlink post_id=”8074″]

江戸染まぬ

江戸に生きる人々が織りなす鮮やかな人生。
“青山流時代小説”の真骨頂!

[itemlink post_id=”8128″]

カラット探偵事務所の事件簿3

「謎解き専門」を謳うカラット探偵事務所。父親の墓に人知れず花を供える怪しい墓参者の正体を追う「秘密は墓場まで」事件、「謎を“作ってほしい”」という不思議な依頼に挑む「遊園地に謎解きを」事件など、日常に潜む些細な謎や奇妙な謎を、所長の古谷と助手の井上が鋭い推理で解き明かす! ミステリの名手による大人気シリーズ、8年振りの最新作にして待望の第3弾。

[itemlink post_id=”8129″]

孤島の来訪者

第29回鮎川哲也賞受賞作『時空旅行者の砂時計』で話題を攫った著者が贈る〈竜泉家の一族〉シリーズ第2弾、予測不能な本格ミステリ長編。

[itemlink post_id=”8130″]

小麦の法廷

杉浦小麦、25歳。新人女性弁護士。
彼女にとっての初めての刑事裁判は、1日で公判が終わるような仲間内で起きた傷害事件。
被疑者との面会を終えて拘置所を出た小麦は、大勢のマスコミに囲まれてしまう。
「あなたは殺人犯のアリバイ作りに協力しているんですか!?」
--えっ! なに? どういうこと!?
彼女が引き受けた取るに足らない国選弁護の仕事は、やがて世間を震撼させる大事件へと変貌する。

敵は法律を知り尽くした悪党と、司法の穴。
それでも、私は、私の正義のために闘う。
捜査機関にはできなくて、弁護人にはできることは。

[itemlink post_id=”8131″]

沙漠と青のアルゴリズム

読書と絵画を巡り、現代に生きる主人公の若手出版編集者が、時空さらには虚実を自在に行き来する。夏目漱石、ポオ、サン=テグジュペリ、そしてAI……。すべてが一つの事実に向かって収斂していく先に隠された真実とは?

[itemlink post_id=”8132″]

十の輪をくぐる

スミダスポーツで働く泰介は、認知症を患う80歳の母・万津子を自宅で介護しながら、妻と、バレーボール部でエースとして活躍する高校2年生の娘とともに暮らしている。あるとき、万津子がテレビのオリンピック特集を見て「私は…東洋の魔女」「泰介には、秘密」と呟いた。泰介は、九州から東京へ出てきた母の過去を何も知らないことに気づく―。

[itemlink post_id=”8134″]

少女モモのながい逃亡

1930年代のヨーロッパ。
ある地方で起きた飢饉の発生により、富農の少女モモは故郷を出て都市に向かう。

しかし経済の疲弊は激しく、住民は「相互監視」を強め、政府の政策に翻弄される。
荒廃した国で、モモはいかに生きていったのか。
第37回小説推理新人賞、第5回アガサ・クリスティ―賞の新人賞ダブル受賞の俊英が描く、人間の陰と光。

[itemlink post_id=”8135″]

人類最強のヴェネチア

人類最強の請負人・哀川潤。今回の任務は、十九歳にして心理学の権威・軸本みよりの調査への同行だ。完璧すぎるメイド・班田玲も加わって楽しい旅行になるはずが、目的地のヴェネチアでは、有名女優らが相次いで溺死させられる、残忍な殺人事件が発生していた。“溺殺魔”と呼ばれる犯人の魔手は、彼女たちにも迫り―!?西尾維新がおくる、とびきりハードで危険な探偵譚! 

[itemlink post_id=”8136″]

新宿特別区警察署 Lの捜査官

「新宿L署」に本日着任の新井琴音警部は、子供のインフルエンザで初出勤すら危ぶまれていた。夫の敦は警視庁本部捜査一課の刑事だが、琴音のほうが階級は上で、夫婦仲はぎくしゃく中。なんとか署に到着した琴音は、個性的な服装の女性部下・堂原六花から、歌舞伎町のホテルで全裸の女性遺体が発見されたと聞き…。母であり妻であり警察署幹部である琴音と、レズビアンの異色捜査官として男性中心組織の中で闊歩する六花。L署の面々と共に、事件解決に向けて奮闘する!

[itemlink post_id=”8471″]

聖女か悪女

結婚パーティーの最中、カリスマブロガーの月村珠里亜が倒れ、昏睡状態に。カウンセラーの麻乃紀和は、死んだ息子を陥れた珠里亜に復讐を果たすべく、彼女の身辺を調べ始める。そんな折、四谷の超高級マンションで発見された8体の惨殺死体。紀和が辿り着いたのは、六本木のマンションで8人の子供たちが監禁された“モンキャット事件”だった―

[itemlink post_id=”8114″]

その色の帽子を取れ -Hackers’ Ulster Cycle-

日々進化するサイバー犯罪に対抗するため『クー・フーリン』という高度なセキュリティ製品を扱うショウは、かつての友人で今は行方不明のサクを探していた。その中で、ショウは未曽有のサイバー事件に巻き込まれていく。サイバーセキュリティに携わる者が取る帽子は2つ―彼らが選ぶのは秩序を守る白の帽子か、それとも混沌をもたらす黒の帽子か。

[itemlink post_id=”8115″]

そして、海の泡になる

バブル期に史上最高額の負債を抱え、自己破産した朝比奈ハル。平成が終わる年、彼女は、ひっそりと獄死した。その生涯を小説に書こうと決めた“私”は、生前の姿を知る関係者に聞き取りを始める。戦後、バブル、コロナ……日本社会を鋭く描く、社会派ミステリー。

[itemlink post_id=”8116″]

探偵は友人ではない

わたし、海砂真史(うみすなまふみ)の幼馴染み・鳥飼歩(とりかいあゆむ)はなぜか中学校に通っておらず、頭は切れるが自由気儘な性格で、素直じゃない。でも、奇妙な謎に遭遇して困ったわたしがお菓子を持って訪ねていくと、話を聞くだけで解決してくれた。彼は変人だけど、頼りになる名探偵なのだ。歩の元に次々と新たな謎──洋菓子店の暗号クイズや美術室での奇妙な出来事──を持ち込む日々のなかで、ふと思う。依頼人と探偵として繋がっているわたしたちは、友人とは言えない。でも、謎がなくたって会いたいと思った場合、どうすればいいのだろう? ささやかな謎を通して少年少女の心の機微を描いた、第28回鮎川哲也賞『探偵は教室にいない』、待望のシリーズ第2弾!

[itemlink post_id=”8118″]

地べたを旅立つ 掃除機探偵の推理と冒険

鈴木勢太、性別男、33歳。未婚だが小学5年生の子持ち。北海道札幌方面西方警察署刑事課勤務……のはずが、暴走車に撥ねられ、次に気づいたときには……「スマートスピーカー機能付きロボット掃除機」になっていた! しかもすぐ隣の部屋には何故か中年男性の死体が。小樽まで約30キロ。掃除機の機能を駆使した勢太の大いなる旅が始まる。だが、行く手にたちはだかる壁、ドア、段差! 自転車、子ども、老人! そして見つけた死体と、賀治野と、姉の死の謎! 次々に襲い掛かる難問を解決して小樽に辿り着き、勢太は朱麗を守ることができるのか?

[itemlink post_id=”8478″]

白日

千日出版の教育部門で課長を務める秋吉に衝撃的な情報が入った。事業を率いる梶原局長の中3の息子が、謎の転落死を遂げたというのだ。部署が一大プロジェクト――大手進学塾と合併し社を独立、IT企業との提携のもと、最新技術を駆使した[引きこもり・不登校対策]を打ち出す新時代の高校を開校――に臨んでいたときだった。

[itemlink post_id=”8475″]

風致の島

東南アジアでの巨大リゾート開発推進のため日本のスーパーゼネコンから現地役員として「島」に乗り込んでいた青木は、資金として投入された莫大な裏金の一部を着服して会社を離れ、計画が頓挫した後も島で隠遁生活を送っていた。現地で飼い殺しにされている元同僚の西村から、カジノを中心とする新たな開発計画の存在を聞いた青木は、その利権に食い込むため動き出す。
一方で青木は、島の男の二番目の妻になっていた日本人の女ミチコを「飼って」いた……。

[itemlink post_id=”8474″]

復讐の協奏曲

三十年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。
事務所に〈この国のジャスティス〉と名乗る者の呼びかけに応じた八百人以上からの懲戒請求書が届く。
処理に忙殺されるなか事務員の洋子は、外資系コンサルタント・知原と夕食をともに。
翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕された。
弁護人を引き受けた御子柴は、洋子が自身と同じ地域出身であることを知り…….。

[itemlink post_id=”8119″]

冬の狩人

H県警捜査一課に一通のメールが届いた。3年前の未解決殺人事件「冬湖楼事件」の重要参考人で行方不明の阿部佳奈を名乗り、出頭条件に新宿署の刑事・佐江による保護を求めていた。凄腕のマル暴だが刑事を辞める決意だった佐江は、H県警の若手刑事・川村と未解決事件や阿部の動きを捜査する。佐江は阿部と待ち合わせるが、そこに殺し屋が──誰が裏切ったのか!? 圧倒的熱量! 人気漫画「YUKITO 雪人」原作シリーズ待望の新作!!

[itemlink post_id=”8120″]

ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

殆どの人が訪れたことのない平凡で小さな町。寂れた観光地。ようやく射した希望の光をコロナが奪い、さらに殺人事件が…。犯人と探偵役、それぞれの仕掛けが張り巡らされています。騙されないように、お読みください。

[itemlink post_id=”8121″]

傍聴者

複数の交際相手を殺害した牧村花音。彼女の公判の傍聴に通う女性たち。事件の全貌が見えた時、いつしか「傍聴者」たちが主役になる。

[itemlink post_id=”8122″]

放課後の嘘つきたち

英印高校ボクシング部の寡黙なエース・蔵元修は、幼馴染で同級生の白瀬麻琴に誘われ、部活同士のトラブル解決を担う部活連絡会を手伝うことに。カンニング疑惑のある演劇部を探る修は、皮肉屋の部長・御堂慎司が黒幕だと推理するが……陸上部の幽霊騒動や映画研究会の不可解な作品改竄など、よく知るはずの放課後に潜む仄暗い謎と、その謎が呼び起こす修たち自身の嘘――高校生たちの成長と再生を綴る青春ミステリ連作集。

[itemlink post_id=”8123″]

MEMORY 螺旋の記憶

ホラー作家の失踪、酒蔵関係者の連続惨殺事件、そして九年前の奇妙な依頼。その真相は螺旋の記憶の奥底で蠢いていた。元刑事の探偵・槙野康平と「捜一の鉄仮面」と呼ばれる刑事・東條有紀の捜査が再び交差する本格ミステリー。

[itemlink post_id=”8124″]

誘拐ファミリー

誘拐が七十年続く浅井家の家業。固い絆で結ばれる一家六人だったが、跡目を巡って長兄、次兄が反目しあっていた。家長は決着をつけようと、二人を競わせる課題を出す。それは、ある巨大教団の幹部二人を誘拐し身代金をせしめることだった。この課題が浅井家を二分する争いに発展する――。長編犯罪小説。

[itemlink post_id=”8141″]

放課後探偵団 2

〈響け! ユーフォニアム〉シリーズの武田綾乃、『あの日の交換日記』でブレイク中の辻堂ゆめ、『タスキメシ』『競歩王』などスポーツ小説でも活躍の額賀澪、『楽園とは探偵の不在なり』で話題沸騰中の斜線堂有紀、“若き平成のエラリー・クイーン”こと青崎有吾、5名の1990年代生まれ作家で贈る、学園ミステリアンソロジー!

[itemlink post_id=”8472″]

2020年10月新刊

アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿

駆け出しの貧乏ライター湾沢陸男――この男の行くところに、奇っ怪な事件あり。癖の強すぎるスタッフが集うウェブマガジン『アウターQ』。エンタメサイトのはずなのに引き寄せてしまう、ホンモノを……。『笑う露死獣』『歌うハンバーガー』『飛ぶストーカーと叫ぶアイドル』ほか、七編を収録。すべての記事が繋がるその瞬間、突き落とされる世界とは? ホラー界の俊英が描く、あなたのヨミを必ず裏切る新感覚ミステリー!

[itemlink post_id=”8142″]

姉さま河岸見世相談処

四十近くで容色おとろえないのは吉原七不思議、きりっとした美貌で殿方を振り返らせる――元花魁の七尾姉さんは、落籍されたのに吉原に舞い戻り、千歳楼という見世を営む変わり者。酒にめっぽう目がないが、人の情もめっぽう深く、悩み事を解いてゆく。

[itemlink post_id=”8144″]

イノセンス

音海星吾は美術サークルに所属する大学生。中学生時代、不良に絡まれた星吾は、彼を助けようとして身代わりに刺された青年を見捨てて逃げてしまう。青年はその後死亡したため、星吾はネット社会を中心とした世間の誹謗中傷を浴び続ける。

[itemlink post_id=”7077″]

扇物語

“洒落にならない化物でして。吸血鬼さえ、敵ではないほどの”友人の食飼命日子に彼氏との仲違いを相談された阿良々木暦。自身も戦場ヶ原ひたぎから別れを告げられたばかりだった―謝罪の言葉と共に。騒動は怪異の仕業だと推理した暦は、裏面にして怪異のエキスパート・忍野扇のもとへ向かう。これぞ現代の怪異!怪異!怪異!収録作:おうぎライト/おうぎフライト。

[itemlink post_id=”8047″]

彼らは世界にはなればなれに立っている

“始まりの町”の初等科に通う少年・トゥーレ。ドレスの仕立てを仕事にする母は、“羽虫”と呼ばれる存在だ。誇り高い町の住人たちは、他所から来た人々を羽虫と蔑み、公然と差別している。町に20年ぶりに客船がやって来た日、歓迎の祭りに浮き立つ夜にそれは起こった。トゥーレの一家に向けて浴びせられた悪意。その代償のように引き起こされた「奇跡」。やがてトゥーレの母は誰にも告げずに姿を消した。消えた母親の謎、町を蝕む悪意の連鎖、そして、迫りくる戦争の足音。「相棒」の人気脚本家がいま私たちに突きつける、現代の黙示録!

[itemlink post_id=”8045″]

くちばみ

血で骨を洗う斎藤道三「父子の相克」一代記。古く蝮を「くちばみ」と呼んだ。鋭い毒牙を持つその長虫は、親の腹を食い破って生まれてくるという――。

[itemlink post_id=”8046″]

首イラズ 華族捜査局長・周防院円香

円香さまが動けば、事件が動く、国が動く――。〈麗人公爵・周防院円香〉が連続殺人に挑む大正時代ミステリー! 時は大正、警察庁に「華族捜査局」が新設された。局長の周防院円香と、来見甲士郎は、九鬼梨伯爵家で起きた毒殺事件を捜査する。動機は相続権争いと思われた矢先、彼らの前に第二の犠牲者の「生首」が現れ、九鬼梨家の「首なし村の呪い」が明らかに。犯人の真の目的、暴いてはならなかった“一族の秘密”とは……。

[itemlink post_id=”10081″]

五色の殺人者

なぜ犯人の服の目撃証言は、
「赤」「緑」「白」「黒」「青」と五通りなのか。食い違う目撃証言、見つからない凶器の謎。不可能犯罪の真相は、切れ味鋭いロジックで鮮やかに明かされる!これぞ本格ミステリの面白さ! 第30回鮎川哲也賞受賞作。

[itemlink post_id=”8146″]

コーチ

恋も仕事もそこそこ、流されるままに25年生きてきたことりの転職先は「はげまし屋」。求職情報で偶然見つけた、おんぼろマンションの一室にあるオンライン専門の人生相談所だ。身近には打ち明けられないひそかな悩みが、ことりの元に次々と舞い込む。新米コーチのことりにクライアントの悩みを解決できるのか?

[itemlink post_id=”8501″]

この本を盗む者は

書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、深雪は残されたメッセージを目にする。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”

[itemlink post_id=”6436″]

SIGNAL シグナル

電波天文台が三百万光年離れたM33さんかく座銀河からの人工電波を捉え、史上初めて地球外知的生命体が確認された。感動を分かち合いたい中学二年の芦川翔は、高等部の先輩で天文学者を母に持つ朱鷺丘昴の存在を知る。しかし朱鷺丘は極端に無口な変人だった。一方、宇宙から謎の「声」を感知する人々が現れる。呼び集められた彼らは、ある実験を試みた…。十七年後、研究者となった朱鷺丘が、電波信号の解析に成功する。人類に向けて、宇宙の彼方から信号を送り続ける“彼ら”の目的とは?

[itemlink post_id=”8502″]

死者と言葉を交わすなかれ

不狼煙さくらは探偵・彗山小竹との浮気調査中に、調査対象の死に遭遇。一見病死だが、しかけた盗聴器からは“死者との会話”が流れ出してきた!?これは自然死か、死者の呪いなのか…。旧知の警察官に興信所廃業の脅しをかけられるなか、真相を追う二人は予想だにしない悪意に出遭う―。デビュー二作目にして本格ミステリ大賞を受賞した天才に、あなたは絶対に騙される。

[itemlink post_id=”8075″]

死の扉

元プロ野球選手が殺人で起訴されたが、ある男の証言が決め手で無罪となった。
男の息子はつい最近亡くなっており、息子を安楽死させた疑いで、華岡検事は担当医師を取り調べているところだった。ふたつの事件に違和感を抱いた華岡はさらに捜査を進めた――。終末期医療のあり方を問う、ヒューマンミステリー!

[itemlink post_id=”8081″]

相剋 越境捜査

警視庁の鷺沼と神奈川県警の宮野は、神奈川県警管内で発見された腐乱死体が碌な捜査もせず自殺と断定されることに疑問を持ち捜査を開始する。だが、二人の行く手を警察上層部が阻む。その裏には政治家の影がちらついていた。
型破りコンビが巨悪と戦う大人気警察シリーズ最新作。

[itemlink post_id=”8503″]

辻宮朔の心裏と真理

『記憶屋』の著者が放つ、恋する吸血種シリーズ第2弾!花村遠野の甘い生活を脅かす、無差別殺人事件発生!被害者全員が、吸血種!?

[itemlink post_id=”8083″]

デルタの羊

アニメ製作プロデューサー・渡瀬智哉は、念願だったSF小説『アルカディアの翼』のテレビアニメ化に着手する。
しかし業界の抱える「課題」が次々と浮き彫りとなり、波乱の状況下、窮地に追い込まれる。
一方、フリーアニメーターの文月隼人は、ある理由から波紋を広げる “前代未聞のアニメ”への参加を決意するが……。

[itemlink post_id=”7075″]

銀齢探偵社静おばあちゃんと要介護探偵2

元裁判官で80歳を超えた今も信望が厚い高遠寺静と、中部経済界の重鎮にして車椅子の〝暴走老人〟香月玄太郎の老老コンビが難事件を解決する、人気シリーズ第2弾。
今回は舞台を東京に移し、玄太郎ががんを患った状況下で5つの事件に挑む!

[itemlink post_id=”8497″]

動物警察24時

東京都に設置された動物保護が目的の〈東京アニマルポリス〉通称TAPで、精力的に活動する北川璃々。後輩の中島涼太や警察官の天野広大らと数々の事件を解決するが、ついにはTAP存続に関わる事件が。彼女らはどう立ち向かうのか!?

[itemlink post_id=”10079″]

日没

小説家・マッツ夢井のもとに届いた一通の手紙。それは「文化文芸倫理向上委員会」と名乗る政府組織からの召喚状だった。出頭先に向かった彼女は、断崖に建つ海辺の療養所へと収容される。「社会に適応した小説」を書けと命ずる所長。終わりの見えない軟禁の悪夢。「更生」との孤独な闘いの行く末は――。

[itemlink post_id=”7076″]

眠れる美女

『ジゼル』の事件を乗り越え、新設された東京スペリオール・バレエ団。旗揚げ公演『眠れる森の美女』を”バレエ界の至宝”シルヴィア・ミハイロワが演出することになり、団員たちは歓喜する。しかし、客演が決まった世界的プリマのユリカ・アサヒナは我が儘で、人間関係に軋みが生じていく。
そして、悪の精”カラボス”を名乗る人物から不気味な脅迫状が届き、小道具の糸車の針でダンサーが次々に毒殺される――

[itemlink post_id=”8100″]

エターナル

2019年、表参道。咲子の前に優雅な身のこなしの美青年が現れた。「僕は殺し屋です。11年前にあなたのご両親と妹を死なせた犯人の殺害を承りました」――驚く咲子に、久遠(くどう)と名乗るその男は、自分たちが“家業”として受け継いできたルールを語りはじめた。

[itemlink post_id=”8496″]

ババヤガの夜

お嬢さん、十八かそこらで、なんでそんなに悲しく笑う――。暴力を唯一の趣味とする新道依子は、腕を買われ暴力団会長の一人娘を護衛することに。拳の咆哮轟くシスターハードボイルド! 

[itemlink post_id=”8101″]

化け者心中

その所業、人か鬼か―時は文政、所は江戸。当代一の人気を誇る中村座の座元から、鬼探しの依頼を受け、心優しい鳥屋の藤九郎は、かつて一世を風靡した稀代の女形・魚之助とともに真相解明に乗り出す。第11回小説野性時代新人賞受賞作。

[itemlink post_id=”8495″]

みがわり

つまらない筋書きを断固拒否する。これはわたしの物語。わたしの人生。駆け出し作家の律は、自分と瓜二つの亡き女性の伝記を書くことに。だが辿り着いた真実によって、律は窮地に追い詰められていくーー。

[itemlink post_id=”8099″]

湖の女たち

『悪人』『怒り』を超える愛の衝撃! 吉田修一史上「最悪の罪」と対峙せよ。琵琶湖近くの介護療養施設で、百歳の男が殺された。捜査で出会った男と女―謎が広がり深まる中、刑事と容疑者だった二人は、離れられなくなっていく。一方、事件を取材する記者は、死亡した男の過去に興味を抱き旧満州を訪ねるが……。昭和から令和へ、日本人が心の底に堆積させた「原罪」を炙りだす、慟哭の長編ミステリ。

[itemlink post_id=”8059″]

もしかして ひょっとして

トラブルやたくらみに巻き込まれて、お人好しが右往左往。助けを求められたなら、放っておくことはできやしない。誤解も悪意も呑み込んで、奇妙な謎を解き明かせ! にぎやかでアイディアに満ちた6つの短編ミステリ。

[itemlink post_id=”8095″]

谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題

下町情緒あふれる東京の谷根千(谷中・根津・千駄木) の路地裏にある、隠れ家的雑貨屋「怪運堂」。明るさだけが取り柄の女子大生・岩篠つみれは、ミステリアスな店主・竹田津優介の秘められた探偵の素質に気付く。

[itemlink post_id=”8058″]

揺籠のアディポクル

半人形―それがコノハの最初の印象だ。隻腕義手の痩せた少女が、タケルのただひとりの同居人だった。医師の柳や看護師の若林とともに、病原体に弱い二人を守るはずだった無菌病棟、通称“クレイドル”。しかし、ある大嵐の日、“クレイドル”は貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。不安と焦燥を胸に、二人は眠りに就き、―そして翌日、コノハはメスを胸に突き立てられ、死んでいた。外気にすら触れられない彼女を、誰が殺した?

[itemlink post_id=”7074″]

霊能者たち

霊が人の身体を離れるときに起こるさまざまなトラブルを解決するために、人知れず命まで懸ける霊能師たちの活躍を、ときに優しく、ときにシニカルに、ときにユーモラスに活き活きと描く『霊能ミステリー』登場!

[itemlink post_id=”8057″]

まとめ

ことしはどんな作品が上位に並ぶのでしょうか。12月が待ち遠しいですね。

【順位】このミステリーがすごい!2021ランキング決定《国内編》 | 気持ちのスイッチ