【海外ミステリー】2023年 バリー賞 受賞作

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 バリー賞 を書きます。

Deadly Pleasures Mystery Magazine は、 2023 年のバリー賞の受賞者を次のように発表しました。。

バリー賞とは

1997年からアメリカ合衆国の季刊推理雑誌『デッドリー・プレジャーズ (Deadly Pleasures) 』の編集者らによって授与されるミステリの賞。

長編賞、新人賞、英国ミステリ賞、ペーパーバック賞、スリラー賞、短編賞、ノンフィクション賞などの部門がある。

長編賞

正義の弧(Desert Star)」マイケル・コネリー

未解決事件班の責任者になったバラードはボッシュをチームに引き入れる。優先すべきは約三十年前の女子校生殺人事件だったが、ボッシュは夫婦と子ども二人が砂漠に埋められた一家殺害事件に没頭して言うことを聞かない。班員には事物に触れて見えない事情を感じるという共感能力者もいてバラードを困らせる。ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第4弾。

新人賞

「THE MAID」ニタ・プローズ (「メイドの秘密とホテルの死体」)

5つ星ホテル客室の謎の死。掃除メイドは何を見た?事件にはもう一つの真相が…
社会性に乏しく、他人の意図を読みとることができないモーリー。
彼女は9カ月前に亡くなった祖母の教えを頼りに、地元の高級ホテルで客室メイドとして働いていた。
ところがある日、清掃に入った客室で悪名高い大富豪ブラックの死体を発見。
警察の捜査が始まると、人づきあいが苦手で誤解を招きやすい性格が災いし、人々から疑惑の目を向けられる。
さいわい、ずっと見守ってくれていた老ドアマンをはじめ、頼れる仲間が現われ、危機一髪を脱する作戦にでるが…予想もしない展開の奇妙な味のミステリー

スリラー賞

特定の時代の殺人者」ディアナ・レイボーン

かつてはナチの残党を、現在は犯罪者を標的とする暗殺組織〈美術館〉。社会に害をなす者の抹殺に40年を捧げた60歳のビリーたち女性暗殺者4人は、引退の日を迎えた。記念にクルーズ旅行に出かけたところ、組織が彼女たちを裏切り者とみなし暗殺指令を出したと判明。生き延びるには知恵と暗殺術を駆使して反撃するしかない! 殺すか殺されるかの危険な作戦の行方は――。MWA賞候補作の著者が贈る極上のエンターテインメント!

最新海外ミステリーニュース20230903(執筆者・木村二郎) – 翻訳ミステリー大賞シンジケート