

団地での飛び降り、居心地の悪いお茶会、ある住人の事故死とそれに対するママ友たちの非常識な言動。
幸せだったはずの梨津の日常は、じわじわと恐怖と狂気に染まっていきます。
Contents
闇祓
辻村深月の新境地。やみはら。
ホラーとミステリが融合した作品です。
これまで『ふちなしのかがみ』『きのうの影踏み』とホラー系の短編集を2冊書いた経験があるという辻村さん。
長編ミステリーはこれがはじめて。
でも辻村さんはホラーを読むのも観るのも大好きで、デビュー直後からいつかはホラーの長編を書きたいと思っていたといいます。
「目指したのは日常に軸足を置いた、続きが気になる“読ませる”ホラー。入り口は身近なママ友トラブルであっても、出口には予想外の景色が広がっているのを見てもらえたら嬉しいです」
「うちのクラスの転校生は何かがおかしい――」
クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。
しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。
唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。
ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるが――。
身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。一気読みエンタテインメント!
良い口コミ
読んでいると何度も「人の印象」が裏返る。このクルクル変わる様子は、きっと現実でも同じ。人はみんな、脆くて怖くて強い。
物語に集中しすぎてこっちまで闇ハラ受けてる気分になったくらい。
得体の知れない超常的な存在を絡めながらも現実にどこにでもある人間関係によるリアルな恐怖の描き方がエグい。
まとめ
- ポイント1
- ポイント2
- ポイント3
【新刊】このミステリーがすごい !2022選考対象作品リスト《国内編》2021年10月~2月 | 気持ちのスイッチ
【新刊】このミステリーがすごい!2022選考対象作品リスト《国内編》2022年3月~9月 | 気持ちのスイッチ

