【2025年4月】 注目の 国内ミステリー 小説10選

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 注目のミステリー小説 を書きます。※本ページにはPRが含まれます

2025年4月に発売予定される話題作を厳選してご紹介します。法廷サスペンスからホラー、伝統的な本格ミステリーまで、バラエティ豊かなラインナップ。あなたの推理欲を刺激する1冊が、きっと見つかるはず!

注目の 国内ミステリー 小説

『記憶の対位法』高田大介 2025年04月30日 

マグレブ系のルーツを持つフランスの新聞記者ジャンゴは、隠遁していた祖父の遺品を整理するつとめを兄から押しつけられた。対独協力者として弾劾されて以降、一族と距離を置いて暮らしていた祖父ーージャンゴは祖父宅の隠し部屋から二十を超える黒檀の小箱と、その内張に使われていた謎の紙片を発見する。取材先で知り合った大学院生ゾエの協力のもと、ジャンゴは祖父が晩年追い求めたものの正体を探る。〈図書館の魔女〉シリーズの気鋭が贈る知的探究の喜びに満ちた最新長編。

『普通の底』月村了衛 2025年04月23日 

ただ、普通でありたかった。 なぜそれがそんなに困難だったのか。 ある青年から届いた手紙には、幼少期から「普通」を願って生活を送ってきたことが書かれていた。 普通な家庭、普通な教育、普通な交友関係。 多少の挫折はあっても、彼は「普通」の軌道に乗り続けているーーはずだった。 今、彼はとても困難な状況にいる。 どこでそうなったのか。 どうしてそうなったのか。 トー横に行ってしまったからか、それとも大学時代の起業サークルが原因か、それとも重くのしかかる奨学金のせいだろうか。 三通の手紙があぶり出すのは、現代社会にはびこる精神的幼稚さと、その末路。 常に時代を予見してきた著者が挑む、令和の『人間失格』。

『嘘と隣人』芦沢央 2025年04月23日

ミステリ・ランキング常連の注目作家による、新境地連作ミステリ。 地獄は始まる。あなたの隣の小さな悪意から……。

『ふたり腐れ』櫛木理宇 2025年04月23日 

コールセンターで働くイチカは平凡な日常を静かに過ごしていた。そんなある日、居酒屋で隣り合った大柄な女が人を殺す場面を目撃したことから、連続殺人鬼との奇妙な共同生活が始まる……その関係は支配か友情か恋か。ふたりが堕ちてゆく果てにあるものとは?

『珈琲怪談』恩田陸 2025年04月16日 

なんか、怖い話ない? 異界が覗き、怪異の似合う古い街。 男たちが喫茶店に集ってすること、とはーー。 男子会で、ホラーをダベる。京都、横浜、東京、神戸、大阪、再びの京都ーー。なぜ多忙な四人の男たち(外科医、検事、作曲家、音楽プロデューサー)は、わざわざ遠出して喫茶店を何軒もハシゴしながら、怪談を披露し合うのかーー。そして、いつも茫洋としているが、気づくとなにか肝心なことをぼそっと呟く塚崎多聞とは誰なのか? ホラー小説家としてデビュー(『六番目の小夜子』)した著者による、深煎りネルドリップ、男子ホラーはいかが? 奇妙な味がじわじわ恐い(ほぼ実話)全6編。

『出版禁止 女優 真里亜』長江俊和 2025年04月16日 

撮影中止か、さもなくば死を! 呪われた映画に挑んだ新進女優に密着する。主演すべてが不可解な死を遂げてきた、呪われたシナリオ。三度復活した企画に、新進女優が果敢に挑む。モチーフは実際にあった連続殺人事件。昼間は目立たないOLが、夜は街角に立って客を取り、時に絞殺する。主役の殺人鬼の役作りに悩むうち、いつしか女優は心の平穏を失っていく。惨劇はまたしても繰り返されるのか?

『掟上今日子の保険証』西尾維新 2025年04月16日

「私は掟上今日子。現在不眠症。」    *  *  *   〈忘却探偵〉と四つの病い、四つの謎。    *  *  *   今日も今日とて容疑者にされる青年・隠館厄介。 その悲鳴のような依頼を受けて駆け付ける忘却探偵・掟上今日子だったが、どうやらいつもと様子が違うようでーー。 【不眠】–煙のように消えた赤子 【歯痛】–歯のない死体 【船酔】–過去と現在の二重密室 【猫アレルギー】–猫による不可能犯罪 病いに襲われる忘却探偵は謎を解き厄介を救うことができるのか?    *  *  *   彼女の記憶は「一日」限り。タイムリミットミステリー!

『もの語る一手』青山美智子ほか 2025年04月09日

将棋は、決断のゲームである。無数の選択肢から、一手を選ぶ。 将棋は、明快なゲームである。残酷なまでに白黒がはっきりとつく。 しかし、単純な「結果」にたどり着くまでの間に、無数の思いが凝縮されている。 だからこそ、将棋は物語の宝庫なのだーー。 超豪華執筆陣による「決断」をテーマにした傑作将棋小説アンソロジー。

『夏休みの殺し屋』石持浅海 2025年04月08日 

奇妙な依頼の数々に、彼らはついつい「推理」をしてしまう……。 殺し屋が日常の謎を解く異色のミステリー短編集。 人気シリーズ第4弾!! 人知れず副業で殺し屋稼業を営む富澤允と鴻池知栄。二人のもとに届く殺害依頼はいつも謎めいている。 畑に人形を埋め続けるターゲット、死体に椿の花を添えて欲しいというオプション、“夏休み”期間限定の殺害──。 目次 近くで殺して   人形を埋める  残された者たち  花を手向けて  夏休みの殺し屋

『闇をわたる セレブ・ケース』堂場瞬一 2025年04月07日 

「上級国民」の闇を暴け! 愛車はポルシェ・カイエン、自宅は六本木の高級マンション。 セレブ出身、セレブ担当刑事が追うのは、セレブリティが吐いた嘘。 主人公・二階堂悠真の肩書は、「警視庁特別対策捜査官」。 警視総監直轄の部署……といっても、実際には「部署」ではなく「窓口」で、担当は彼一人だけ。 ある日、二階堂のもとにある女性が相談に訪れる。窃盗事件の被害届を出したいのだが、所轄の態度が気に食わないので何とかして欲しいとのこと。彼女は被害者の後妻で、元ホステスの女だった。 被害者は港区内に住む資産家・梅島。ラーメン屋の親父から、一代で巨大飲食チェーンを育て上げた“成金”で、会ってみると極めて高慢な人物。 しかも、非常に立派なウォッチワインダーがあるのに、時計が置いていない=盗まれた可能性があるのに届けて出ていないなど、怪しい面がある……。 捜査を進める二階堂の元に、今度は渋谷中央署から電話が。 なんと、総務省審議官の息子を強盗の容疑でしょっ引いたというのだ。 複雑に絡み合う二つの事件、秘められた名門一家の過去とは。 待望の新・警察シリーズ始動!