溺愛ぶりが愛おしい「作家と犬」

作家と犬
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 作家と犬 を紹介します。

世の中にはイヌ派とネコ派のどちらが多いのでしょうか。

博報堂の調べによると、1992年から2010年までの統計では、イヌが16.5%から20.6%まで上昇する一方で、ネコは11.4%から10.8%へとほぼ横ばいなのだとか。

犬の人気が強いことがわかります。

ペット界の人気を二分するイヌとネコ。

そこに目を付けて編集した本があります。

「作家の犬」です。

表紙を飾るのは中野孝次の愛犬ハラス。

志賀直哉に始まり久世光彦に終わる。

犬好き作家25人のワンチャンの写真と作品で綴った犬好きにはたまらない一冊です。

手に巻いた包帯を見せるたび萎縮した白州正子の“奈々丸”。

近所に熊が出没したことに驚いた作家遠藤周作がとった驚きのエピソード。

文壇2大犬派─志賀直哉vs川端康成をはじめ、江藤淳、檀一雄、白洲正子、井上靖、吉田健一、中野孝次、いわさきちひろ、黒澤明まで。

犬を軸に見ると、人もまた違って見えてきます。

読んでいるうちに涙するかもしれません。

巻末には犬の本リストが掲載。

つられて本も読みたくなる仕掛けが仕組まれています。

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