
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。
人に物を買わせるのはたやすいことではありません。
しかし、人の心理が持つ特徴を理解すれば、人が物を買わざるを得ない状態に導くことができます。
心理学の研究から導き出された理論を元に、様々な方法を具体的に紹介した心理学の超入門書です。
本の前半は心理学の授業のような説明が続くので眠くなります。
しかし、そこを通り過ぎてしまえば、さまざまな「あるある」情報をもとに
人間心理の仕組みが学べるので、マーケティングに悩む経営者は一読の本です。
人の心を操るというのは、一歩間違えればダークサイドに足を踏み入れることになります。
本書ではヒトラーが人心掌握をするツールとして使ったこと。
元大阪知事の橋下徹も参考にしていたことなどが書かれています。
つまり、詐欺師や支配欲が強い人の手に渡れば格好の武器になることがわかります。
巻末の章は、消費者である私たちが頭に入れておきたい心構えがまとめてあります。
アマゾンの書評では評価はあまり高くありませんが、
人間心理が陥りやすい状態を頭に入れること。うますぎる話には疑問を持つこと。などの大切さが学べます。
本書のタイトルは誇大広告そのものですが、
「黒すぎる心理術」となっている理由がわかるような気がします。
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