
現役時代、女性の制作者たちと子育ての番組を作りました。作りながら思ったのは子育ての大変さは、当事者にならないと実感できないことでした。
少子化・高齢化がすすむ日本。年金や健康など高齢者福祉も大切ですが、比率として子育て世代を支援する動きはスローな気がしてなりません。
Contents
子育てベスト100

著者は自分も子育てを実践中のジャーナリスト。取材の中から知った子育てに関する知識を整理し体系化した本です。
- 育児情報を取材者の視点から整理し交通整理している
- 一つの目標に対して複数の方法を提示しているので選択しやすい
- 合間時間で気軽に読める
育児関係の情報は世の中にあふれています。その情報に振り回される人たちが多いことに気づいたのが本書を企画するきっかけだったと著者は言います。
本書では、様々な事情を抱えた親御さんが、親子のスタイルにあった行動ができるよう、六つのジャンルに分けた教育の理論を百項目に振り分けてまとめています。
注目したいのが六つのセクションの中にある「体力」です。
健康は学びの土台であり、最優先すべきものなのですが、地味なのであまり教育本の主題にはなりません。でも専門家の間では、これこそが一番大事と強調される人が多いそうです。(担当編集者)
一項目あたり複数の解決方法が紹介されている上、2~3ページにまとまっているため、育児の最中などに開いてみることができるので、実践しやすいのが特徴です。
大事なことだけをスクラップしてくれたファイルのような本で、検索性も高く、見返すことも簡単。これは買いの一冊で間違いないです。
Yes、butじゃなくて、Yes、andのマインドを大切にする、というのはこれから気をつけよう!と思いました。でも…と否定するんじゃなくて、そうだね、それで…と子供の発想を深めていく声掛けは大切で。普段子供に対して、でもさ〜と否定的な接続詞を使ってるなぁと反省しました。
キーワードの網羅性はあるけど、深い説明はない感じ。でもやっぱり拾い読みにはこういうのラク!