海外小説の中でもミステリー・推理小説は読みづらいと思う人がいますが、それは誤解です。
多くの人から評価を集めた作品の中には日本の作品にはない意外な発見が隠されています。ホラー愛好家36人が推すベストホラーから読んでみてはいかがでしょうか?
ホラー 小説とは
ホラー小説は、読者を怖がらせたり、不安にさせたりする物語です。怪物や幽霊、恐ろしい出来事が描かれ、読者にスリルや恐怖を与えます。暗い雰囲気や不気味な場面が特徴です。
「禍」 11票
「俺はここにいると言ってるんだ。いないことになんかできねえよ」。恋人の百合子が失踪した。彼女が住むアパートを訪れた私は、〈隣人〉を名乗る男と遭遇する。そこで語られる、奇妙な話の数々。果たして、男が目撃した秘技〈耳もぐり〉とは、一体 (「耳もぐり」)。ほか
- どの短編も、口、耳、目、肉、鼻、髪、肌…といった人体のパーツがそれぞれのテーマになっている。読書好きの人が知ったら引き返せなくなること必至の「食書」
- 誰もがちらっともっている願望とかを元に膨らませた短編集。笑う本?
- どうやってこんな表現を思いつくのだろう?という禍々しいのに容易に想像できるリアルさが気持ち悪くてもはや読みながら何度か笑ってしまった
「近畿地方のある場所について」 9票 背筋
情報をお持ちの方はご連絡ください。近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきた。近畿地方のとある場所を舞台に様々な物語が展開、どれも数ページ、時間も場所も人もバラバラ、読んで行くと断片的に繋がっていく。
- 近畿地方のとある場所。それにまつわる情報を集めることでどんどん怪異に引き込まれていく、じわじわとした恐怖がたまらなかった。
- 自分の周りにも現れるのではないかと思わせられる恐怖感がありました。構成も秀逸で巻末の袋とじも相まって一層恐さが掻き立てられます。
- 風呂敷を広げに広げて真相を有耶無耶ににするのではなく、はっきりオチが付けられているのもポイントが高い。
「をんごく」6票
妻を亡くした画家の壮一郎は巫女に口寄せを依頼する。しかし妻を降ろした巫女は誰も知らない歌を歌い、最後に「奥さんな、行んではらへんかもしれへん」と語る。その後、死んだ妻の簪がいつのまにか机の上にあるなどの怪奇現象が起き始め……大正時代の大阪を舞台にした長編。
- ホラーミステリーでありながら、恐怖と悲哀そして感動が同居した小説。
- 怪談は苦手なのに、人情味あふれるお話でひきこまれました。巫女や妖怪までもが親身になってくれるおもしろさ。
- おどろおどろしい雰囲気でゾクゾクとしながら読んだ。ホラーなのに最後は爽やかですらある。納得の3冠。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ホラー を書きます。※本ページにはPRが含まれます