正しく怖がり自分を守ろう「新型コロナ恐慌 後の世界」

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

誰もが関心を持つ問題が勃発すると、様々な解説本が先を争うように出版されます。早い者勝ちです。ほかに競争相手がいない間がチャンスとなります。

ざっくりと全体像を見たい時は参考になります。

状況を正確に理解しようと思ったら、その後出てくる専門家の書いた本を数冊読んで共通点と相違点を見つけ出すのが鉄則です。

正しく怖がるのはそれからでも遅くありません。amazonベストセラー経済協力1位の本。

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「新型コロナ恐慌」後の世界

「新型コロナ恐慌」後の世界

後の世界世界中にパニックを巻き起こしている新型コロナウイルス。この状態はどこまで続き、その後、世界はどうなっていくのか。著者は、グローバリズムの終焉、米中貿易戦争、そしてこの新型コロナウイルス問題により、世界は中国依存から中国排除への転換が進み、新たな国際秩序が構築されていくと説く。2020年3月27日刊

本当の問題はコロナではない

冷静に考えれば、景気は悪くなり、不況に向かうはずです。ものの売買が成り立たないから当然のことです。強引に経済に下駄を履かせてきたツケが回ってきただけととらえるとすっきりします。

とすれば、タイトルの「恐慌」は表現がオーバーです。恐慌とは生産の急な低下、物価の暴落、支払不能、破産などを起こすような、資本主義経済における混乱状態。パニックを意味するからです。

恐慌とは単に「景気循環」によって発生する「不況」とは区別して捉えるべきものであるといわれます。

現時点で起きているのは人と人の交流の寸断であり。生産の低下はおきつつあるものの金融機関は破綻していません。つまりかつて起きたような大恐慌は起こりようがありません。経済を支える担い手たちに対しては資金繰り倒産をさせないこと。そのためには支援に力を注ぐことです。

医療破綻がおきないよう、患者の爆発を食い止め、施設や要員対策を最優先することができるかどうかが試されています。いたずらに社会不安をあおらず、冷静に対処する、我々の英知が試されているといえます。

まとめ

感染拡大が収まり、都市機能が回復するにつれ景気対策法案の効果も徐々に出始めます。

問題なのはものの生産がストップしたことによる反動、物不足です。コロナの後にやってくる災厄があるとするなら、供給が足りないことがまきおこす超ド級のインフレかもしれません。

「新型コロナ大恐慌は来ない」と断言できるか | 市場観測 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

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