【選書】生き物が食肉になるまでの記録「肉とすっぽん」

肉とすっぽん
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

自分の知らない世界を知るにはノンフィクションを手に取るのが早道です。書評家・東えりかさんが奨めるのは食べ物にまつわるノンフィクション。コロナ過で外出自粛のこのご時世、食生活を見つめ直すタイミングだからです。

肉とすっぽん

うまい肉が生まれる現場にはソウルがある!オール讀物に掲載された平松洋子さんのエッセイが一冊の単行本になりました。・“害獣”を地域の恵みに変えた島根県美郷町モデル・「肉にも旬がある」ジビエ料理のフロンティア・常識の壁を乗り越え、馬肉文化を守り抜いた熊本の挑戦・「捨てていたもの」から価値をつくり出す職人芸とは?・「露地養殖」という“非効率”が異界の味わいを生む……etc.それぞれの土地で培われた〈知恵と技〉が日本の食の未来を照らし出す。歩いて、食べて、考えた。“食の未来図”をまるごと味わう傑作ノンフィクション!

人気エッセイストが日本のうまい肉を作る現場を歩くノンフィクションエッセイ。

猟師とともに山を走り解体現場に立ち会い、生産者が長い間守ってきた狩猟法や加工法を記録。産地の本音まで聞き出します。

生き物の命が私たちの命を支えるという現実。その上でおいしい料理を味わい喜ぶことの意味がリズムある文体で伝わってきます。

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. . #肉とすっぽん #平松洋子 #文藝春秋 . 羊、猪、鹿、鳩、鴨、牛、ホルモン、馬、すっぽん、鯨 平松洋子さんが各地で出会ったソウルミート。 . 肉にも旬がある。 うまい肉はつくられる。 それぞれの解体の様子が興味深い。 むわっと匂いが立ち込めるようです。 スーパーで手にする食肉は、 解体される過程が必ずあるわけで、当たり前のことだけれど 食物連鎖という大きな流れの中で、 それぞれが命をもらいながら私たちは生きていることを考えさせられる。 . それぞれの国には食文化があり、捕鯨の歴史も四百年続くもの。 私が小学生の頃は給食のメニューに鯨の竜田揚げが人気だったけれど、そういえばあれ以来身近なところで鯨の肉を目にすることはないかも。 若い頃、美容にいいからとデパートの物産展で パウチされたお高いすっぽんのスープを買い ほくそ笑みながら「明日の私は美肌✨」と ぐいっと一気に飲んでみた。 その夜、ドンドコドコドコ太鼓を打ち鳴らすかのような動悸がして、これは病気ではないかと心配して眠れず 次の日ゴミ箱からパウチを拾って裏面を読むと「10倍希釈」と書かれていた(笑) 注意書はよく読みましょう。 . 私は今、無性に肉が食べたい。 ホルモンーー!! . . #本がすきな人と繋がりたい #読書が好きな人と繋がりたい #読書記録 #読書 #本 #活字中毒 #ノンフィクション

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スーパーでパックされているものだけが食肉ではない。もう少し動物に近い距離で、我々の食を考える必要がある。

「何やっても被害は止まりません。悪いのは何やいうたら、守れない農業や集落管理をやってる人間のほうや」畑を荒らす猪を害獣と捉えるのではなく、貴重な資源と考えて過疎の町を活性化させた島根県・美郷町の試み。

日本の素晴らしい食文化と濃い〜食肉の知識が詰まった本です。

平松洋子さん

エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞を受賞。

まとめ

日本で最高峰と著者が思う羊、猪、馬、鴨、鯨やすっぽんなど多種多様な肉、そしてその生産者の努力や思いがしっかり詰まった一冊になっています。