海外小説の中でもミステリー・推理小説は読みづらいと思う人がいますが、それは誤解です。
多くの人から評価を集めた作品の中には日本の作品にはない意外な発見が隠されています。ホラー愛好家36人が推すベストホラーから読んでみてはいかがでしょうか?
ホラー 小説とは
ホラー小説は、読者を怖がらせたり、不安にさせたりする物語です。怪物や幽霊、恐ろしい出来事が描かれ、読者にスリルや恐怖を与えます。暗い雰囲気や不気味な場面が特徴です。
「寝煙草の危険」 6票 マリアーナ・エンリケス
”アルゼンチンのホラー・プリンセス”ことマリアーナ・エンリケスの短編集。呪い、幽霊が主な超常で、多くは子供達の姿をとって現れる。ただの幽霊ではなく、弾圧によって殺された人々や貧困によって死んだ人々が恨みではなく、呪いとして噴き出る12の短編集。
- 南米の呪術、ドラッグ、ブエノスアイレスの街並み…それぞれ日本人には何一つ馴染みが無いのにそれが“在る”と感じさせてくる描写力、現実に逆流してくる語り口が魅力的。
- ホラーというよりも、エロスと狂気の純文学的短編集でした。オススメは、「ちっちゃな天使を掘り返す」&「どこにあるの、心臓」&「戻ってくる子供たち」です。
- エンリケスはあのカズオ・イシグロから絶賛され、現代スペイン語圏作家の中でも高く評価されている作家だという。
「生贄の門」4票
末期癌に侵された息子を救うためにヒーラー・ラモーナに縋る警備隊員のラケル。治療のため異動を申し出てガリシア州に引っ越すもののラモーナの住むラモーナ村には誰もいない。失意の中、セイショ山で起きた殺人の捜査に加わるが…胸を捌かれ心臓を手に持った状態で発見された被害者はラモーナによって完治したと紹介された女性だった。
- 猟奇殺人、古代遺跡、ケルトの信仰が絡み合う民俗ロマンホラー。
- 怖さの種類でいうと心理的に怖いほうかな。500ページというボリュームを感じさせないくらい引き込まれた。
- やや展開が冗長&ご都合主義の感があったが面白く読んだ。クトゥルフ要素あり。
「幽霊ホテルからの手紙」3票
不審な木匣を「幽霊客桟」に持って行ってくれと頼まれた作家の周旋。たどり着いてみるとそこは土地の人が忌み嫌う地の果てのような宿だった。手紙形式のホラー小説。
- ホラーなの?ミステリーなの?構成が凝っていて、最後の最後まで楽しめました!!
- 騙された(いい意味で)江戸川乱歩的なミステリチックなおどろおどろしさとロマンティックなホラーでした。
- 途中は、うーんどうなんだろう、わりと普通と思っていたが、第三部で構造が変化するところで、ほほうとなった。余韻の残るラストもよかった。
「最後の三角形」2票
アコースティックギターの調べは、ぼくの目の前に金色の雨として現われる。指で絹をなでたときには、レモンメレンゲの風味とねっとりした感触を舌に感じる。ぼくは「共感覚」と呼ばれるものの持ち主だった――コーヒー味を通してのみ互いを認識できる少年と少女の交流を描くネビュラ賞受賞作「アイスクリーム帝国」、エミリー・ディキンスンが死神の依頼を受けて詩を書くべく奮闘する「恐怖譚」、マッドサイエンティストが瓶の中につくりあげたメトロポリスの物語「ダルサリー」、町に残される奇妙なしるしに潜む魔術的陰謀を孤独な男女が追う表題作ほか、繊細な技巧と大胆な奇想に彩られた全十四篇を収録する。
- 現実に生まれた切れ目から、異界を覗くような肌障りの短編ばかり。
- 幻想文学風のものもあればSF寄り、ミステリー要素多め、などなど多岐にわたる作風にとまどいつつ、柔軟な発想に感嘆する。とはいえ根本には作者の優しさと言おうか、ヒューマニティが流れているように思う。
- どこから出てくる発想かと思えるようなストーリーに引き込まれる。ただし、ほぼどの作品も結末がヤバい。
「妄想感染体」2票
敵は感染する狂気――植民惑星パラダイス‐1の調査を命じられた防衛警察の警部補サシャは、パイロットのサムや医師ジャンとともに太陽系から百光年離れた惑星へ向かう。だが、目的の星系で彼らを待ち受けていたのは、無数の宇宙船と、そこに蔓延するさまざまな致死的な妄想だった! 理性を失ってゾンビ化した者たちに、彼らの船は攻撃を受ける。そしてサシャもその狂気に感染した――戦慄のホラー宇宙SFシリーズ開幕
「異能機関」2票
12歳にしてMITとエマースン大への進学を予定していたルークはある日突然拉致される。研究所と呼ばれているその場所にはテレキネシスかテレパシーの能力を持つ子どもたちが集められていた。持てる知力を使って協力者を得たルークは仲間を救出するため逃亡の旅に出る。
「大仏ホテルの幽霊」2票
1950年代後半、朝鮮戦争の傷跡が生々しく残る、朝鮮初の西洋式「大仏ホテル」。朝鮮半島に外国人が押し寄せた時代に仁川に建てられた実在のホテルである。
アメリカ軍の無差別爆撃で家族を亡くしたチ・ヨンヒョンは仁川の港で泊まり客を大仏ホテルに案内する仕事をしていた。悪霊に取り憑かれていると噂される大仏ホテルに、ある日、シャーリイ・ジャクスンがチェックイン。エミリー・ブロンテも姿を現し、運命の歯車が回りだす。
「奇妙な絵」2票
優しくて内気な少年テディ。その面倒を見るベビーシッターのマロリーはある日、テディが奇妙な絵を描いていることに気がつく。森の中で、女の死体を引きずっている男の絵だ。テディが何かに取り憑かれたように描き続ける、不気味な絵に隠された真相とは――?
「ロンドン幽霊譚傑作集」2票
19世紀ヴィクトリア朝ロンドン。産業・文化ともに栄える一方で、犯罪譚や怪談が流行する魔の都としての貌も持ち合わせていた。陽光あふれる公園の一角で霊に遭遇した美しき寡婦(かふ)を巡る愛憎劇「ザント夫人と幽霊」、愛人を催眠術で殺害した医師が降霊会で過去の罪と対峙する「降霊会の部屋にて」ほか、ロンドンで囁かれるゴースト・ストーリー13篇を収録。集中12篇が本邦初訳。
まとめ
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ホラー を書きます。※本ページにはPRが含まれます