【2024秋】注目の新刊本 海外ミステリー

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 新刊本 を書きます。※本ページにはPRが含まれます

今日は、待望の最新刊をご紹介します。賞取りレースの本命作家が新作を掲げて登場しました。ジョン・ル・カレの逝去ということで彼の作品三冊がランクインしました。

【月間】海外ミステリー 売れてる 新刊本

死はすぐそばに」アンソニー・ホロヴィッツ

テムズ川沿いの高級住宅地リヴァービュー・クロースで、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。昔の英国の村を思わせる敷地で住人たちが穏やかに暮らす――この理想的な環境を乱す新参者の被害者に、住人全員が我慢を重ねてきていた。誰もが動機を持っているといえる難事件を前にして、警察は探偵ホーソーンを招聘するが……。あらゆる期待を超えつづける〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ最新刊!

  • 「本当に最新作が最高傑作の見本のような、大傑作でした!」「犯人当てミステリーの極致というしかない傑作!」【Web東京創元社マガジン 9月11日更新】
  • ちょっと!!!あんた!!!ここで終わるって無いよ!!!!!続き?続き何年出るの!?!?
  • よくもまあ次から次へと古典ミステリを優良アップデートさせる発想があるなあと感心。

「ぼくの家族はみんな誰かを殺してる」ベンジャミン・スティーヴンソン / 富永和子

な家族が3年ぶりに雪山のロッジに集まることになったのだから、何も起こらないはずがない─その予感は当たり、ぼくらがロッジに到着した翌日、見知らぬ男の死体が雪山で発見された。家族9人、それぞれが何かを隠し、怪しい動きを見せるなか、やがて第2の殺人が起こり……。

  • 厚みがあるけど1人称で軽めの語りだから読みやすい。最初わかりにくかったんだけど、家族の抱える事情がわかってくると語り手に感情移入。
  • 語り手が信頼出来ない語り手ではなく裏表ないどこまでも信頼できる人物なのがポイント 貼りに貼った伏線を鮮やかに回収していくのが超気持ちいい ナイブズアウトとか好きな人におすすめ。

「ボタニストの殺人」M W クレイヴン / 東野さやか

女性差別主義者、悪徳腐敗議員、人種差別主義者と、3人が立て続けに毒殺された。犯人はボタニストと名乗り、世間はこれをもてはやす。一方ポーの友人の病理学者ドイルが、父親殺しの容疑で逮捕された。ポーはボタニスト事件の捜査の合間に、自力で調査する。ポーとティリーとフリンの凸凹迷トリオに、今回アル中ジャーナリストが加わって物語は進行する。ワシントン・ポーシリーズ、第五弾。

「邪悪なる大蛇」ピエール・ルメートル / 橘明美 / 荷見明子

ルメートルが1985年に最初に書いた小説が文庫化 凄腕と恐れられた63歳の殺し屋マティルド 認知症になった彼女の殺しが 必要以上に過激になっていく 事件を追う真面目な刑事ヴァシリエフは 彼女を止められるのか? 黒い笑いに満ちたミステリー。

  • 全体的に容赦ない作りで主人公補正も一切通用しない凶悪さ 犯罪小説として一級品でルメートルの最後のミステリーを最後まで楽しんだ。
  • 63歳の女殺し屋マティルド、物忘れが激しい中容赦のなく次々殺していくのだが関係ない人まで!
  • 本作はルメートルが1985年に最初に書いた小説で、出版社にも出していなかった文字通り、最初で最後のミステリ。
  • ルメートル先生の意地悪と邪悪と悪い笑いがラストまで爆走します!

「両京十五日」馬伯庸 / 齊藤正高 / 泊功

1425年北京から南京に遣わされた皇太子が主人公。宮廷の権力争いに巻き込まれ命を狙われる。北京の皇帝も命を狙われていると知った主人公は、役人や女医など一癖ある四人の力を借りて北京への帰還を目指す。タイムサスペンス。

「喪服の似合う少女」陸秋槎 / 大久保洋子

女性私立探偵・劉雅弦の元へやってきた女学生・葛令儀。彼女は劉に、友人の岑樹萱を見つけてほしいと依頼する。劉は調査を始めるが、岑樹萱を深く知っている者は、一人もいなかった。さらに劉は調査の中で死体を見つけ、殺人容疑で警察に逮捕されてしまう……

「恐怖を失った男」M W クレイヴン / 山中朝晶

頭の怪我によって恐怖を感じなくなり 連邦保安官を退任した男が主人公 かつての上司から 行方不明の娘を捜索するよう依頼された主人公は 危険な現場に突っ込んでいくが。

  • 恐怖心がないから、絶体絶命のピンチも隅々まで一人称で描写できるんだ、という発見に興奮しました。新感覚の読み心地でした。
  • 語り手に一切の躊躇がなく、どんなピンチでも淡々と対処するので、読んでいて気持ちよかった!
  • 約700ページで文庫本の重みは半端ないのに読み心地は軽やか。シリアスとユーモアの加減がとても好ましいです。

「白薔薇殺人事件」クリスティン・ペリン / 上條ひろみ

ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれた。大きな屋敷に住む資産家の大叔母は、16歳のときに占い師から告げられた、いつかおまえは殺されるという予言を信じ続けており、奇妙な老婦人として知られている。アニーが屋敷に到着すると、大叔母は図書室の床に倒れて死んでいた。両手には血がついていて、そばには白薔薇が落ちていた。予言が的中したときのために大叔母が約60年をかけて調査した記録を手がかりに、アニーは犯人探しに挑む。

「ロンドン謎解き結婚相談所」アリスン・モントクレア / 山田久美子

舞台は戦後ロンドン。戦時中にスパイ活動のスキルを得たアイリスと、人の内面を見抜く優れた目を持つ上流階級出身のグウェン。対照的な二人が営む結婚相談所に、若い美女が入会する。奥手だが誠実な会計士を紹介したところ、女性が殺され、会計士の青年が逮捕されてしまう。彼が犯人と思えない二人は、能力や人脈を駆使して真犯人捜しに乗りだすが……。女性コンビの謎解きと、人生を切り拓こうとする勇姿を描く爽快なミステリ!

「パナマの仕立て屋」ジョン・ル・カレ / 田口俊樹

1999年12月31日、パナマ運河が米国から返還される。Xデーを前に、太平洋と大西洋を結ぶ航路の覇権を得ようと各国が探り合うなか、英国は若き諜報員オスナードを送り込む。彼はパナマの政情を探るため要人御用達の仕立屋を雇う。仕立屋はパナマ大統領や米軍司令官の採寸をしながら裏情報を集めるのだが…。戦争を始めたい人間は大義を捏造するー現代に通じるテーゼを巨匠ル・カレが描く。

「ナイロビの蜂」ジョン・ル・カレ / 加賀山卓朗

アフリカの地を舞台に、政治に無関心なガーデニング好きの英国外交官が、慈善活動に熱心だった妻の死をきっかけに、初めて彼女の活動に目を向け、やがては危険を顧みず陰謀渦巻く事件の真相に迫っていくさまをスリリングに描く。

「シルバービュー荘にて」ジョン・ル・カレ / 加賀山卓朗

ロンドンの金融街の元辣腕トレーダーが主人公。イギリスの情報機関「部(サービス)」で国内保安の責任者を務めるプロクターのもとに、幼い子供を連れた若い女性が訪ねてきた。彼女は母から託された手紙をプロクターに渡した。手紙を読んだプロクターは、イギリスに打撃を与える重大な事態が起きていることを知り、調査を開始する。やがて、その調査は主人公の周囲に迫っていく。ジョン・ル・カレの遺作。

「〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ」ジャナ・デリオン / 島村浩子

凄腕だが正義感から暴走してヘタを踏みがちなCIA工作員フォーチュン。上司の姪になりすまして潜伏すべく、ワニのうようよいるルイジアナの田舎にやって来た。CIAの凄腕工作員の主人公が、パワフルなおばあちゃんたちに振り回されながら事件を解決していく痛快ミステリー。

まとめ

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