
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 機龍警察 白骨街道 を紹介します。
前作「狼眼殺手」から4年。至近未来を描いているはずだったが、現実が追いついたシリーズ7冊目。
Contents
機龍警察 白骨街道 のあらすじ
国際指名手配犯の君島がミャンマー奥地で逮捕された。
日本初となる国産機甲兵装開発計画の鍵を握る彼の身柄引取役として官邸は警視庁特捜部突入班の三人を指名した。
姿、ユーリ、ライザの3人は軍事機密を持ち出した国際指名手配犯の引き渡しのためにミャンマーの紛争地帯へ赴く。
龍機兵はおろか武器の所持も公的に許されないまま、刺客が待ち構えるであろう死地を抜けて手配犯を送還できるのか?
やむなくミャンマー入りした三人を襲う数々の罠。
沖津特捜部長は事案の背後に妖気とも称すべき何かを察知するが、それは特捜部を崩壊へと導くものだった……
傷つき血を流しながら今この時代と切り結ぶ大河警察小説、
因果と怨念の第6弾。
機龍警察 白骨街道 の見どころ
アクションに次ぐアクション。
私は押井守監督推しのアニメーションファンです。
こうした戦闘描写がアニメ的なミステリーを読むと、脳内に勝手にイメージが沸き上がります。
日本で特捜部と捜査二課が、国産機甲兵装の開発をめぐる巨大な経済犯罪に迫っていく様は、パトレイバーⅡか、サイコパスの世界です。
しかし、著者がミャンマーの諸問題と旧陸軍の[インパール作戦]をテーマに選んだ先見性には目を見張りました。フィクションでありながら現実を正確にとらえた話題作。
日本国内に巣食う「敵」の正体は小説同様まだまだ不明瞭です。
リンク