2025年6月発売!読後に眠れなくなる 国内ホラー 小説6選【新刊レビュー】

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 国内ホラー を書きます。※本ページにはPRが含まれます

2025年6月、新刊ホラーが…強い。

いやー、来ちゃいましたね、この季節。湿気で髪の毛がうねるのと同じくらい、書店のホラー棚が盛り上がる時期です。6月の国内ホラー、粒ぞろい過ぎて困るんですけど…!

今回は「もう読まずにはいられない、2025年6月発売の国内ホラー6選」を、感情のまま、ちょっと声が裏返る勢いでお伝えします。

国内ホラー 小説6選

地獄銭湯 Chilla’s Art ノベライズ集2』東亮太(6/30)

田舎町の小さな銭湯。

ほのぼの…とは、ならないんです。

夜の浴場ってね、電気がついてても暗いんですよ。不自然に。湯気が生き物みたいに漂って、視界の端で動く。あれ、人じゃないんですよ。

この物語の主人公・まいなは、働き始めた銭湯で「幽霊が出るよ」と不意に言われます。もちろん冗談でしょ?と思うんですが、湯船の底を何かが這いずる音がしたら…いやもう、帰りたくなります。

特にゾワっときたのが、「鏡に映る見知らぬ女」のシーン。銭湯の鏡って、ちょっと曇っていて、自分の顔もボンヤリじゃないですか。そこに、知らない顔が…しかも、自分より少し後ろに立ってる感じで。これは背中がバリバリに固まります。

ポルターガイストの囚人』上條一輝 (6/30)

あしや超常現象調査の晴子と越野が、今回挑むのは…ポルターガイスト。

でもこれ、ただ物が勝手に動く話じゃないんです。依頼人が失踪した瞬間から、もう空気が変わります。

世界中のポルターガイスト現象のパターンを分析して、突飛な対策を試すくだりが面白いんですが、笑ってられるのは最初だけ。なぜなら、その現象が彼ら自身の生活に侵食してくるから。

私的には、夜中に食器棚の中身が一斉に崩れ落ちるシーンがヤバかったですね。ガシャーン!って音で飛び起きたら、全部の食器が割れてる…のに、破片の中に血がついてるんです。誰もケガしてないのに。

うわ、もう、この瞬間から部屋の空気が息苦しくなります。

一〇八怪談 隠里』川奈まり子 (6/30)

怪談作家・川奈まり子さんの108話怪談集。これが濃密すぎて、108話読んだら魂が少し削れるんじゃないかと本気で思います。

「夢まくらの猫」では、亡くなったはずの飼い猫が、毎晩夢の中で遊びに来る。でもその猫、なぜかだんだん大きくなって、最後には人間くらいの背丈で…っていう、やめてくれ案件。

「狂宅」では、再婚して引っ越した家で、夜になると壁の中からコンコンとノック音が。調べると、壁の中に…(ここから先は読んでほしい)

川奈さんの怪談って、「ああ、ありそう…」ってリアル感が半端ないんですよ。だから電気消して読んだら、後悔します。

営繕かるかや怪異譚 その肆』小野不由美 (6/26)

家の怪異を直す職人、尾端さんシリーズの第4弾。

これ、怖いだけじゃなくて、読んでて妙に胸が熱くなるんですよ。

例えば、誰も住んでいないはずの家の窓から、夜ごと灯りが漏れてくる。その光の奥には、亡くなったおばあちゃんが…という依頼。尾端さんは、その家に込められた想いを静かにほどいていくんです。

怖さと切なさが、まるで湿った板張りの廊下みたいに足元に広がる感覚。ホラーで泣かされるなんてズルいでしょ。

寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理』三津田信三 (6/26)

はい、出ました、三津田信三さん。

今回の舞台は、「嫁首様」を祀る屋敷で行われる奇妙な婚礼。

花嫁行列の後ろをついてくる、もう一人の花嫁…これ、ゾワゾワが止まりません。

しかも婚礼の夜、屋敷の「迷宮社」で死体が見つかるんですが、この迷宮社というのが、もう読んでて方向感覚が狂う造り。どこまで行っても似たような廊下、急に現れる扉、そして…あの匂い。

民俗学ミステリとしての知的な面白さと、視覚的なホラーの濃度が高すぎて、最後は息を止めてページをめくってました。

警察怪談 報告書に載らなかった怖い話』藍峯ジュン (6/3)

元警察官が全国から集めた実録怪談。これ、フィクションじゃないってところが一番怖い。

「照射実験の夜」では、死亡事故現場で行われた再現実験中、被疑者だけがパニックになるんです。「あそこに…立ってる」って。誰もいないはずなのに。

実録系の恐怖って、文章が淡々としてる分、逆に迫ってくるんですよね。これを夜勤の警官が読むとどうなるのか…ちょっと聞いてみたいです。

まとめ:今年の梅雨は…眠れない。

6冊ともジャンルも手触りも違うけど、共通してるのは「想像させる余白の巧さ」なんですよね。

見せすぎない。でも、頭の中に勝手に映像が浮かんじゃう。だから怖い。

今年の梅雨は湿気だけじゃなく、背筋の寒気で震えることになりそうです。

読後の深夜、ふと後ろを振り向くと…あなたの背後にも、もうひとり。

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