【選書】 #私の最愛海外文学10選 から選ぶおすすめ15冊

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 #私の最愛海外文学 を書きます。

ハッシュタグ「私の最愛海外文学10選」の呼びかけに多くの反響が寄せられました。

ランダムに選んだ三十通のポストの中から、特に人気の高かった作品を抽出しました。

#私の最愛海外文学10選 セレクション

グレート・ギャツビー

仕事のためニューヨーク郊外に移り住んだ青年ニック。その隣には、ジェイ・ギャツビーという謎めいた男が宮殿のような豪邸に1人で暮らし、夜ごと豪華なパーティーを開いていた。そんなある日、招待状を受け取ったニックはついに本人と対面し、彼の生い立ちを聞く。

ドリアン・グレイの肖像

美貌の青年ドリアンと彼に魅了される画家バジル。そしてドリアンを自分の色に染めようとする快楽主義者のヘンリー卿。卿に感化され、快楽に耽り堕落していくドリアンは、その肖像画だけが醜く変貌し、本人は美貌と若さを失うことはなかったが…。

レベッカ

ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見たーこの文学史に残る神秘的な一文で始まる、ゴシックロマンの金字塔、待望の新訳。海難事故で妻を亡くした貴族のマキシムに出会い、後妻に迎えられたわたし。だが彼の優雅な邸宅マンダレーには、美貌の先妻レベッカの存在感が色濃く遺されていた。彼女を慕う家政婦頭には敵意の視線を向けられ、わたしは不安と嫉妬に苛まれるようになり…。

悪童日記

戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に日記にしるす。戦争が暗い影を落とすなか、ぼくらはしたたかに生き抜いていく。人間の真実をえぐる圧倒的筆力で読書界に感動の嵐を巻き起こした、ハンガリー生まれの女性亡命作家の衝撃の処女作。

百年の孤独

蜃気楼の村マコンド。その草創、隆盛、衰退、ついには廃墟と化すまでのめくるめく百年を通じて、村の開拓者一族ブエンディア家の、一人からまた一人へと受け継がれる運命にあった底なしの孤独は、絶望と野望、苦悶と悦楽、現実と幻想、死と生、すなわち人間であることの葛藤をことごとく呑み尽しながら…。20世紀が生んだ、物語の豊潤な奇蹟。

アサイラム・ピース

城の地下牢に囚われた女、名前も顔も知らないがこの世界のどこかに存在する絶対の敵、いつ終わるとも知れぬ裁判、頭の中の機械、精神療養所のテラスで人形劇じみた場面を演じる人々…。自身の入院体験にもとづく表題作をはじめ、出口なしの閉塞感と絶対の孤独、謎と不条理に満ちた世界を先鋭的なスタイルで描き、作家アンナ・カヴァンの誕生を告げた最初の傑作。

インド夜想曲

失踪した友人を探してインド各地を旅する主人公の前に現れる幻想と瞑想に充ちた世界。ホテルとは名ばかりのスラム街の宿。すえた汗の匂いで息のつまりそうな夜の病院。不妊の女たちにあがめられた巨根の老人。夜中のバス停留所で出会う、うつくしい目の少年。インドの深層をなす事物や人物にふれる内面の旅行記とも言うべき、このミステリー仕立ての小説は読者をインドの夜の帳の中に誘い込む。イタリア文学の鬼才が描く十二の夜の物語。

ずっとお城で暮らしてる

あたしはメアリ・キャサリン・ブラックウッド。ほかの家族が殺されたこの屋敷で、姉のコニーと暮らしている…。悪意に満ちた外界に背を向け、空想が彩る閉じた世界で過ごす幸せな日々。しかし従兄チャールズの来訪が、美しく病んだ世界に大きな変化をもたらそうとしていた。“魔女”と呼ばれた女流作家が、超自然的要素を排し、少女の視線から人間心理に潜む邪悪を描いた傑作。

タタール人の砂漠

辺境の砦でいつ来襲するともわからない敵を待ちつつ、緊張と不安の中で青春を浪費する将校ジョヴァンニ・ドローゴ―。神秘的、幻想的な作風でカフカの再来と称される、現代イタリア文学の鬼才ブッツァーティ(一九〇六‐七二)の代表作。二十世紀幻想文学の古典。

ねじの回転

イギリス郊外に静かに佇む古い貴族屋敷に、両親と死別し身を寄せている眉目秀麗な兄と妹。物語の語り手である若い女「私」は二人の伯父に家庭教師として雇われた。私は兄妹を悪の世界に引きずりこもうとする幽霊を目撃するのだが、幽霊はほかの誰にも見られることがない。本当に幽霊は存在するのか?私こそ幽霊なのではないのか?精緻で耽美な謎が謎を呼ぶ、現代のホラー小説の先駆的な名著。

ボヴァリー夫人

娘時代に恋愛小説を読み耽った美しいエンマは、田舎医者シャルルとの退屈な新婚生活に倦んでいた。やがてエンマは夫の目を盗んで、色男のロドルフや青年書記レオンとの情事にのめりこみ莫大な借金を残して服毒自殺を遂げる。一地方のありふれた姦通事件を、芸術に昇華させたフランス近代小説の金字塔。

遠い水平線

ある夜運びこまれた身元不明の他殺死体。死体置場の番人スピーノは、不思議な思いにかられて男の正体を探索しはじめる。断片的にたどられる男の生の軌跡。港町の街角に見え隠れする水平線。カモメが一羽、ぼくを尾けているような気がする、と新聞社の友人に電話するスピーノ…遊戯性と深遠な哲学が同居する『インド夜想曲』の作者タブッキの傑作中編。

黄色い雨

スペインの山間部にあるアイニェーリェ村。村人は次々に去ってゆき、住む者はすでにいない。そして、他村の男達がやがてやって来て、死んだ私を見つけるだろう。崩壊に抗えず、認めもせず、しかし、ただ意地を張るしかない。ただ一人の人間として村に居座り続ける男の、その圧倒的な寂寥感が寒い冬の朝の様に身にしみる孤独と死に満ちた物語。

自負と偏見

イギリスの静かな田舎町ロングボーンの貸屋敷に、資産家ビングリーが引っ越してきた。ベネット家の長女ジェインとビングリーが惹かれ合う一方、次女エリザベスはビングリーの友人ダーシーの気位の高さに反感を抱く。気難しいダーシーは我知らず、エリザベスに惹かれつつあったのだが……。幸福な結婚に必要なのは、恋心か打算か。軽妙な物語(ストーリー)に、普遍の真理を織り交ぜる。

石蹴り遊び

パリで娼婦と恋に落ち、暮らし始めたアルゼンチンの青年オリベイラ。だが、やがて女はこつ然と姿を消した―。失踪した女の幻影を追って苦悩する男の魂の彷徨を活写する話題作。

私の最愛海外文学10選のハッシュタグおもしろいなあ。海外文学を読んでこなかったことが悔やまれる……。

私の最愛海外文学10選ツイートを見回して気付いた。は全然海外文学を読まないし、作家さん自体知らない…2024年は海外文学に挑戦する年にしようかな。

ガイブン読みとして「私の最愛海外文学10選」タグ面白い。タグに参加はしないが。 7割くらい合意する場合は残り3割読みたくなるね。

私の最愛海外文学10選のタグ考えだしたら泥沼だから眺めるだけにしてるけど油断すると考えそうになるから危険