
書店で、こんなタイトルの本を発見しました。
「ごみ育」とはゴミを育てるコトなのでしょうか。タイトルが謎すぎて手に取ってしまいました。

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ごみ育(ごみいく) 日本一楽しいごみ分別の本
太田出版はタレント本を主軸にした出版社。変化球としてノンフィクションも出します。最近はタレントさんや芸能人が現場に出て様々な体験をする番組がよくありますが、凝り本はなかなか異色な体験が売りの本です。
▼近刊『ごみ育(ごみいく) 日本一楽しいごみ分別の本』#滝沢秀一 https://t.co/T1zMCnGE5S
— 太田出版 PR (@OHTABOOKS_PR) July 19, 2019
本紙ページの一部をさきほど公開しました!
難易度順のクイズ50問とイラストで、わかりやすい構成になっています。
読めばあなたも「ごみ分別」の達人に!#マシンガンズ滝沢 #ごみ清掃員 #芸人 #ごみ育 pic.twitter.com/AZbGvUcwyK
人にものを伝えるためには工夫が必要です。なぜなら、どんなに役立つものを伝えようとしても人は興味がないものには関心を示さないからです。
価値のあるものですらそうなのですから、廃棄物の現場なんか役に立たないものばかり。おまけに臭いもしてきそうです。
そんな逆境をものともせずに体験リポートに飛び込んだのはお笑い芸人マシンガンズの滝沢秀一さん。
ツイッターによると、肉体労働しながらたまに漫才をする中日ドラゴンズファンです。と書いてあるのでまだ清掃員の仕事を兼務している様子です。
1月18日に行われた『ゴミトーーーク』の続きをユーチューブでアップしました。今回は芸人達が食品ロスについて真面目にお話ししている回です。https://t.co/j4M2nUjq5a
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) January 25, 2020
ゴミ清掃員の日常は5刷目まで増刷しているというのですから、出版は大成功。
『ゴミトーーーク』に足を運んでくれた方々、ありがとうございました!ゴミ問題、食品ロス、海洋プラの話をしましたが、いいなぁと思うところがあれば、皆さんも全然使ってくださいね!俺のパクりだろ!とは言いませんので〜#ゴミトーク pic.twitter.com/PXdBwxZ6fq
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) January 19, 2020
小さいとはいえ講演会も開かれている様子ですのでポジションをがっちりつかんだ気がします。
体験で得た話はリアリティがあり人をひきつけます。
私たちが日常ぼんやり頭の中で思い描いている仕事がストレートな形ではなく、遠回りに、しかも優しく伝わってくるからかもしれません。
ドキュメンタリーで描いたら、かなり深刻に切り込まざるを得ない世界が、余白を味わう落語のように思えてくるのです。
お笑いという視点がともすれば深刻になりがちな話題を中和させ、それまで興味のなかった人にも興味を持ってもらう効果が期待できます。
低い視線から社会問題を伝えようとする視線にエールを送りたいと思います。