ゴミに学ぶお笑い芸人「ごみ育(ごみいく) 日本一楽しいごみ分別の本」

ゴミ清掃員の日常
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

書店で、こんなタイトルの本を発見しました。

「ごみ育」とはゴミを育てるコトなのでしょうか。タイトルが謎すぎて手に取ってしまいました。

ごみ育(ごみいく) 日本一楽しいごみ分別の本

太田出版はタレント本を主軸にした出版社。変化球としてノンフィクションも出します。最近はタレントさんや芸能人が現場に出て様々な体験をする番組がよくありますが、凝り本はなかなか異色な体験が売りの本です。

人にものを伝えるためには工夫が必要です。なぜなら、どんなに役立つものを伝えようとしても人は興味がないものには関心を示さないからです。

価値のあるものですらそうなのですから、廃棄物の現場なんか役に立たないものばかり。おまけに臭いもしてきそうです。

そんな逆境をものともせずに体験リポートに飛び込んだのはお笑い芸人マシンガンズの滝沢秀一さん。

「滝沢秀一」の画像検索結果"

ツイッターによると、肉体労働しながらたまに漫才をする中日ドラゴンズファンです。と書いてあるのでまだ清掃員の仕事を兼務している様子です。

ゴミ清掃員の日常は5刷目まで増刷しているというのですから、出版は大成功。

小さいとはいえ講演会も開かれている様子ですのでポジションをがっちりつかんだ気がします。

体験で得た話はリアリティがあり人をひきつけます。

私たちが日常ぼんやり頭の中で思い描いている仕事がストレートな形ではなく、遠回りに、しかも優しく伝わってくるからかもしれません。

ドキュメンタリーで描いたら、かなり深刻に切り込まざるを得ない世界が、余白を味わう落語のように思えてくるのです。

お笑いという視点がともすれば深刻になりがちな話題を中和させ、それまで興味のなかった人にも興味を持ってもらう効果が期待できます。

低い視線から社会問題を伝えようとする視線にエールを送りたいと思います。