特殊設定ミステリ「兇人邸の殺人」

兇人邸の殺人
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 兇人邸の殺人 を紹介します。

2017年に刊行され、年末恒例のミステリ賞を総なめにした「屍人荘の殺人」。

今村昌弘さんの「屍人荘の殺人シリーズ」の最新作は、「魔眼の匣(はこ)の殺人」以来、約2年ぶりの新作となる「兇人邸の殺人」です。

大学のミステリ愛好会に所属する主人公のコンビ葉村譲と剣崎比留子。

廃虚テーマパーク内の奇怪な屋敷「兇人邸」の中で起こる首切り殺人に挑む、特殊設定ミステリです。

ところが、同行者と共に閉じ込められ、犠牲者が相次ぐ中、比留子までが行方不明になってしまいます。

前回のラストでワトソンになりたい葉村に対し、比留子はホームズになれないと伝えて終わりました。

今村昌弘さんは

「比留子と葉村の2人の主人公の関係性を、はっきりと位置付けようとしたこと。比留子の推理がいったい何のためなのか、ということに答えを出そうとした」と語ります。

葉村と比留子の望む未来が本作では明らかにされるのも楽しみです。

ベストセラーとなった「屍人荘の殺人シリーズ」は本作で一段落しました。

「次回から、エンターテインメント性に寄ったり活躍する年齢層を下げたりと、いろんなチャレンジをしたい」「どういう作品にしろ、自分の強みは論理的な本格ミステリー。謎解きの面白さが詰まった新しい形でやっていけたら」

次回はどんな展開になるのでしょうか。

ヒントが一つあります。

それは本作では最後に「屍人荘の殺人」に登場した人物が再登場します。

第二シリーズの展開にどう絡んでくるのか楽しみです。