ミステリー評論家の千街晶之さんがイチ押しの三冊。
あと十五秒で死ぬ
新保博久、法月綸太郎、米澤穂信、三選考委員、感嘆!<十五秒後に死ぬ>というトリッキーな状況設定で起きる四つの事件。不可思議な謎の真相を、あなたは見破れるか第12回ミステリーズ! 新人賞佳作「十五秒」を収録したデビュー作品集。
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銃で撃たれた主人公が死神との契約で15秒間の間に犯人を告発する物語。首がとれても15秒は死なない人間が暮らしている島の物語。など集めた短編集。
霊視刑事 夕雨子2 雨空の鎮魂歌
彷徨(さまよ)う霊の声を聴く夕雨子と、姉御肌な破天荒刑事野島。素直に真相を語らない霊と、時には協力、時には反発しながら、中野署の名物コンビは霊視と推理で難事件に挑む。ある日、野島が左遷されるきっかけとなった因縁の事件の関係者が行方不明となり。
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霊とコンタクトがとれる刑事コンビの物語。だが、霊と言っても様々。厄介な霊たちの話をロジカルに聞きながら解決にたどり着くプロセスに妙味がある作品。
擬傷の鳥はつかまらない
顧客の要望に応じて偽りの身分を与える「アリバイ会社」を生業とするサチのもとに、ある日、二人の少女が訪ねてきた。死の道標を追う過程で浮上した“集団リンチ殺人事件”と少女たちの恩讐渦巻く関係とは。そして、サチの隠された過去とは一体…。壮絶なる騙し合いの果てに、絶後の展開が訪れる。新星による衝撃のデビュー作。第7回新潮ミステリー大賞受賞。
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新宿歌舞伎町で、人生に絶望した人間を「門」の向こうの異世界へと逃がす裏稼業を営んでいる女性が主人公の物語。
まとめ
「特殊設定ミステリーは、謎解きを主眼とする本格ミステリーのサブジャンルではない」と選者は言います。
様々なテーマと融合させることで世界が広がることに味わいがあるところから、意欲作もどんどん登場しています。いわば今後が期待される新ジャンルと言えるのかもしれません。
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 特殊設定 を書きます。※本ページにはPRが含まれます