【順位】週刊文春2021 ミステリーベスト10 決定・国内編

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ミステリーベスト10 を書きます。

ミステリーランキング四天王の一つが週刊文春の「文春図書館」。その中で毎年年末のこの時期に発表する「ミステリーベスト10」です。

全国のミステリー通や書店員が選ぶランキングは今年で44回を迎えました。

ミステリーベスト10 ランキング(国内編)

1.たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説

昭和24年、ミステリ作家を目指しているカツ丼こと風早勝利は、名古屋市内の新制高校3年生になった。勝利たち推理小説研究会は、映画研究会と合同で一泊旅行を計画する。そこで巻き込まれた密室殺人事件。さらに夏休み最終日の夜、キティ台風が襲来する中で起きた廃墟での首切り殺人事件! 二つの不可解な事件に遭遇した勝利たちは果たして……。著者自らが経験した戦後日本の混乱期と、青春の日々をみずみずしく描き出す。【このミス①】【本ミス④】【ミス読み①】

2.透明人間は密室に潜む

「わたしが取り返してほしいものとは…鶴屋南北なのです」不可解な依頼から事件に巻き込まれた森江春策。大道具の上に突如現れた男、振り子のような死に様、紙吹雪の中の女…鶴屋南北に操られているかのような連続死と芝居そのものの謎を追い森江は奮闘するのだが…。【このミス②】【本ミス①】【ミス読み③】

3.楽園とは探偵の不在なり

細々と探偵業を営む青岸焦(あおぎしこがれ)は「天国が存在するか知りたくないか」という大富豪・常木王凱(つねきおうがい)に誘われ、天使が集まる常世島(とこよじま)を訪れる。そこで青岸を待っていたのは、起きるはずのない連続殺人事件だった。【このミス⑥】【本ミス④】【ミス読み②】

4.法廷遊戯

第62回メフィスト賞、満場一致で受賞。森博嗣に憧れた天才司法修習生が描く、感動と衝撃の大傑作ミステリー!【このミス③】【本ミス⑨】【ミス読み③】

5.汚れた手をそこで拭かない

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、認知症の妻を傷つけたくない夫。元不倫相手を見返したい料理研究家……始まりは、ささやかな秘密。気付かぬうちにじわりじわりと「お金」の魔の手はやってきて、見逃したはずの小さな綻びは、彼ら自身を絡め取り、蝕んでいく。取り扱い注意! 研ぎ澄まされたミステリ5篇からなる、傑作独立短編集。【本ミス⑭】【ミス読み⑰】

6.死神の棋譜

7.Another 2001

8.ワトソン力

警視庁捜査一課に所属する平凡な刑事、和戸宋志。難事件は居合わせた人々が真相を解き明かすが、それは和戸の特殊能力のおかげで…。本格ミステリ短編集。『宝石ザミステリー』『ジャーロ』掲載に書下ろしを加え単行本化。【本ミス⑥】

9.暴虎の牙

10.蝉かえる

16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? 全5編を収録した連作集第2弾。昆虫好きの“とぼけた切れ者”が事件の真相を鮮やかに解き明かす。『ミステリーズ!』掲載等を単行本化。【本ミス②】【ミス読み⑨】