敵の敵は味方「暗約領域 新宿鮫XI」

暗約領域 新宿鮫XI
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

単発の特集番組というよりも、定時番組として定着してきて感を感じるミステリー作品が「新宿鮫」です。8年ぶりの新シリーズとあって安定した部数がはけています。

暗約領域 新宿鮫XI

信頼する上司・桃井が死に、恋人・晶と別れた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、孤独の中、捜査に没入していた。北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した鮫島に新上司・阿坂景子は、単独捜査をやめ、新人刑事・矢崎と組むことを命じる。一方、国際的犯罪者・陸永昌は、友人の死を知って来日する。友人とは、ヤミ民泊で殺された男だった―。

前作「絆回廊」と繋がっているので、まずそちらを先に読む必要があります。桃井課長、晶を失って孤独が深まった感のある鮫島の再生への物語。

分厚い本でしたが一気読み。新宿署の所轄管内の事件が、公安やヤクザやスパイ、一匹狼の殺し屋まで入り組んでどんどん広く、深まっていく。

主人公を取り巻く人間関係が変わり、取締るべき犯罪も時代にあわせ変化。でもスピーディな展開で一気に読ませるのは変わらない。