こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。
情報番組で真っ先にターゲットにする視聴者がF1層です。20-34歳の女性(Fは英語で女性を表すFemaleの意味)です。なぜかというとお金を使うから。
中でも在宅主婦はテレビの視聴時間も多い上、ターゲットとしては狙うべき相手なのです。
F1層とまとめてもライフスタイルによってテレビの視聴傾向は違う!?|ソレユケ テレビ探偵団
Contents
女子の浪費が消費を支える
女性の消費性向を知ることはビジネスに直結します。したがって企業側は必死にリサーチをしてその結果を商品化して儲けようとします。
でも女性が自らの消費性向を語るケースはあまり公開されていませんでした。そうした中、最近話題になった本があります。書いたのは「劇団雌猫」という女性ユニット。
【恋愛本アンケート🐈】
— 劇団雌猫@3日目西さ37a(8/11) (@aku__you) August 2, 2019
あの「悪友vol.2 恋愛」が書籍になって帰ってくる!……というわけで「恋愛本」アンケートのお願いです。恋愛にガチ恋に人生に…いろんなエピソードをお持ちの方、ぜひご回答くださいm(_ _)m 最短5分程度で回答できます〜☺️https://t.co/FtrKtnbLRW pic.twitter.com/WMrFoSp9B3
女子の物欲と浪費を語った「浪費図鑑」は、SNSを通じて同世代の共感を受けました。私が見たのは渋谷蔦屋の地下にあるコミックコーナーでしたが、平積み台に積まれた山がかなりの速度で低くなっていったのには驚きました。
そのぞくへんとも言える本がこの度出版されました。
本業はオタクです
消費に焦点を当てた前作から一転。今回はその内面描写にフォーカスを当てています。
物を消費するということは、消費したいという欲望があるから。欲望は人それぞれなので、なぜそう思ったのかという実例を積み重ねることで全体像が見えるのです。
TLで見かける元気にオタクしてる人たちに聞きたくてもズケズケ聞けなかったこと、私が一番聞いてみたかった『趣味と仕事を切り離してる人』の話も詳しく聞いてくれてたし、まだそこまでしか読めてないけどめちゃくちゃ読み応えがあって最高だった…。続きもしっかり読み込みます🙆🏻♀️#本業はオタクです pic.twitter.com/957A8qn6fN
— 春太郎🌻 (@shuntar0_0) August 6, 2019
オタクという言葉に惑わされがちですが、キーワードは”本業”です。
最近のホットワードが「転職」だったので #本業はオタクです 読んだ〜!文中の好きを仕事に出来る人は限られているし、好きを仕事にしてもハッピーに作用しない場合が多い、で好きを仕事にするのを諦めてしまったオタク、泣いてしまったな…… pic.twitter.com/bqrDGJHKaO
— きき (@861nnn) August 4, 2019
本業の対にあるのが”副業”。なんだか今の時代をトレースしているように思えませんか。
寄せられた共感でもわかるように、「好きを仕事にする」というところが注目です。
F1層を相手にするということは、消費と仕事、共感という漠然としていながら手強い欲望を相手にしなければ勝てないということが見えてくるように思います。
私には歯がたちません。
週刊東洋経済
2019.07.27号で紹介された本です。
- クロード・シャノン 情報時代を発明した男
- 定年後の仕事は40代で決めなさい 逃げ切れない世代のキャリア改造計画
- 今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由
- とてつもない失敗の世界史
クロード・シャノン 情報時代を発明した男
パソコン、携帯電話、インターネット、電子メール、DVDにストリーミング。すべて、シャノンなしには実現しなかった―。今日のデジタル世界の基礎を築き、フォン・ノイマンやチューリングも感服した孤高の天才数学者、初の本格評伝。影響力の大きさは、アインシュタイン以上。
定年後の仕事は40代で決めなさい 逃げ切れない世代のキャリア改造計画
人生を輝かせるための「自分戦略」のススメ。定年という人生の節目を前に、必ず迫られる「選択」がある。「継続雇用」でさらなる好展開を狙う。「転職」して新たな展開を目指す。「兼業・副業」で他の可能性を探る。「独立・起業」で個人として勝負する。定年後もがっつり働かなければいけない世代にはどの選択が一番幸せなのか?本書のフレームワークで、自分の「答え」を見つけ出す!
今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由
蔓延するフェイクニュース、泥沼化するネット依存を断ち切るため、ついに決断を下すべきときが来た! “仮想現実(VR)の父”にして著名コンピュータ科学者が指し示す、ソーシャルメディアの闇と未来
とてつもない失敗の世界史
メガトン級の「大失敗」列伝!誤って木から落ちた人類の祖先ルーシーから、国を滅ぼし、生物を弄び、環境を壊した、想像を絶するダメさ加減に「人類の本性」を見る、世界27ヶ国で訳されているベストセラー!人類はなぜヘマを繰り返してきたか、救いようのない人間のあんぽんたんぶりを思い知るためのあまりにユーモラスな本。