知らないシニア多すぎ「老後のお金 備えの正解」

老後のお金 備えの正解
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

放送局で働く人は職種によって生活観が大きく違います。

事務系や技術系は堅実な生活設計を描いている人が多いのに対し、現場系の人は将来設計を甘く見ているのでしょうか。定年間際になって「年金っていくらもらえるんだ」とこっそり聞いてくる人が多い。と担当の係が言ってました。人のことはさておいて、実は自分もその一人です。

シニアのあなた。自分の年金はいつから、いくら給付されるか知ってますか?

老後のお金 備えの正解

シニアの人生設計、とくにおカネの話の解説本は数多出版されています。私もそんな本を何冊か読んで「年金って三階建てなんだ」とか、給付されるのは「夫婦で実質月額20万円」である。という不都合な真実を知って愕然とした口です。

しかし、こうした本に書かれているのはほとんど共通した内容で、老後の不安を少なくするには①生命保険をやめろ②医療保険も意味なし③投資をするならインデックス投資信託・・・などという定番アドバイスばかり。

本当に知りたいのは一般論ではなく、自分に当てはまるクエスチョンなのです。「年金受給開始を遅らせても実質損する場合があるんだ」なんて情報、しっかりアドバイスしてくれる本はないかなと探していたらこの本に出合いました。

QA方式でわかりやすい

わかりやすいのは、数多くのシニアたちがカン違いしそうな問題をQA方式で解決する編集方針です。

年を取るとシニアの中には気が短くなる人が増えてきます。自分が知りたいのはこの問題だと区切ってあると、そこだけ読めば気が済みます。

  • 会社員は60歳から年金がもらえる
  • 年金には税金がかからない
  • 物価が上がれば年金もスライドして増える
  • 収入が減ったら税金も安くなる
  • 退職したら会社の健康保険も脱退しなければならない

クイズみたいな問題にわらってしまうかもしれませんが、実際に65歳を迎えると切実な問題となって実感させられることになるのです。

盲点なのは雇用保険

この本で再確認できたのは、雇用保険。つまり退職と同時に突き付けられる失業です。私は、65歳で定年を迎えたら年金生活になるので「失業にはあたらない」と思い込んでいました。

しかし、65歳以上で退職した人には「高齢者求職者給付金」という一時金。しかも一時金なくで課税の対象にはならないおカネが給付される制度があるということをもこの本を読んで初めて知りました。

年金のことばかり気にしていたら、失業保険という死角があったのです。あわててハローワークに問い合わせたら、タイミング的にもセーフ。受給手続きをした上で認定されれば50日分の一時金が戻ってくるようです。

有山典子さん

マネージャーナリスト。野村総合研究所勤務後、専業主婦を経て出版社に再就職。ビジネス書籍や経済誌の編集に携わる。1988年に西武タイム(現KADOKAWA)に入社、マネー誌『マネージャパン』編集に携わる。2000年より『マネープラス』創刊編集長の後『マネージャパン』編集長を経て独立、現在はフリーでビジネス誌や単行本の編集・執筆を行っている。ファイナンシャルプランナーの資格も持つ

まとめ

本書にもありますが、著者の有山典子さんはマネー雑誌の編集者です。研究者でもなく、ファイナンシャルプランナーでもない視点から、シニアたちの陥る”落とし穴”を見続けてきた人です。着眼点がピンポイントなところが役に立つ本だと思います。