歴代 ゴールド・ダガー賞 (The Gold Dagger)受賞作一覧

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ゴールド・ダガー賞 を書きます。

ゴールド・ダガー賞

ゴールド・ダガー賞(The Gold Dagger)は、英国推理作家協会(The Crime Writers’ Association : CWA) により、その年にイギリスで出版された推理小説の中で最も優れた長編作品に与えられる文学賞です。

2024年「(Tell Me What I am)」Una Mannion

2023年「サヴァナの王国(The Kingdoms of Savannah)」ジョージ・ドーズ・グリーン

ジョージア州サヴァナの春の夜、常連客の集まるバーを出たホームレスの青年が殺害され、考古学者である連れの黒人女性が拉致された。青年の遺体が発見されたのは全焼した空き家で、所有者の土地開発業者グスマンが殺人と保険金目当ての放火の罪で逮捕。グスマンは、探偵事務所も営みサヴァナ社交界を牛耳る老婦人モルガナに真相解明を依頼することになる。彼女は次男のランサムと孫娘にあたるバーのアルバイト女性ジャクに調査を命じるが、やがて明らかになっていったのは、思いもよらない「歴史の大きな闇」だった――。MWA新人賞受賞作『ケイヴマン』で衝撃のデビューを飾ってから約30年。超寡作の曲者作家による待望の第4作。

2022年「(Sunset Swing)」レイ・セレスティン

2021年「 われら闇より天を見る」クリス ウィタカー

「それが、ここに流れてるあたしたちの血。あたしたちは無法者なの」 アメリカ、カリフォルニア州。海沿いの町ケープ・ヘイヴン。30年前にひとりの少女命を落とした事件は、いまなお町に暗い影を落としている。自称無法者の少女ダッチェスは、30年前の事件から立ち直れずにいる母親と、まだ幼い弟とともに世の理不尽に抗いながら懸命に日々を送っていた。町の警察署長ウォークは、かつての事件で親友のヴィンセントが逮捕されるに至った証言をいまだに悔いており、過去に囚われたまま生きていた。彼らの町に刑期を終えたヴィンセントが帰ってくる。彼の帰還はかりそめの平穏を乱し、ダッチェスとウォークを巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が……。苛烈な運命に翻弄されながらも、 彼女たちがたどり着いたあまりにも哀しい真相とは――?人生の闇の中に差す一条の光を描いた英国推理作家協会賞最優秀長篇賞受賞

2020年「天使と嘘(Good Girl Bad Girl)」マイケル・ロボサム

臨床心理士のサイラスは、かつて異様な殺人現場で発見された少女と施設で邂逅する。イーヴィと呼ばれる彼女は、人がついた嘘を見破るという特殊な能力を持っていた。折しも、スケートの女子チャンピオンが惨殺される事件が発生。将来を期待された選手にいったいなにが起きたのか? 捜査に加わったサイラスは、イーヴィと事件の真相を追及する――。世界各国で激賞された英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー受賞作

2019年「ストーンサークルの殺人(The Puppet Show)」M・W・クレイヴン

英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ……英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作。

2018年「(The Liar)」スティーヴ・キャヴァナー

2017年「渇きと偽り(The Dry)」ジェイン・ハーパー

干ばつに苦しむ町で発生した一家惨殺。ある理由で20年ぶりにこの地へと戻ってきた警官フォークは、事件の犯人と目されている亡き友人ルークの汚名を晴らすべく捜査をはじめる。果たして真相は? オーストラリアでベストセラーとなった、新鋭による抒情あふれるフーダニット。

2016年「東の果て、夜へ(Dodgers)」ビル・ビバリー

ロサンゼルスのスラム街「ザ・ボクシズ」で犯罪組織に所属する15歳の少年、イースト。麻薬斡旋所の見張りを担当していた彼であったが、警察の強制捜査によって施設が押さえられてしまった。仲間から責任を問われたイーストにボスが命令を下す――「ある男を殺せ」。標的である裏切り者の判事は遠く東に離れたウィスコンシン州へ旅行中で、組織幹部が裁かれる法廷に証人として立つため、来週ロサンゼルスに戻ってくる。その前に始末する。イーストに同行するのは、13歳にして殺し屋である不仲の弟をはじめとした少年たち3名。崩壊の予感と軋轢を抱えながら、2000マイルに及ぶ旅が始まるが……。罪の意識。同行者たちとの衝突。そして初めて見るロサンゼルスの「外」の光景が、イーストの心をかき乱していく――。孤独なる魂の彷徨を描いて絶賛を浴びたロード・ノヴェルにしてクライム・ノヴェルの傑作。

1956年「第二の男(The Second Man)」エドワード・グリアスン

1955年「罪の壁(The Little Walls)」ウィンストン・グレアム

まとめ