朱に交われば赤くなる「お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣」

お金持ちが肝に銘じている
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

昭和の価値観を支えていた言葉の一つが勤労の精神です。その精神を柱に日本人は会社とともに高度成長を突き進んできました。

でも今は違います。定年制度も年金制度もフラフラになりました。格差も広がっています。つまり副業も含め自分の力で稼がねばならない時代になったのです。

今注目を集めているのはお金を稼ぐ人です。お金を稼いでいる人はどんな生活習慣を身につけているのでしょうか。

Contents

お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣

「遅刻をしない」「スマホに振り回されない」「財布を整理する」「部屋をきれいに保つ」「いつも上機嫌でいる」…一つ一つは特別なことではないし、何より、家計や貯蓄とどう関係するの?と思われるかもしれません。しかしこれこそ、お金持ちが、お金より大切にしている習慣なのです。彼らがなぜそれを厳守しているのか、その秘密に迫ります。

セールスポイント
  • お金が逃げていかない生活態度が学べる
  • 自分に投資する気持ちが強くなる
  • やる気が出てくる自己啓発本

お金もちが肝に銘じているちょっとした習慣

ビジネス界のキーパーソンや著名人を多数取材した著者がその経験からお金持ちたちに共通する振る舞いを分析してまとめた本です。ノウハウ本のように読めばすぐ効く即効性はありませんが、漢方薬のようにあとで効果が現れる内容です。

  • 用もないのにコンビニに立ち寄らない
  • 用もないのに「百均」に立ち寄らない
  • 小出し消費をしない
  • 冷凍庫に保冷剤を溜め込まない
  • 自己破産する人に共通する「だらしなさ」
  • 部屋を掃除・整頓しないで汚れるに任せる
  • ビニール傘を溜め込まない
  • カバンの中に入れたら、入れっぱなしにしない
  • 帰宅して、すぐにテレビをつけない
  • LINEにすぐ返事をしない
  • 小さなマナー違反をしない

百円均一ショップに入った人は一回の買い物で平均755円近い買い物をしているのだそうです。百円均一ショップは730円。目的以外のものを衝動買いするのは日本人だけなのだとか。消費が増えれば日本経済は回って行きますが、無駄なものを買いすぎると消費者の首は回らなくなります。

消費すること自体は悪いことではありませんが、問題は買ってきたものをちゃんと使っているかどうかだと、著者は言います。

なんとなく買いをする心理状態はストレス発散が目的であることが多く、ストレスを抱え込んでいる暮らしはお金の管理がルーズになりがち。だからいつまでたってもお金に苦労するのです。

暮らしに無駄な小穴が空いていないか

うまく行っている人の習慣には生活の質を落とさないヒントが詰まっています。そうしたヒントは学校で教えてくれるものではなく、ネットでもなかなか検索しにくいものです。

腹の虫がおさまらない時は、自分をちょっと上から見てみる。

ドローンの視線で自分を見ると嫌なやつである自分が見える。そう気づいた瞬間、これではいけない。直さなきゃと、すぐに気持ちを切り替えようという思いが浮かんでくる。

つまり自分を客観視する姿勢が大切なんですね。

特に参考になったのは、部屋の片づけ・整理をすると、無駄な買い物が減るというくだりだ。これには、わが意を得たり。確かに、自分の持ち物を整理整頓すると、如何に無駄な買い物が多かったか分かるというもの。そうすれば自然、無駄買いを減らしたいと思い、お金の使い方も変化する。至極まっとうなことを言っている。

本書では、お金持ちとそうでない人の特徴をあげて説明されています。
 お金持ちにとって、お金はある種の『精神性』があり、『高い精神性』を保持している人ほど相性が良い。→ 人としてきちんと生きていること。
一方、お金に困る人の生き方は、だらしない生活習慣を持っていること。
この先待っているのは「経済破綻」。 → 「生活破綻」。 → 「人生破綻」。となる。

菅原圭さん

早稲田大学文学部卒業後、コピーライター、出版社を経て、執筆活動に入る。ライターとして、ビジネス界のキーパーソンや作家、文化人などを数多く取材。

まとめ

お金は貯めようとしても増えないものです。ではどうすればいいのか。回り道のようですが生活態度を変えていくことがゴールへの最短距離です。

「お金を稼ぐには教養はいらない。しかし、金を使うには教養が必要だ」「自分への投資は絶対に裏切らない。だから私は、最大限自分への投資を続けていく」

金儲けの方法を与えてくれる本ではありませんが、お金に好かれることの意味が見えてくる本です。

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