【選書】中島岳志が薦める5冊・東洋経済8月15日号

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

皆さんは「どこにも行けないこの夏だから、読書に挑戦したい!」と思った事はありませんか?

そんな時に、お手軽に中身の濃い本を探す方法があります。それが『選書』です。雑誌の中には選書を特集しているものもあります。週刊東洋経済8月15日号もその一つ。東京工業大学教授の中島岳志さんが薦める本を見てみましょう。

Contents

僕らの文明観を考え直す時

パンデミックが当たり前のようになったこの時代。私たちは巣ごもり生活を余儀なくされています。巣ごもり生活から抜け出すためにはこれまでの価値観を見直し、人間と環境の在り方を考え直していかなくてはなりません。

ポストコロナの生き方を示す。小さな社会で支えあう思想。が選書のポイントです。

コロナの時代の僕ら

ウィルスが繰り返しやってくるのはウィルスが私たちを巣穴から家畜のように引っ張り出していると著者はいいます。人間が家畜のようにならないためには環境に対する考え方を改めなければならないのです。

資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐

行き過ぎたグローバル資本主義は形を変えた近代主義、左派思想である。社会的な富としての顧問を人々がどう立て直していけばいいのかその糸口を探ります。

真の独立への道

人間の欲望は格差を生みます。ガンディは「近しい社会、自分の身近な社会の中で、隣人の論理を重視せよ」と説きます。

一汁一菜でよいという提案

レシピの解体を料理研究家の土井善晴さんは提唱します。料理をつくる台所こそが「自然との交わり」の場所であり、再発見する意味のある場所であると提起します。

熊谷守一 わたしはわたし

草花や小さな虫たち、猫、鳥などを主題に、単純な形態と明瞭な色彩を特徴とする画風「モリカズ様式」で人々を魅了し続ける画人・熊谷守一(1880〜1977)。彼が見つめたのは生命そのもの。彼のような視点をもっと考えるべきなのではないか。

中島岳志さん

東京工業大学 科学技術創成研究院 未来の人類研究センター・リベラルアーツ研究教育院教授。インド政治や近代日本の思想史を研究しています。

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