歴代 マカヴィティ賞 長編賞受賞作一覧

マカヴェティ賞
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 マカヴィティ賞 を書きます。

マカヴィティ賞 受賞作


マカヴィティ賞(Macavity Award)は国際ミステリー愛好会クラブ(Mystery Readers International)が主催し、クラブメンバーの投票により受賞作が決められる推理小説の文学賞です。マカヴィティ賞の名称は、T・S・エリオットの作品「キャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法」に登場する猫の名前が由来となっています。

2023年「(A World of Curiosities)ルイーズ・ペニー

2022年「頬に哀しみを刻め(Razorblade Tears)」S・A・コスビー

殺人罪で服役した黒人のアイク。出所後庭師として地道に働き、小さな会社を経営する彼は、ある日警察から息子が殺害されたと告げられる。白人の夫とともに顔を撃ち抜かれたのだ。一向に捜査が進まぬなか、息子たちの墓が差別主義者によって破壊され、アイクは息子の夫の父親で酒浸りのバディ・リーと犯人捜しに乗り出す。息子を拒絶してきた父親2人が真相に近づくにつれ、血と暴力が増してゆき――。

2021年「黒き荒野の果て(Blacktop Wasteland)」S・A・コスビー

米国南部の町で自動車修理工場を営むボーレガード。裏社会で語り継がれる伝説のドライバーだった彼は、足を洗い家族とまっとうに暮らしていた。だが工場の経営が傾きだしたことで運命の歯車は再び狂い始める。金策に奔走するボーレガードに昔の仲間が持ちかけてきたのは宝石店強盗の運転役。それは家族を守るための最後の仕事になるはずだった。ギャングの抗争に巻き込まれるまでは――。

2020年「ザ・チェーン 連鎖誘拐(The Chain)」エイドリアン・マッキンティ

シングルマザーのレイチェルの娘が誘拐された。何者かから、身代金をビットコインで送金し、他人の子どもを誘拐しろと指示されるレイチェル。レイチェルが誘拐した子供の家族がまた身代金を払い、その家族がさらに別の子供を誘拐すれば、娘は生きて解放される。失敗すれば殺されてしまうというのだ。謎の人物が仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン〉に組み込まれてしまったレイチェルは、無関係の子供の誘拐計画を試みることに……被害者から加害者へと変わってしまった彼女の運命は!?

2019年「11月に去りし者(November Road)」ルー・バーニー

1963年11月、ニューオーリンズ。暗黒街で生きる男ギドリーは、ケネディ大統領暗殺の報に嫌な予感を覚える。数日前に依頼された仕事はこの暗殺絡みに違いない。ならば次に死ぬのは自分だ、と。仇敵を頼って西へ向かう道中、夫から逃れてきた訳ありの母娘と出会ったギドリーは家族連れを装いともに旅するようになる。だが組織が放った殺し屋はすぐそこに迫っていた――

2018年「カササギ殺人事件(Magpie Murders)」アンソニー・ホロヴィッツ

1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―。アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!

2017年「(A Great Reckoning)」ルイーズ・ペニー

「A Great Reckoning」は、カナダの小さな村を舞台にしたミステリー小説です。元刑事のガマシュが、警察学校で起こる謎の事件を解決するために奮闘します。友情や裏切りが絡み合い、正義とは何かを問いかける感動的な物語です。ChatGPTAnswer

2016年「(The Long and Faraway Gone)」ルー・バーニー

2015年「(The Killer Next Door)」アレックス・マーウッド

2014年「ありふれた祈り(Ordinary Grace)」ウィリアム・K・クルーガー

1961年、ミネソタ州の田舎町。13歳のフランクは、牧師の父と芸術家肌の母、音楽の才能がある姉や聡明な弟とともに暮らしていた。ある夏の日、思いがけない悲劇が家族を襲い穏やかだった日々は一転する。悲しみに打ちひしがれるフランクは、平凡な日常の裏に秘められていた事実を知ることになり……

2013年「(The Beautiful Mystery)」ルイーズ・ペニー

2012年「探偵は壊れた街で(Claire DeWitt and the City of the Dead)」サラ・グラン

クレア・デウィットはただの女探偵ではない。独特の探偵術を駆使し、巧みに銃を扱い、困難な調査でも決して諦めない。2007年、ハリケーンの傷痕が残るニューオーリンズで、クレアは失踪した地方検事補の捜索を依頼される。洪水で死んだと思われる一方で、嵐のあとに姿を見た者もおり経緯がわからない。真実によって誰かが傷つくこともある。しかし探偵にできるのは、謎を解決し先に進むことだけだ。傷ついた街と人々に寄り添う女探偵の活躍を描く、マカヴィティ賞最優秀長篇賞受賞作。

2011年「(Bury Your Dead)」ルイーズ・ペニー

2010年「(Tower)」ケン・ブルーウン&リード・ファレル・コールマン

2009年「警視の偽装(Where Memories Lie)」デボラ・クロンビー

1945年のドイツと現代のロンドンをつなぐジュエリーが、オークションに出された。関わる人たちの連続死。時と場を越えた謎とは?

1888年「結婚は命がけ(Marriage is Murder)」ナンシー・ピカード

結婚を二週間後に控えたわたしにとって、その事件は他人事とは思えなかった。夫の暴力に耐えかねた女性が、思い余って夫を殺してしまったのだ。幸せな結婚生活の行き着く先がこんな悲劇だとは。捜査を担当する婚約者のジェフと一緒にわたしは真相を追うが、やがて次なる事件が…。現代的テーマである家庭内暴力と結婚を前に揺れ動く女心を描く、好評ジェニー・ケイン・シリーズ第3弾。マカヴィティ賞最優秀長篇賞受賞作。

1887年「死の味(A Taste for Death)」P・D・ジェイムズ

教会の聖具室で血溜まりの中に横たわる二つの死体は、喉を切り裂かれた浮浪者ハリーと元国務大臣のポール・ベロウン卿だった。二人の取り合わせも奇妙だが、死の直前の卿の行動も不可解だった。突然の辞表提出、教会に宿を求めたこと…卿は一体何を考えていたのか?彼の生前の行動を探るため、ダルグリッシュ警視長は名門ベロウン家に足を踏み入れる。重厚な筆致で人間心理を巧みに描く、英国推理作家協会賞受賞作。

まとめ

国際ミステリー愛好会クラブ(Mystery Readers International)が主催する推理小説の文学賞「 マカヴィティ賞 」の歴代受賞作品リストです。自分に合った本探しの参考にしてください。