老後の沙汰は自分次第という話

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

老後の資金が2,000万円足りないという金融庁のリポート。びっくりしたと同時にやっぱりそうかという織り込み済みの気持ちで読みました。

改めて感じたのは、年金の仕組みの分かりづらさです。収入も生活も違う人を一括りで説明しようとするところが問題の根っこにあるように思います。

わかりやすいモデルをたくさん作って、その中から自分にあった事例を学ぶことができれば、余計な不安を感じることもないのではと思います。

ということで、自分用に年金モデルを絵解きしてみました。

年金は三階建て

年金は三階建て

会社員が加入するのは厚生年金です。自営業者が加入する国民年金とあわせて公的年金どいいます。

会社員の中には、企業が退職金とは別に、退職後の資金を年金として積み立てる場合があります。これが企業年金です。

さらに、自分で老後の年金を積み立てる場合があります。これを自助年金といいます。

60歳を超え、会社勤めを終えたサラリーマンの生活ははだいたいこの三つの年金によって支えられているのです。

公的年金(厚生年金or国民年金)は雀の涙

公的年金の金額は、ねんきん定期便で見ることができます。初めて見た金額の低さには仰天しました。夫婦合わせて例えば300万円台で「健康で文化的な最低限の生活」を営むわけです。

老後の生活を楽しみたいと思ったら、二階や三階部分の年金もあわせて準備しなくてはなりません。

公的年金が300万円であっても、企業年金が100万、貯金代わりに積み立てた自分年金が100万円上乗せされれば年収500万円も夢ではありません。

※自助年金は若いうちから積み立てましょう。 給与所得者1人あたりの平均年収は420万円といいますから、軽く超えます。社畜といわれようとも働きアリといわれようとも、これと行った特技のないサラリーマンは会社にしがみついた方が得です。

年収600万円ある人はリッチなのかプアなのか|転職Hacks

老後に足りない2,000万円とは

老後の生活は人さまざま。質素な生活で満足できるならば必要な資産は少なくて済みますが、贅沢な生活を臨むならおかねはいくらあっても足りないことがわかります。

先日金融庁がまとめたリポート。老後の生活が2,000万円足りないというニュースにびっくりした人も多いと思いますが、この2,000万円についても人さまざまだということはあまり聞こえてきませんでした。

週刊東洋経済7月8日号の記事によると、金融庁のリポートの根拠となったデータは平均値が使われていたとのことです。平均値というのは、低所得で生活している高齢者も、有り余る資産を持った高齢者も含まれているのです。

大金持ちと貧乏人を合わせた平均値は正しい数字といえるのか。その辺もあまり聞こえてきません。

一握りの資産家が抱える資産は全体の平均値を大きく引き上げます。記事ではこの点を考慮すべきだと主張しています。私たちが足りないと感じる年金の実情と、年金制度とは同列に論じられないというわけです。

しかし、資産家でもない私の実感からは、年金以外に収入の道がなくなる高齢者の不安は制度以前の問題と言わざるを得ません。

公的年金あとずらし作戦

週刊東洋経済の特集では、足りない年金を補う奇手として、年金後ずらしという方法が提案されていました。これはいったいどういう方法なのでしょうか。

三階建てとなった年金を時間軸で見てみましょう。

定年を迎えた60歳あたりから積み立てた年金を受け取る資格を手にします。

公的年金は、諸般の事情から支給開始年齢が下げられ、65歳にならないと受け取ることが出来なくなりました。

公的年金のメリットは終身年金であること。死なない限り支給され続けます。

これに引き替え、会社で積み立てた企業年金は支給期間が限られます。

早死にするリスクを承知で多くの給付を死ぬまで貰うのが得か?

提案によると、公的年金の支給開始時期を後ろにのばせば支給される金額が伸ばした分だけ割り増しされるといいます。

はやいうちから少ない給付を選ぶのが得か?

支給開始時期は前倒しすることもできますが、その場合は減額されます。

有限の年金原資を生活費にまわし、支給開始げをぎりぎりまで繰り下げるか?

後ろに伸ばす場合、支給開始までどうやって食いつなぐのか考えなければなりません。

そこで記事が提案するのが公的年金以外の年金を繰り上げ開始前に生活費にあててしまうことです。期間限定の年金原資を早めに使い切り、終身給付の公的年金を利用し尽くそうという考えです。

後ろに伸ばしたら、寿命を迎えて死んでしまう確率も高まります。損するから貰えるものは減額されてでも貰った方が得だという声も聞こえてきそうです。

どちらが得なのでしょうか。

繰り下げして後悔するのはあの世。繰り上げして後悔するのはこの世

結論から言えばどちらを選んでも一長一短です。

わずかな年金で長い老後を過ごした方が得か、それとも人生の終盤に分厚い年金を手にして不安を解消する道を選んだ方が得なのか。生きている間を楽しめればいいではないかというのが支給繰り下げのメリットだといいます。

いずれにせよ判断は自分次第ということのようです。

もらえる年金はあてにしない。出るを制し少しでも収入を増やす。最適なのがブログを発信すること。

1日300円でも稼げるようになれば月一万円。これだけでも大変な成果です。

時間を有意義に使って行きたいと思います。