歴代 バリー賞 長編賞受賞作一覧

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 バリー賞 を書きます。

Contents
  1. バリー賞 長編賞受賞作
  2. まとめ

バリー賞 長編賞受賞作

バリー賞(The Barry Award)はアメリカの季刊推理雑誌「デッドリー・プレジャーズ (Deadly Pleasures) 」が主催する、アメリカの批評家バリー・W・ガードナー(Barry W. Gardner)に因んで名付けられたミステリー文学賞です。

2023年「正義の弧(Desert Star)」マイクル・コナリー

未解決事件班の責任者になったバラードはボッシュをチームに引き入れる。優先すべきは約三十年前の女子校生殺人事件だったが、ボッシュは夫婦と子ども二人が砂漠に埋められた一家殺害事件に没頭して言うことを聞かない。班員には事物に触れて見えない事情を感じるという共感能力者もいてバラードを困らせる。ハリー・ボッシュとレネイ・バラード共演第4弾。

2022年「頬に哀しみを刻め(Razorblade Tears)」S・A・コスビー

殺人罪で服役した黒人のアイク。出所後庭師として地道に働き、小さな会社を経営する彼は、ある日警察から息子が殺害されたと告げられる。白人の夫とともに顔を撃ち抜かれたのだ。一向に捜査が進まぬなか、息子たちの墓が差別主義者によって破壊され、アイクは息子の夫の父親で酒浸りのバディ・リーと犯人捜しに乗り出す。息子を拒絶してきた父親2人が真相に近づくにつれ、血と暴力が増してゆき――。

2021年「黒き荒野の果て(Blacktop Wasteland)」S・A・コスビー

米国南部の町で自動車修理工場を営むボーレガード。裏社会で語り継がれる伝説のドライバーだった彼は、足を洗い家族とまっとうに暮らしていた。だが工場の経営が傾きだしたことで運命の歯車は再び狂い始める。金策に奔走するボーレガードに昔の仲間が持ちかけてきたのは宝石店強盗の運転役。それは家族を守るための最後の仕事になるはずだった。ギャングの抗争に巻き込まれるまでは――。

2020年「(The Lost Man)」ジェイン・ハーパー

「The Lost Man」は、オーストラリアの広大な砂漠で起こるミステリー小説です。三人兄弟のうち一人が謎の死を遂げ、残された二人がその真相を探ります。家族の絆や秘密が明らかになる中で、過去と向き合いながら真実を見つけ出す物語です。ChatGPTAnswer

2019年「11月に去りし者(November Road)」ルー・バーニー

1963年11月、ニューオーリンズ。暗黒街で生きる男ギドリーは、ケネディ大統領暗殺の報に嫌な予感を覚える。数日前に依頼された仕事はこの暗殺絡みに違いない。ならば次に死ぬのは自分だ、と。仇敵を頼って西へ向かう道中、夫から逃れてきた訳ありの母娘と出会ったギドリーは家族連れを装いともに旅するようになる。だが組織が放った殺し屋はすぐそこに迫っていた――

2018年「沼の王の娘(The Marsh King’s Daughter)」カレン・ディオンヌ

「The Marsh King’s Daughter」は、ある女性が自分の過去と向き合うミステリー小説です。主人公のヘレナは、幼少期に誘拐され、湿地で父親と孤立して育てられました。大人になった彼女は、逃げ出した父親を追い、彼との対決を通じて自分のルーツと向き合います。家族と自由の大切さを描いた物語です。ChatGPTAnswer

2017年「(A Great Reckoning)」ルイーズ・ペニー

「A Great Reckoning」は、カナダの小さな村を舞台にしたミステリー小説です。元刑事のガマシュが、警察学校で起こる謎の事件を解決するために奮闘します。友情や裏切りが絡み合い、正義とは何かを問いかける感動的な物語です。ChatGPTAnswer

2016年「(Badlands)」C・J・ボックス

「Badlands」は、アメリカの小さな町で起こる犯罪を描いたミステリー小説です。若い警察官カシーが、殺人事件と麻薬取引の謎を解明するために奮闘します。彼女は地元の人々と協力しながら、危険な状況に立ち向かい、正義を守ろうとします。ChatGPTAnswer

2015年「(Natchez Burning)」グレッグ・アイルズ

「Natchez Burning」は、アメリカ南部の町ナチェズを舞台にしたサスペンス小説です。主人公は医師であり、市長でもあるペン・ケイジ。彼は、過去の人種差別に絡む殺人事件の真相を追い求めます。物語は家族の絆や正義の難しさを描き、複雑な歴史を背景に展開されます。ChatGPTAnswer

2014年「ありふれた祈り(Ordinary Grace)」ウィリアム・K・クルーガー

1961年、ミネソタ州の田舎町。13歳のフランクは、牧師の父と芸術家肌の母、音楽の才能がある姉や聡明な弟とともに暮らしていた。ある夏の日、思いがけない悲劇が家族を襲い穏やかだった日々は一転する。悲しみに打ちひしがれるフランクは、平凡な日常の裏に秘められていた事実を知ることになり……

2013年「さよなら、ブラックハウス(The Blackhouse)」ピーター・メイ

2012年「特捜部Q -檻の中の女-(The Keeper of Lost Causes)」ユッシ・エーズラ・オールスン

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。とはいってもオフィスは窓もない地下室、部下はシリア系の変人アサドの一人だけだったが。未解決の重大事件を専門に扱う「特捜部Q」は、こうして誕生した。まずは自殺と片付けられていた女性議員失踪事件の再調査に着手したが、次々と驚きの新事実が明らかに!

2011年「解錠師(The Lock Artist)」スティーヴ・ハミルトン

八歳の時にある出来事から言葉を失ってしまったマイク。だが彼には才能があった。絵を描くこと、そしてどんな錠も開くことが出来る才能だ。孤独な彼は錠前を友に成長する。やがて高校生となったある日、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり、芸術的腕前を持つ解錠師に……

2010年「ラスト・チャイルド(The Last Child)」ジョン・ハート

13歳の少年ジョニー・メリモンの双子の妹アリッサは何者かに車に連れ込まれて誘拐された。警察の捜査は一向に進まず、尊敬する父親は失踪し、母親は薬物中毒になる。大人は信用出来ないと親友の力を借りて独力でアリッサを探そうとするジョニーだったが、そんな時に女子生徒の誘拐事件が再び発生した。

2009年「湖の男(The Draining Lake)」アーナルデュル・インドリダソン

干上がった湖の底で発見された白骨。頭蓋骨には穴があき、壊れたソ連製の盗聴器が体に結びつけられている。エーレンデュルらは、丹念な調査の末、ひとつの失踪事件に行き当たった。農機具のセールスマンが、婚約者を残し消息を絶ったのだ。男は偽名を使っていた。男は何者で、何故消されたのか?過去に遡るエーレンデュルの捜査が浮かびあがらせたのは、時代に翻弄された哀しい人々の真実だった

2008年「女たちの真実(What the Dead Know)」ローラ・リップマン

舞台は著者であるリップマンのフランチャイズでもあるメリーランド州ボルチモア。自動車の当て逃げ事故で捕まった女性が、「わたしは30年前に行方不明になった姉妹の、当時11才だった妹の方だ。」と告白するところからはじまる。確かに1975年に、サニーとヘザーのベサニー姉妹が、週末のショッピングモールで行方不明となり、事件は未解決のまま迷宮入りとなっていた。果たしてその女性は本当にヘザー・ベサニーなのか。だとしたら今まで30年間どうしていたのか。なぜ今頃になって名乗り出たのか。

2007年「夜は終わらない(The Night Gardener)」ジョージ・P. ペレケーノス

ワシントンDC。麻薬、貧困、人種間の争いが蔓延する街―。刑事ラモーンは、この街の犯罪との終わりなき闘いに日々神経をすり減らしている。そんな彼でさえ、やるせなくなる事件が起きた。犠牲者は少年で、しかも息子の友人。事件の解決を心に誓い捜査を始めたラモーンは、二十年前の未解決連続殺人事件との類似点に気づく。さらに他の殺人事件との意外な関連性も浮かびあがった。事件をめぐり、人間の欲望と執念が交錯するなか、明らかになる真相は…。

2006年「緋色の迷宮(Red Leaves)」トマス・H・クック

近所に住む8歳の少女が失踪し、ひょっとすると自分の息子が誘拐しいたずらして殺したのかもしれないという不安。自分の兄もそういう性向を持ち、事件に関わっているかもしれないという疑念―自分をつくった家族と自分がつくった家族。確固たる存在だと信じていた二つの世界が徐々に崩れはじめるとき、どうすればいいのか。

2005年「前夜(The Enemy)」リー・チャイルド

ベルリンの壁が崩壊し、世界が冷戦終結に向けて動き始めた1989年暮れ、機甲師団の将軍が死体で発見された。場所はうらぶれたモーテル。重要な会議に向かう途中、なぜ片道500キロの寄り道をしてそんな所に行ったのか?続いて彼の妻が遠い自宅で、デルタ隊員が基地内で惨殺される。

2004年「あの日、少女たちは赤ん坊を殺した(Every Secret Thing)」ローラ・リップマン

灼熱の太陽の下、放置された赤ん坊に出会った二人の少女。乳母車はしだいに熱を帯びるが、家族の姿はどこにも見あたらない。少女たちは赤ん坊を保護しようとその場から連れ去るのだが…。七年後、施設から出所した少女たちの“あの日”の記憶は曖昧だった。ひとつだけ確かなのは赤ん坊を殺してしまったこと。少女たちはなぜ殺害に至ったのか?そして、二人の身辺で新たに頻発する幼児連れ去り事件の悲しき真相とは?

2003年「シティ・オブ・ボーンズ(City of Bones)」マイクル・コナリー

丘陵地帯の奥深く、犬が咥えてきたのは少年の骨だった―20年前に殺された少年の無念をはらすべく、ハリウッド署の刑事ハリー・ボッシュは調査を始めた。まもなくボッシュは現場付近に住む児童性愛者の男に辿りつくが、男は無実を訴えて自殺を遂げる。手掛かりのない状況にボッシュは窮地にたたされ…深い哀しみを知る刑事ボッシュが、汚れきった街の犯罪に挑む。ハードボイルド界屈指のベストセラー作家が放つ感動作。

2002年「ミスティック・リバー(Mystic River)」デニス・ルヘイン

境遇を越えて友情を育んできた、ショーン、ジミー、デイヴ。だが、十一歳のある日、デイヴが警官らしき男たちにさらわれた時、少年時代は終わりをつげた。四日後、デイヴは戻ってきたが、何をされたのかは誰の目にも明らかだった。それから二十五年後、ジミーの十九歳の娘が惨殺された。事件を担当するのは刑事となったショーン。そして捜査線上にはデイヴの名が…少年時代を懐かしむすべての大人たちに捧げる感動のミステリ。

2001年「(Deep South)」ネヴァダ・バー

ミシシッピに移住したアンナ・ピジョンは田舎の墓地の近くで若いプロムクイーンの死体を発見しました。頭にはシーツが巻かれ、首には絞め縄が巻かれていました。これは、恐ろしい人種的背景を持つ、忘れ去られた過去を奇妙な形で描いた作品です。

2000年「渇いた季節(In a Dry Season)」ピーター・ロビンスン

猛暑に焼かれる夏の盛り、干上がった貯水池から、半世紀前に沈められた村があらわれる。村で見つかった白骨死体には惨殺の痕跡があった。このニュースに、人気ミステリ作家のエルムズリーは震え上がり、デビュー前に書いて封印していた原稿を取り出す——。

2000年「愛しき者はすべて去りゆく(Gone, Baby, Gone)」デニス・ルヘイン

もはやボストンのこの界隈に、幼く無垢で無防備なものたちの居場所は無い。ここは崩壊した家族、悪徳警官、詐欺師、そして、夜毎テレビで誘拐された自分の娘について報じるニュースを観るアル中の母親が住む場所だ。少女が消えて80時間が経過し、捜査依頼を拒み続けていた私立探偵パトリックとアンジーは遂に動き出す。しかしこの少女の捜索は、2人の愛、精神、そして生命までもを失う危険を孕んでいた―。現代最高のディテクティブ・ノヴェル、シリーズ最新刊。

1999年「ベウラの頂(On Beulah Height)」レジナルド・ヒル

ダム工事のため湖底に沈む山里の村で、相次いで二人の少女が失踪した。村は騒然となり、警察も乗りこんでくるが、少女たちの行方は杳として知れない。そのうえ、最有力容疑者と目された青年ベニーも忽然と姿を消し、真相は村とともに湖底に消えた…そして十五年後、村人の大半が移り住んだ町で、ふたたび少女失踪事件が起きた。そして、町のあちこちには“ベニーが帰ってきた”の落書きが!またしても悲劇が繰り返されるのか―十五年前の捜査で無念のほぞを噛んだダルジール警視は雪辱に燃えあがった。執念の捜査が暴く、衝撃の事実とは。

1998年「トランク・ミュージック(Trunk Music)」マイクル・コナリー

ハリー・ボッシュが帰ってきた! ハリウッド・ボウルを真下に望む崖下の空き地に停められたロールスロイスのトランクに、男の射殺死体があった。「トランク・ミュージック」と呼ばれる、マフィアの手口だ。男の名はアントニー・N・アリーソ、映画のプロデューサーだ。どうやら、彼は犯罪組織の金を「洗濯する」仕事に関わっていたらしい。
ボッシュは被害者が生前最後に訪れたラスヴェガスに飛ぶ。そこで彼が出会ったのは、あの『ナイトホークス』で別れた運命の女性、エレノア・ウィッシュだった……。

1997年「猟犬クラブ(Bloodhounds)」ピーター・ラヴゼイ

ミステリ愛好会「猟犬クラブ」の会員が世界最古の切手窃盗の疑いをかけられた。身に覚えのない嫌疑をかろうじてはらした男が自宅に戻ると、そこには会員の一人の死体が。しかも部屋は完全なる密室状態だった!海千山千のミステリ・マニアを相手に繰り広げる警視ピーター・ダイヤモンドの推理が冴える。前作『バースへの帰還』につづき、二年連続で英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞を受賞したシリーズ屈指の傑作。

まとめ