
高齢者になって年金生活をはじめます。でも、年金収入だけでは老後が心配です。幸いなことに副業があるのでその資金を使って一年前から投資にチャレンジしています。
しっかり予習してはじめたつもりでしたが損ばかり。株は儲かるという本は結構あてにならないことがわかりました。初心者がまず読むべきは儲け方の本ではなく仕組みを知ることです。
いちばんやさしいと自称している株の本をご紹介します。
Contents
一番やさしい株の教科書

150ページ。イラストも付いているので基本的な部分がスラスラ頭に入ります。難しい部分はカットされていますが、入門書は興味を深めるための入り口です。ここから類書探検を始めましょう。
- NISAのメリットがわかった
- ネット証券のメリットがわかった
- リスク回避の知識を学べる
私にとって参考になったのはNISAの解説でした。年齢がシニアなのでIDECOは利用できませんが、並んで紹介されているNISAの利用方法がわかりにくく利用を躊躇していたからです。
すでに加入中のネット証券でも、別枠でNISA口座が作れること。今年開設した場合、2024年までの五年間最大で600万円非課税の優遇が受けられること。有効期限が切れたあとはすでに持っていた特定口座に移せること。購入した株を売却した場合、売却した額の枠が消えること。など知らなかったことがわかりました。
私の場合、いきなり個別株の売買からはじめたため、ストップ安や株価大暴落で痛い目に会いました。しかし、ドルコスト平均法で投資信託も始めたため含み益を得ることもできました。
本書では、初心者にとってむだに損しないための助言やヒントもまとめられています。慣れるまでガイドに沿って投資をしていけばびっくりするような損失を出すこともありません。
基本を学び、己の欲望と向き合うことが株取引の正攻法です。そのためにはまず超初心者向けの本を一つマスターし、その上で自分なりの投資方法を学んでいくといいと思います。
最後の方に、失敗事例が4コママンガで書いてあり、まさに、私自身が陥りそうなところを指摘されていて、助かりました。
竹内弘樹さん
ライフパートナーズ株式会社代表取締役。株初心者アドバイザー。1978年生まれ、愛知県出身。独学で株式投資を学びながら、個人事業主として独立し、WEBサイト「やさしい株のはじめ方」を立ち上げる。その後、ライフパートナーズ株式会社を設立、代表を務める。その他の運営サイトとして「楽しい株主優待&配当」「やさしいIPO株のはじめ方」などがある。
まとめ
ちょっとわかりにくかったのが確定申告を想定した口座の作り方。私は「特定口座・源泉徴収なし」を選択し、確定申告で税金の計算をしましたが、ネット証券側が提出に必要なデータを準備してくれたので結果迷うことはありませんでした。
初心者にとっては何をどこまで準備したらいいか戸惑うのが初めての確定申告なので、初心者に向けた教科書ならもう少しページを割いて説明しても良かったように思いました。
- ブログと動画で培ったネットで稼ぐ知見を公開
- 分かりやすさに徹した秀逸な文章力
- 読んでいるうちにやる気が出てくる自己啓発本