未来人の胃袋をつかめ「フードテック革命」

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

テレビ番組欄を眺めていると社会構造の変化がわかります。高度成長期の頃、早朝の時間帯にはながらく地味な一次産業向けの番組が並んでいました。農林水産業が多くの人たちの手によって支えられていたからです。担い手が減り、流通が変わった今、番組の多くは消費者向けのグルメ番組に姿を変え、番組欄はカラフルなものになりました。急速に変化する食の現場は私たちのくらしをどう変えて行くのか。参考になる本に注目が集まっています。

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義

フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義
セールスポイント
  • 常識を変える最新技術がわかる
  • 食を支える仕組みの変化を先取りできる
  • 健康や環境などの問題解決のヒントが得られる

食をめぐる産業は2025年までに世界で700兆円規模に達すると言われます。これほど大きい規模にも関わらず、日本では積極的に紹介されていない市場も多く、コロナ騒動の中注目を集めています。

フードテック革命

農業経済を支える構造は「固定化された需要と中途半端に増やせる供給」のバランスの上に成り立っているといわれます。カネを持った少数の消費者の気まぐれにカネを持たない世界で働く多数の生産者が振り回されてきたからです。

ところが今、生産の場に変化がおきつつあります。例えば代替肉(ベジミート)。食糧問題や環境問題解決の対応策として登場した新技術は、代用品としてではなく主力の商品として選ばれるまで進化しています。

カネを持つ世界の少数の生産者が参入し始めたことにより、バランスは大きく変わり始めます。流通だけでなく私たちの健康やくらしのあり方までドミノ倒しのように変わるでしょう。

食の現場の変化を見続けてきた4人のコンサルタントやジャーナリストがまとめた予言の書のように思えます。

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コロナの自粛期間中に料理にハマったという人は多くいるでしょう。私自身も一人暮らしを始めてから料理に凝ってます。 今までの料理家電はとにかく「時短」、「省力化」を意識していた。確かにそれらの家電は時間を産み出した。だが、時間の創出が幸せに繋がっているかと言えばそうとは言えない。これからの時代は料理家電は時短という観点以上に「幸せの創出」という点が重視されるのでしょう。 レストラン、スーパーも大きな変化が起きるでしょう。美味しい料理はUberで、食材はAmazonfreshで家まで配達してくれます。「食べる」、「買う」という本来の目的を超えた新たな価値を提供する場にならないと生き残れません。新しい価値の提供は急務と言えます。 フードテックという分野は緩やかに徐々に世の中に浸透していくのではないかと予想していました。ですがコロナがフードテックの機運を高めました。これを良い機会と捉え、流れに乗ればフードテックのフロントランナーになれるでしょうね。 #フードテック革命 #フードテック #日経bp #田中宏隆 #岡田亜希子 #瀬川明秀 #本 #読書 #読書記録 #本好きな人と繋がりたい #読書好きな人と繋がりたい #book #bookstagram

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本書の内容は食品関連業界の方々、というよりはコロナ災害の中で数年~数十年(?)生きていかなければならない我々全員が読むべき価値がある。

「食のネットフリックスは現れるか?」そもそも食文化も、調理家電も、日本は最先端のはずではなかったか?日本発のフードイノベーションを発信できる文化と価値を自分たちなりにも再定義する必要があると考えさせられた。

人々の生活と切っても切れない関係にある「食」の領域におけるイノベーションは、今後私たちのライフスタイルを大きく変えていくかもしれない。
「食」を様々な角度から切り取り、よしなにまとめてくれている良書であった。

海外ではかなり進んでいる事が、日本ではまだまだだったり。でも、そんなのは1日で塗り替えられるのは、iPhoneの時と同じ。

著者はどんな人

田中宏隆(たなか・ひろたか)
シグマクシス Director /「 スマートキッチン・サミット・ジャパン」主催。パナソニックを経て、マッキンゼーでハイテク・通信業界を中心に8年間に渡り成長戦略立案・実行、M&A、新事業開発、ベンチャー協業などに従事。17年シグマクシスに参画。食を起点とした事業共創エコシステムを通じた新産業創出を目指す。一般社団法人SPACE FOODSPHERE理事。『フードテックの未来』(日経BP総研)監修。慶應義塾大学経済学部卒。南カリフォルニア大学MBA取得

岡田亜希子(おかだ・あきこ)
シグマクシス Research / Insight Specialist。アクセンチュアを経て、マッキンゼーにて10年間、ハイテク・通信分野のリサーチスペシャリストとして従事。17年シグマクシスに参画。「スマートキッチン・サミット・ジャパン」の創設およびその後の企画・運営に参画する他、フードテック関連のコミュニティー構築、インサイトの深化、情報発信などの活動に従事。『フードテックの未来』(日経BP総研)監修。大阪大学大学院国際公共政策研究科修士課程修了

瀬川明秀(せがわ・あきひで)
シグマクシス Principal。出版社にて経済記者、編集者として、数々のメディア立ち上げに従事。27年間の編集経験を経て、17年シグマクシスに参画。フードテック関連の情報発信に従事する他、大手企業の組織変革、メディア業界の新規事業などのコンサルティング案件にも参画する。早稲田大学総合研究機構招聘研究員。著書に『アグリゲーター』『ホワイト企業』など。『フードテックの未来』(日経BP総研)監修。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了

外村 仁(ほかむら・ひとし)
スクラムベンチャーズ Partner。Bain & company、Appleを経て、2000年にシリコンバレーで起業。Evernote日本法人会長を務めた後、16年から現職。SFから勃興するフードテックコミュニティーに参加し、早期エバンジェリストとして日本でフードテックコミュニティーを形成、「スマートキッチン・サミット・ ジャパン」を共同創設。総務省の「異能(Inno)vation」プログラムアドバイザー。Basque Culinary Centerのインキュベーション施設「LABe」メンター。東京大学工学部卒。スイスIMD(国際経営大学院)MBA取得

まとめ

フードテック革命がひきおこすであろう変化は新しいサービスという形で続々登場するはずです。

サービスの担い手となるベンチャーとそれを支えるため社会構造が変化しはじめ、消費者である私たちの価値観自体も思いもよらぬ変化をとげることになるのかもしれません。