口コミが人を呼ぶ「新ヒットの方程式」

新ヒットの方程式
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

ブログや動画を作っていると、多くの人に見てもらいたくなることってありますよね。

「売るべきは、あなたの思考と価値観を自分の言葉で語ること」と言われるように、プロの世界でもヒットを作る方程式はカリスマクリエイターの手から共感を伝える無名の人たちの手に移っています。

共感の時代のしのぎかたをまとめた本をご紹介します。

口コミが人を呼ぶ「新ヒットの方程式」

ヒットした商品やサービスはどのように広がっていったのかという理由が実例を交えて解説されています。キーワードは「共感」。2020年の今でこそ、共感は最大のマーケティングツールであることが知られ始めました。消費者としてただ情報を享受するだけでなく、発信側に立った時どういう視点でSNSを活かしていくか。いち早く行動を始めた著者の考察のヒントが満載です。

コモディティとは何か

ビジネス関係の本を読んでいるとよく耳にする言葉に「コモディティ」という言葉があります。「コモディティ化が進んで物が売れなくなった」などと聞くと、世の中で今大変なことが起きているのではないかと不安になります。

この言葉の意味するところは、製造する技術や物を買う機会が行き渡ったりすると、メーカーの商品やサービスが平均化されてしまうことを意味します。誰が作っても品質、機能、デザインに差がないものが作れると、どこで買っても同じものが買えることになります。ということは裏を返せば、価格以外にアピールするものがなくなってしまうことです。

どうやらコモディティとは、値下げが値下げを呼ぶ負のスパイラルのことをさすらしく、消費者にとっては一見お得な現象のように見えます。こうなると新しいものを生み出す力を持つメーカーは出て来にくくなります。

大切なのはユーザーの「共感」

いわばマンネリ化する世の中で、心を動かされるような商品やサービスをどのようにして作り上げるか。作った商品やサービスをどのようにして消費者の元に届けるのか。その謎をとくキーワードは「共感」にあると著者は言います。


企業やブランドが真に伝えたいメッセージを生活者に届け、良好な評判を形成するためには、人々の”共感”を呼ぶコミュニケーションの形成が何より大切だということです。

著者はこのコミュニケーションのあり方を「エンゲージメント・コミュニケーション」と言います。人々に共感され、拡散される方程式は「生活者の関心」に企業やブランドが伝えたいメッセージや情報を掛け合わせることで設計するのだそうです。出版は今から四年前。前回のアメリカ大統領選やアニメ映画「君の名は。」のヒットを引用しながらまとめられてはいますが、「共感」というキーワードにいち早く気づき、ヒットの仕掛け方を分析した視点は今もなお新鮮です。

まとめ

本書を読んだ後、思い出したのがテレビの変化です。TBSテレビで放送している「王様のブランチ」の人気コーナーに瞬間最大視聴率を紹介するコーナーがありました。しかし最近、コーナーの指標が視聴率からツイートに変わりました。長らく広告収入の指標として来た視聴率の看板を下げ、接触率であるツイート数に切り替えざるを得なかったところに、テレビメディアの凋落を感じざるを得ません。