いや〜、夏ですよ。セミが鳴いてますよ。蚊も飛んでますよ。そして、背筋がゾワっとする季節ですよ。
クーラーをガンガンに効かせた部屋で、布団をかぶって震えながら読むホラー小説…あれ、最高じゃないですか?
でもね、2025年8月の新刊は、正直いって「やりすぎ」です。
だってラインナップが、森で消える人、村ぐるみの祭り、条件付き物件、呪われたスマホ、ヤバい実家…いや、もう現実に近すぎて笑えないやつばっかり。
というわけで、僕が全身の毛穴を開きながら選んだ「読むと眠れなくなる」10冊、いってみましょう。
読むと眠れなくなる…!? 2025年8月発売の 国内ホラー 新刊10選
『霧の出る森』 嗣人(8/29)
この森、ヤバいです。霧が出ると人が消えるんですよ。
しかもその森の中に、霊園が造られてるって時点で「やめとけ」案件なのに、物語はそこから始まる。
たとえば、夜中。ふと目が覚めて窓の外を見ると、真っ白な霧。
そこから、ぼんやり人影が…いや、顔が…いやいやいや、動いてる!?
そういう「見なきゃよかった」系の描写がエグい。最後まで読むと、森に近づけなくなります。
『羊殺しの巫女たち』 杉井光(8/27)
はい、出ました。「村ぐるみのヤバい祭り」シリーズ。
未年にだけ行われる祭りで、12歳の少女6人が巫女になるんですが…12年後、全員が再び集まる約束をしちゃうんですね。
この手の話って、「昔のしきたり」って言葉が出た瞬間にもう怖い。
そして案の定、山から異様な死体が出てきます。
読んでて背筋がスーッと冷えるのは、祭りの“本当の意味”が明らかになる瞬間。
あの場面は、マジで本を閉じたくなります。
『身から出た闇』 原浩(8/25)
この作品、あらすじからして異常。
著者本人が「これ出すの正しいのか分かりません」って言ってるんですよ?
短編を提出するたびに、編集が休職するってどういうこと。
物語というよりも、呪われた原稿を読まされてる感覚。
しかも、「これはあなたが望んでいる作品です」って一文が、最後まで頭から離れません。
『その不動産、条件憑き』 夢見里龍(8/25)
条件付きの物件ってだけで怪しいのに、条件がもう変。
「玄関の敷居を踏まないでください」とか、「午後11時以降は窓を開けないでください」とか。
もし、あなたが入居者だったら…踏みます? 開けます? 言っちゃいます?
読んでると、うっかりやってしまいそうになる自分が怖い。
そして条件を破った瞬間、ぞわっとくる現象が…。不動産と民俗学の組み合わせ、クセになります。
『ヤバい実家』 はやせやすひろ(8/22)
これ、全部実話です。
家にまつわる怪談って、どこか他人事に思えないんですよね。
「ウチは大丈夫…だよね?」ってページをめくるたびに確認したくなる。
実家の天井裏で何かが走り回る音。
夜中にトイレへ行くと、廊下の電気が勝手につく。
たぶん、読んだあとに帰省すると、家の静けさが怖くなります。
『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』知念実希人(8/20)

このスマホを絶対に見てはいけない――。
文庫より小さい「スマホ本」でまったく新しい恐怖体験‼大学生の一色和馬は「就職に有利になる」と聞いて「やばいバイト」に手を出す。
これで稼げれば彼女との同棲もうまくいく……
そんな気軽さで始めたバイトだったが、あれ、どういうことだ?
自分のスマホに、不可解な「何か」が起きている。黒い服の女は誰?
体中に目がある怪物?
都市伝説「ドウメキの街」ってなんだ!?
えっ、あれ、死体が!?
スマホ本っていうサイズ感がまず面白いんですけど、内容がえげつない。
「就職に有利になる」と聞いて始めたバイトで、大学生のスマホにおかしな現象が次々起きる。
画面に黒い服の女が映り込む。
体中に目がある怪物が一瞬だけ写る。
そして、どんどん現実の事件にリンクしていく…スマホを手に持ったまま読むと、かなり危険です。
『酒亭DARKNESS』恩田陸 (8/7)
全国の酒場で語られる怪談。
これ、飲みながら読むとヤバいです。酔ってると現実とフィクションの境目が溶けるから。
「鈴が鳴ったら、風を除けろ」とか、「フェーン現象の時は戸を開けるな」とか。
こういう一言の怖さって、じわじわくるんですよ。
13編あるので、ちびちび飲みながら読むのが正解。
『なぜ「あしか汁」のことを話してはいけないのか』三浦晴海(8/7)
タイトルからして呪われてます。
調べた人が全員亡くなってる食べ物って何なんですか。
読み進めるほどに、「あ、これ口に出しちゃダメだ」って本気で思うようになります。
最後に掲載されている“元編集者の最期の日記”は、読んだ夜に夢に出ます。保証します。
『カエルみたいな女 怪談青柳屋敷・新館』青柳碧人 (8/6)
実話怪談49篇+α。
一話が短いからサクサク読めるんですけど、逆にそのテンポの速さがヤバい。次から次へと怪異が襲ってくる感覚。
旅先のホテルの部屋で読んだら最後、絶対に電気を消せなくなります。
『書店怪談』岡崎隼人 (8/6)
書店って明るいし、人も多いし、怖い要素ないじゃん…と思うでしょ?
違うんです。
「盛り塩した方がいいよ。ここ、なんかいるから」って言われた瞬間から空気が変わる。
本の匂いに混じって、何かがいる匂いがする。
最後は、あなたが今いる書店も安全じゃない気がしてきます。
『令和最恐ホラーセレクション クラガリ』 (8/5)
暗がりからあふれ出し、人を呑み込む〈怪異〉。
現代ホラーの最前線に立つ作家たちが、一生背筋にまとわりつくような恐怖を描き出したアンソロジー。
現代最高峰ホラー作家が集結した、究極の6ストーリーズ。
まとめ
いや〜、2025年8月はホラーの当たり月です。
暑い夏なのに、ページをめくるたびに背筋が冷えていく。
しかもどれも、ちょっと現実に近いから逃げ場がないんですよね。
夜中に窓を開けたら…森に霧が出てきたら…実家に帰ったら…スマホをスワイプしたら…。
あなたの日常のすぐそばに、この恐怖たちは潜んでます。
今夜、どれから読みますか?

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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 2025年8月発売の 国内ホラー 新刊10選を書きます。※本ページにはPRが含まれます