2.5次元が握る世界の未来「オタク経済圏創世記」

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

オタク文化が培ってきた2次元ビジネスモデルはクールジャパンに代表される日本画唯一世界に勝てる分野ですが、そのクロニクル・現代史です。流れをサッと掴みたい人にとってオススメな本。

オタク経済圏創世記

ゲーム関連コンテンツで知られるブシロードの役員である著者がオタク文化とビジネスの関係にフォーカスして著した本。

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. . . . サブカルチャー、オタクカルチャーと言われる超日本的な文化商品が海外に受け入れられたのは、単純にインターネットの普及によるデジタル化が要因だろうと思っていたのだが、背景には緻密なプランニングがあったという。 10年ほど前にはオワコンとも言われたプロレスが今北米でも人気となっていたり、バンドリの成功事例などが語られている。 アメリカで生まれたアニメーション映画が、日本では独自のアニメとして発展した項目も紹介されていたのだが、その部分は江戸時代の浮世絵の分業体制と基本は同じではないかと感じてしまった。結局は日本人の基質って昔から変わってないのかなと。 . . _. .. . . . #オタク経済圏創世記 #中山淳雄 #日経bp #日経bp社 #日経bpマーケティング #ノンフィクション #ビジネス書 #zp読書記録 #読書記録 #本好きな人と繋がりたい

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日本人だからできたといわれるオタクビジネス。スタート当初の特徴は次の通りでした。

  • 職人性が高い
  • 中身が楽しい
  • 金儲けは下手

でもそれだけでは世界を相手に戦えません。たどり着いたのがキャラクタービジネスでした。

ロケーションビジネスが成長している背景には
「ソーシャルやシェアリングを助長するロケーションの
『コミュニティ機能』が時代をおいて再評価されている」
ということがある。
デジタル時代において最も強調すべきことは、
「ネットで便利になること」ではなく、
「ネットによって今まで価値として見られていたものを、
より便利に高頻度で味わえるようにすること」

「なぜここまでメディアミックス展開をしなければならないのか?」という理由もよく分かります。

必要なことは

  • サービスのようにコンテンツを「提供し続ける」こと
  • 面ではりつくようにキャラクターをユーザーの記憶にプリントし続ける幅広い360度コンテンツ
  • コンテンツの連鎖的なエンドレス構造

オタク×ビジネスに関しての類書はないので、希少価値があります。その希少価値とは、コンテンツやエンタメ業界全体に共感できる点が多いこと。つまり普遍性がある点です。

オタクを際物と一段下に見た時代は終わりました。旧態依然とした者の考え方を改め、新しい目を育み育てていく存在として伸ばして行かないことには、私たちの未来は内ようにも感じます。

まとめ

ゲーセンっぽい表紙デザインとタイトルはネガティブなイメージを引きずっている感じ。それはそれでリアルでいいのだが、小太りメガネでネルシャツとリュック、アイドルポスターでちょっとクサイ記憶が立ち上ります。ちょっと損している感じの秀逸なビジネス書。懐かしさを取る未来を取るか迷った末に決めたのなら文句は言わない。