新年の始まりに、極上のミステリーを楽しみませんか? 2025年1月に発売された話題作を厳選してご紹介します。法廷サスペンスからホラー、伝統的な本格ミステリーまで、バラエティ豊かなラインナップ。あなたの推理欲を刺激する1冊が、きっと見つかるはず!
- 注目のミステリー小説10選
- 『目には目を』新川 帆立 2025/1/31
- 『天使は見えないから、描かない』島本 理生 2025/1/29
- 『嗤う被告人』前川 裕 2025/1/29
- 『世界でいちばん透きとおった物語2 』杉井光 2025/1/29
- 『楽園の楽園』伊坂 幸太郎 2025/1/22
- 『月下の黒龍 浮雲心霊奇譚』神永学 2025/1/21
- 『千年のフーダニット』麻根 重次 2025/1/16
- 『ヒポクラテスの困惑』中山七里 2025/1/10
- 『バスカヴィル館の殺人』高野 結史 2025/1/8
- 『砂男』有栖川 有栖 2025/1/4
- まとめ
注目のミステリー小説10選
『目には目を』新川 帆立 2025/1/31
重大な罪を犯して少年院で出会った六人。彼らは更生して社会に戻り、二度と会うことはないはずだった。だが、少年Bが密告をしたことで、娘を殺された遺族が少年Aの居場所を見つけ、殺害に至る――。人懐っこくて少年院での日々を「楽しかった」と語る元少年、幼馴染に「根は優しい」と言われる大男、高IQゆえに生きづらいと語るシステムエンジニア、猟奇殺人犯として日常をアップする動画配信者、高級車を乗り回す元オオカミ少年、少年院で一度も言葉を発しなかった青年。かつての少年六人のうち、誰が被害者で、誰が密告者なのか?
『天使は見えないから、描かない』島本 理生 2025/1/29
弁護士の永遠子は33歳。結婚3年目の夫と問題のない関係性を保ちながら、18歳年上の実の叔父・遼一としばしば逢瀬を重ねている。しかし信じていた夫が浮気相手を妊娠させ離婚し、その後、惰性で付き合った若い恋人とも別れてしまう。
子供の頃から抱く自らの叔父への歪な欲望に向き合った永遠子が気付いた唯一無二の愛とは。
『嗤う被告人』前川 裕 2025/1/29
「銚子のドン・ファン」の異名をもつ好色な老資産家が死んだ。殺人罪で起訴されたのは、結婚したばかりの55歳下の若妻――。拘置所で接見を重ねる新人女性弁護士は、被告の曰くありげな言動に翻弄されつつ、不可解な示唆と時に鋭い指摘に誘導されるように、事件の真相に迫っていく。異様な感動の結末へ跳躍する新たな実話系ミステリー!
『世界でいちばん透きとおった物語2 』杉井光 2025/1/29
累計50万部突破の超話題作「セカスキ」待望の続編。新人小説家・燈真と博覧強記の編集者・霧子さんのバディが、ある小説の遺稿に秘められた”想い”を解き明かすビブリオ・ミステリ。
『楽園の楽園』伊坂 幸太郎 2025/1/22
大規模停電、強毒性ウィルスの蔓延、飛行機墜落事故などが立て続けに発生し、世界は急速に混乱に陥った。
これらすべての原因は謎の人工知能『天軸』の暴走と考えられた。
五十九彦(ごじゅくひこ)、三瑚嬢(さんごじょう)、蝶八隗(ちょうはっかい)の選ばれし3人は、人工知能の開発者が残したという巨大な樹の絵画『楽園』を手掛かりに、暴走する『天軸』の所在を探る。
旅路の果てには、誰も想像できない結末が待ち受ける。
『月下の黒龍 浮雲心霊奇譚』神永学 2025/1/21
物の怪の仕業か、それとも人間の悪業か――。
京への道中、憑きもの落としの浮雲と土方歳三は、怪我をした遼太郎と名乗る青年と出会い、箱根の廃寺で雨宿りをすることに。
先にいた様々な身分の男女四人とともに過ごしていると、深夜に一人が不可解な死を遂げる。調べを進めると、下手人と思しき人物は、全員で!?
ラストの謎解きが気持ちいい! 謎解きの快感と怪談の怖さを融合した異色の幕末チャンバラ劇。
「月下の黒龍 浮雲心霊奇譚」
— 小説家 神永学 (@kaminagamanabu) January 16, 2025
1月21日(火)発売予定✨
「#心霊探偵八雲」シリーズの八雲の先祖の浮雲が #土方歳三 を相棒に怪事件に挑む‼️
幕末チャンバラ怪談ミステリー👍
詰め込み過ぎ??笑
読んでねー‼️#浮雲心霊奇譚 pic.twitter.com/fIJ77HC73y
『千年のフーダニット』麻根 重次 2025/1/16
若くして妻を喪い失意に沈むクランは、人類初の冷凍睡眠(コールドスリープ)実験に参加する。さまざまな事情を抱えた男女7名は「テグミネ」という殻状の装置で永きにわたる眠りについた。――そして、1000年後。目覚めたクランたちはテグミネのなかでミイラと化した仲間の他殺体を発見する。犯人は誰なのか。施設内を調査する彼らが発見したのは、さらなる“顔のない死体”で――俊英が魅せる、本格ミステリの新たな地平。
『ヒポクラテスの困惑』中山七里 2025/1/10
2020年4月。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、一人の女性が埼玉県警の古手川を訪ねる。彼女は、オンライン通販の創設者で現代の富豪、そして前日にコロナ感染症で急逝した萱場啓一郎の姪だという。大金を払って秘密裡に未承認ワクチンを接種していた啓一郎がコロナで死ぬはずはない、本当の死因を調べてほしいと頼まれた古手川は、浦和医大法医学教室に解剖を依頼。光崎教授が見出したのは、偽ワクチンによる毒殺の可能性だった――。
『バスカヴィル館の殺人』高野 結史 2025/1/8
森の奥に立つ洋館で、コナン・ドイルやアガサ・クリスティらミステリーの巨匠の作品になぞらえた連続殺人が発生。館の招待客らは犯人捜しを始める。だがそれは「探偵」役のために開催された、実際に殺人が行われる推理ゲームだった。参加者の凛子は生き残るため、「探偵」に謎を解かせようとするが……。先が読めない多層ミステリー! 犯人・探偵・真犯人・黒幕――あなたはどこまで当てられる?
『砂男』有栖川 有栖 2025/1/4
都市伝説“砂男”を調べていた学者が刺殺された。死体にはなぜか砂が撒かれていて……。
奇怪な殺人事件に火村とアリスが挑む表題作など、これまで雑誌掲載のみとなっていた
幻の〈火村シリーズ〉2作をはじめ、〈江神シリーズ〉やノンシリーズの貴重な作品6編が一冊に!すべて単行本未収録。
まとめ
ご紹介した作品は、どれも個性あふれる作品ばかり。新川帆立の『目には目を』では、法と復讐の狭間で揺れる物語が展開し、伊坂幸太郎の『楽園の楽園』は独特の世界観で読者を引き込みます。さらに、有栖川有栖の『砂男』は正統派ミステリーとしての期待を裏切りません。
法廷サスペンス、心理スリラー、ホラー、歴史ミステリー…あなたの好みに合った1冊はどれでしょうか? ぜひ気になる作品を手に取って、新年最初の読書を楽しんでください!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 注目のミステリー小説10選 を書きます。※本ページにはPRが含まれます