【順位】2020 本屋大賞 決定・ランキング[感想]
4月7日、2020年本屋大賞が発表されました。
【#本屋大賞 決定】2020年本屋大賞1位は『流浪の月』(#凪良ゆう ・著/東京創元社)です。凪良ゆう先生、おめでとうございます!!
— 明屋書店豊前店 (@haruyabuzen) April 7, 2020
「愛ではない。けれどそばにいたい。」新しい人間関係への旅立ちを描く、息をのむ傑作小説です。
当店でも全力で推しておりますので、ぜひ手に取ってご覧くださいませ。 pic.twitter.com/1v1JudUhy7
2020年本屋大賞に『流浪の月』凪良ゆう(東京創元社)が決まりました。
[itemlink post_id=”3007″]全国の書店員が選ぶ賞です。私がお手伝いしている書店は投票権がなかったようで「ギャラリーとして参加します」とのこと。
ちなみに一押しを聴いたところ、話題のミステリー 「medium霊媒探偵城塚翡翠」。理由を聞くと、本屋大賞作品は映画化されることも多いので、頭の中に映像が浮かぶ作品が高評価を得るからだそうです。
本命は「線は、僕を描く」「ライオンのおやつ」と予想しましたが『流浪の月』でした。早速読み始めたところ、主人公の二人の置かれた境遇と運命に心が締め付けられました。
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ノミネート作品
線は、僕を描く
- 水墨画というマイナーな世界に光を当てた作品。その奥深さに引き込まれる。
- 主人公の喪失からの恢復が花が蕾から咲くような心が豊かになるような物語 。
- 結構刺さる言葉もちりばめられていてツイッターで拡散したくなる。
店長がバカすぎて
- 書店を舞台にした作品です。多くの書店員が共感するエピソード満載
- ハートウォーミング・ドタバタコメディ
- 本好きは他人の気持ちを想像できる人が多い
夏物語
- 親子とは。子供を産むこととは。世の中に問いかける。
熱源
- 樺太を舞台とした歴史小説。
- 日本人に同化されそうになったアイヌ。ロシアに同化されそうになったポーランド人の葛藤。
ノースライト
- 人生経験を経た中高年向けの骨太ヒューマンドラマ。
- 「ノースライト」とは「北向きの採光」のこと。ひとりの建築士の再生の物語。
- 謎解きではなく人間たちの綾なす偶然。偶然が産み出す罪と贖い。
むかしむかしあるところに、死体がありました。
- 昔話でおなじみの登場人物が殺人に手を染めてしまう。
- イヤミス・後味の悪さが好きな人向き。ラストに一ひねり。
- 昔話が持つ不思議な設定をうまく料理している。
ムゲンのi
- 医療を通して人の心を救う医師でもある作家の作品
- 本屋大賞候補の常連さんになりつつある作家さん
- ファンタジーと現実の医療ミステリーが上手に融合した作品
medium霊媒探偵城塚翡翠
- 四話からなる連作集。主人公香月は、霊媒師・翡翠の持つ霊視と推理を組合せて事件に迫る。どんでん返しあり?
- 細部まで作り込まれた論理とキャラクターの良さが美点。
- ライトノベルやキャラ萌え小説を読み進めるだけの忍耐力が必要?
ライオンのおやつ
死ぬことがなんだか怖くなくなります。
- 末期ガンで余命宣告受けた主人公が 1日1日を丁寧に生きていく物語
- 人生の最後に食べたいおやつを聞いてもらえる。最後にそれぞれのゲストのおやつという切り口が新鮮。
- 楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる。ベクトルの向きが変わることで味わいがより一層深くなります。
流浪の月
- 女児誘拐事件の犯人と被害者の二人 事実とは違う真実 主人公の二人に祝福を
- この木はハズレね-あっさりと引き抜かれて捨てられたトネリコ 疎外された者の痛みが心に響く
- 登場人物の造形がしっかりとしていて、脇役も印象に残る作品
まとめ
知り合いの書店員は、「線は、僕を描く」と「ライオンのおやつ」が一押しだといいます。すでに賞をとった作品と、映像化できそうな内容から推測するとこうなるのだそうです。
何を読んだらいいか本が多すぎてわからない。そんな悩みを持つ人が増えています。その解決策の一つは、大勢の人が勧める本をまず選ぶこと。
気に入った本が見つかったら、そこから著者やテーマを絞って読むことです。
いきつけの書店があり、書店員と顔なじみになったら売れてる本を聞いてみるのも手です。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 本屋大賞 を書きます。※本ページにはPRが含まれます