2023年5月の 海外ミステリー ベスト3

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 海外ミステリー を書きます。

書店は本との出会いの場。しかし、新刊や旧作、ベストセラーと並んだ中からどんな作品を選んだらよいか悩む人も多いのではないでしょうか。

おすすめ海外ミステリーを月別にご紹介します。

2023年5月発行の海外ミステリー

2023年5月に発売された海外ミステリー小説をご紹介します。

  • 「愚者の街」ロス・トーマス
  • 「すり替えられた誘拐」D・M・ディヴァイン
  • 「恐るべき太陽」ミシェル・ビュッシ

さてこの三冊は年間ベストに入るでしょうか。

「暗殺者たちに口紅を」ディアナ・レイバーン

かつてはナチの残党を、現在は犯罪者を標的とする暗殺組織〈美術館〉。社会に害をなす者の抹殺に40年を捧げた60歳のビリーたち女性暗殺者4人は、引退の日を迎えた。記念にクルーズ旅行に出かけたところ、組織が彼女たちを裏切り者とみなし暗殺指令を出したと判明。生き延びるには知恵と暗殺術を駆使して反撃するしかない! 殺すか殺されるかの危険な作戦の行方は――。MWA賞候補作の著者が贈る極上のエンターテインメント!

2023年05月31日

「すり替えられた誘拐」D・M・ディヴァイン

父親は大金持ち、本人は大学の講師と交際している札つきの問題児――そんな学生バーバラの誘拐計画が進行中だという怪しげな話が、大学当局に飛びこんでくる。そして数日後、学生クラブが主催する集会の最中、彼女は本当に襲われた。ところが、この誘拐事件は思いもかけぬ展開を迎え、ついには殺人へと発展する――入り組んだ事件が鮮烈な結末を迎える、謎解きミステリの職人作家ディヴァインならではのエッセンスが詰まった長編!

2023年05月31日

「愚者の街(上下)」ロス・トーマス

壮絶な過去をもつ元スパイに託された仕事は、 腐敗した街をさらに腐敗させること――。 生まれ落ちたときに母を亡くし、その後は父と二人で上海に渡ったダイ。南京路で爆撃に遭い、気づくと手をつないでいた父親は腕だけになっていた……。娼館のロシア人女性に拾われ、娼婦たちから様々な言葉や文化を学びながら生きのびて成人したダイは、やがて「セクション2」と呼ばれる米国秘密情報部でエージェントとしての活動に従事する。だが、何者かに陥れられて投獄され、情報部からも解雇。彼の出獄を待っていたのは、腐敗した南部の小さな街をさらに腐敗させ再興させるという突拍子もない仕事だった――。一人の男の数奇な運命を綴った壮大なるサーガにして、壮絶なる暴力と騙し合いの狂騒曲。二度のMWA賞に輝くクライム・ノヴェルの巨匠畢生の大作、ついに本邦初登場。

2023年05月29日

「サン・フォリアン寺院の首吊人〔新訳版〕」ジョルジュ・シムノン

メグレが尾行した不審な男が拳銃で自殺した。事件の陰にちらつく異様な首吊男の絵の真相とは。シリーズ初期の傑作が新訳で登場!

2023年05月23日

「恐るべき太陽」ミシェル・ビュッシ

南の島に集まった人気作家と作家志望の女性5名が次々に死体で発見され……。騙りの天才ビュッシが放つ、クリスティへの挑戦作。

2023年05月19日

「シェフ探偵パールの事件簿」ジュリー・ワスマー

海辺のリゾート地ウィスタブルでシーフードレストランを経営するパールは、警察官になるというかつての夢をあきらめきれず副業で探偵をはじめたばかりだ。そんな彼女のもとに依頼人が。パールの友人の漁師に貸した金が返ってこないので、経済状態を探ってほしいというのだ。依頼は断ったものの、気になって友人の釣り船に行ってみたパールが見つけたのは、変わり果てた彼の姿だった……。新米探偵パールが事件に挑むシリーズ第一弾。

2023年05月19日

「ヒート 2」マイケル・マン、メグ・ガーディナー

1988年シカゴ。 クリスは切れ者のニール率いる強盗団の仲間とメキシコの麻薬カルテルの現金貯蔵庫を狙っている。 一方、殺人課の刑事ハナは高級住宅地を襲う残忍な連続強盗殺人を追っていた―― 7年後、LAの銀行強盗事件で男たちの運命が交錯したとき、血で血を洗う悲劇が産声をあげる。 追う者と追われる者、米国、南米、アジアを跨ぐ犯罪組織の抗争を壮大なスケールで描く、伝説の映画『ヒート』続編!

2023年05月18日

「チョプラ警部の思いがけない相続」ヴァシーム・カーン

2023年05月18日

「闇の牢獄」ダヴィド・ラーゲルクランツ

ストックホルムで起きた、サッカー審判員撲殺事件。地域警官のミカエラは捜査に参加、尋問のスペシャリストで心理学者のハンス・レッケと出会う。彼は鎮痛剤の依存症だった。独特の心理分析で捜査陣をかく乱するレッケだったが、ある日ミカエラが地下鉄に飛びこもうとした彼を救ったことをきっかけに、二人は被害者の裏の顔と、事件の奥に潜む外交機密に突き当たる。元ピアニストの経歴を持つレッケは、アフガニスタン移民である被害者の中に音楽の痕跡を見つけるが、そこには凄惨な過去が待ち構えていた。上流階級のレッケと移民のミカエラ。奇妙なコンビは時と国境を越え、真実に迫る――。

2023年05月17日

「闇が迫るーマクベス殺人事件」ナイオ・マーシュ

シェイクスピアの戯曲〈マクベス〉上演中に起きる不可解な事件。 容疑者は関係者のみ。シリーズ探偵のアレン警部が謎に挑む!

2023年05月15日

「月影のレクイエム」シャロン・サラ

27年前の悲劇の恋が 二人をめぐり逢わせる―― 祖母の遺言で訪れた地には、憎しみと因縁が渦巻いていた。 シャロン・サラが紡ぐ運命の恋。 あなたはわたしの実の孫ではない――愛する祖母の最期の言葉にキャサリ ンは愕然とした。27年前、祖母は魔女と呼ばれ町の人々から恐れられて いた。ある日悲恋の果てに生まれた赤ん坊の命を偶然救い、一緒に町を 出たが、その子こそがキャサリンだという。祖母を故郷に埋葬してあげ るべくキャサリンは故郷を訪ねるも、魔女の末裔が現れたと周囲は敵意を 向けてくる。味方になってくれたのは保安官のルークただ一人で……。

2023年05月12日

「空軍輸送部隊の殺人」N・R・ドーズ

女性だけの空軍輸送部隊で起こった連続殺人の真相とは!? 1940年、イギリス。農村部の空軍駐屯地に女性飛行士だけで構成された後方支援組織〈補助航空部隊〉が配属された。 戦線で命をかけんとする彼女たちをまず襲ったのは、敵国の攻撃ではなく刃物を持った殺人者だった。 切り裂きジャック事件を模した連続殺人事件に挑むのは、優秀な飛行士でありながら犯罪心理学の博士であるリジー。 女性蔑視が色濃く残る空軍内で煙たがられながらも、地元警察の堅物刑事ケンバーと共に事件を追う!

2023年05月09日

「アオサギの娘」ヴァージニア・ハートマン

スミソニアン博物館勤務の鳥類画家ロニはフロリダ州テネキーの実家で「ボイドの死について話したい」というメモをみつける。ロニの父ボイドは25年前に沼地で謎の溺死を遂げていた。ロニは父の死の真相を追うが、背後には湿地に囲まれた田舎町の大きな闇が……

2023年05月09日

「ホステージ 人質」クレア・マッキントッシュ

CAのミナは、5歳の娘ソフィアを別居中の夫アダムに預け、航空会社ワールド・エアラインズにとって歴史的フライトとなるロンドン―シドニー直行便に搭乗した。この大事業に世間の関心が集まる一方で、空港のまわりでは長時間飛行による環境破壊に抗議する人々がデモを行っている。物々しい雰囲気のなか、353名の乗客を乗せ無事に離陸したボーイング777だが、間もなく小さな異変が起こり始め、やがてミナの手元に何者かからの手紙が届く。そこにはこう書かれていた。「従わなければ、娘は死ぬ」。一方ロンドンの自宅にいるアダムと、ミナの愛するソフィアには魔の手が忍び寄っていた。乗っ取られた直行便、着陸まで20時間、選択を迫られるミナ――。

2023年05月02日

まとめ