最近痛切に感じるのは理系のスキルの必要性です。理系のスキルとはプログラミングとか演算能力といった純粋理系の力もありますが、むしろ注目すべきなのはテクノロジーがどのように世界に関わり、暮らしを変えていくか、その実態を見渡す力です。
現場を離れオフィスでの仕事が増えるにつれ、生の情報に触れる機会は減っていきます。しかし、その不便さを感じることはありません。そのことに気がつかないのはネットやメディアから欲しい情報が簡単に手に入るからです。
瞬情報はコンパクトにまとめられ、瞬時に届きます。さらにわかりやすく味付けもされています。受け手は自分の好みに合わせて選ぶだけです。その便利さから、私たちはその情報が世界の全てであるとついつい思ってしまいます。
でも、オフィスを離れ現場を見てみると、世界の姿が全く違うことに気付かされます。
世界を動かしている力はテクノロジーです。一昔前までは政治や経済、主義主張といったものでしたが、それまでの枠組みを容赦無く、しかも冷静に乗り越え、置き換え続けている巨大な流れです。
テクノロジーを学ばなければいけないのは、テクノロジーを生業としている人ではありません。
Contents
テクノロジー思考
テクノロジーからもっとも遠い人。つまり中身がわからないけど便利に使っている人こそが身につけるべき教養であるというのがこの本です。
日本では物を買うとき現金で買い物します。しかし世界の辺境の地ではキャッシュレスが当たり前のように普及しています。銀行やATMのない辺地でお金の果たす役割とは?
過疎高齢化で人口の一極集中が進んでいます。地方都市は疲弊する一方とメディアは伝えます。ところがテクノロジーの観点から見ると地域は残されたフロンティアだと言われます。その理由とは?
アメリカ、中国についで未来のIT大国と呼ばれるのがインド。なぜ゜インドがテクノロジー大国になりうるのか?
中国経済はすでに日本を追い越し、数年後にはアメリカを抜くと言われます。資本主義・自由経済を社会主義国の中国が追い抜いた理由とは?
メディアの役割は基本的に一次情報を伝えることです。ところが一次情報だけでは全体像が見えません。例に挙げた世界の変化をメディアが掘り下げて伝えてるかというと疑問です。
さらに一つのメディアが伝える情報にはクセがあります。情報のリソースが限られていることに加え、伝え方にもバイアスがかかるからです。
物事の多面性を正確に理解しようとするなら、様々な角度から見る必要があります。
「テクノロジー思考」は僕らテクノロジスト的な人間がどのように世の中を見ているかを端的にまとめられた本としてオススメです。事実のもとに自分なりにスタンスを取られて意味合いをまとめられていることが本当にそうかと引っかかり、それが壁打ち相手的に素晴らしいです。https://t.co/nJhkQUJrPM pic.twitter.com/DATQrxqN5X
— kaz_ataka (@kaz_ataka) August 11, 2019
VC蛯原氏の著書「テクノロジー思考」読んだ。
— チェルシー | AI姉さん (@knmt_ai) August 12, 2019
テックスタートアップ、米中インドに関わる人は必ず読んだほうがよい良書。
歴史、経済等の視点からここまでテクノロジーにおける示唆を与える本は中々ないはず。特に中国テック章。
お盆も後半戦だけど早めに読むことをお勧め。https://t.co/MDC4cg0S8Y pic.twitter.com/3tl9MJND7e
世界をまたぎ、同時進行的に進化し続けるテクノロジーの流れ。その全体像をあるときはクローズアップしながら、あるときは俯瞰で眺めながら論考したリポートです。
週刊ダイヤモンド
2019.08.10_08.17号のランキングです。
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