【予想】2026年版 このミステリーがすごい! 海外編 期待の注目作品はこれだ

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 このミステリーがすごい ! を書きます。※本ページにはPRが含まれます

文化も常識も飛び越える、予測不能な物語が魅力の翻訳ミステリー。

年末恒例「このミステリーがすごい!」海外編の発表を前に、2025年も傑作が揃いました。

社会問題を鋭く抉る重厚なサスペンスから、奇抜な設定で読者の度肝を抜く特殊設定ミステリーまで、あなたの価値観を揺さぶる作品が目白押しです。

この記事では、世界中のミステリーファンを唸らせた注目作を厳選してご紹介。一足先に、世界基準の傑作に触れてみませんか?

このミステリーがすごい!2025年版の海外編にノミネートされそうな注目作品をまとめました。

Contents
  1. このミステリーがすごい! 2026年版 海外編 期待の注目作品はこれだ
  2. 注目のミステリー

このミステリーがすごい! 2026年版 海外編 期待の注目作品はこれだ

第1位予想夜明けまでに誰かが』ホリー・ジャクソン 2025-07-30

キャンピングカーでの旅行。仲間6人。…そして、響く銃声。突然の狙撃。車は動けず、夜の闇に閉じ込められる。「6人のうち誰かが秘密を隠している。夜明けまでに吐け。でないと…」
このシチュエーション、逃げ場ゼロの圧迫感がヤバい。
時計の針が進むたびに友情は削られ、疑心は膨れ上がる。互いの視線が「敵かもしれない」に変わる瞬間の描写が、もう胃にくる。
アメリカ初版50万部も納得の、張り詰めた一夜。

第2位予想マーブル館殺人事件』アンソニー・ホロヴィッツ 2025-09-11

ギリシアでの生活に区切りをつけ、ロンドンに帰ってきたわたし、スーザン・ライランド。フリーランスの編集者として働いていたところ、予想だにしない仕事が舞いこんできた。若手作家が名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズを書き継ぐことになり、その編集を依頼されたのだ。途中までの原稿を読んだわたしは、作者が新作に自分の家族関係を反映しているのを感じる。ということはこの作品のように、現実世界でも不審な死が存在したのか? 『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に続く傑作登場!

第3位予想デスチェアの殺人』M・W・クレイヴン 2025-09-18

カルト教団の指導者が木に縛られ石打ちで殺された。聖書の刑罰を模した奇妙な殺害方法に困惑するポー。さらに遺体には、分析官ブラッドショーにも分からない暗号が刻まれていた。事件の鍵はカルト教団にあると推測する二人。一方でポーの所属する重大犯罪分析課に上層部から嫌疑がかかり、スパイが送りこまれる。チーム解体の危機が迫る中、ポーたちは捜査を開始するが……。大人気英国ミステリ、衝撃のシリーズ第六作。

第4位予想9人はなぜ殺される』ピーター・スワンソン

これ…設定がやばい。アメリカ各地の9人に「自分の名前を含む9つの名前だけが書かれたリスト」が届くんです。差出人不明。意味不明。
1人、溺死。2人目、ランニング中に背中を撃たれる。そしてFBI捜査官のジェシカは気づく。
「あれ、私の名前も…ある」
ページをめくるたびに死者が増える。読んでると、いつ自分の名前が出てくるか不安になって、夜中にポストを確認したくなります。(私なんてAmazonの不在票見るだけでビビるようになりましたからね)

第5位予想17の鍵』マルク・ラーベ

いやー、これがもうドイツ・ミステリーの面白さを凝縮したような一冊でした。
冒頭から“目をえぐられた女性牧師の吊るされた死体”という衝撃映像。普通なら「グロい」で終わっちゃうんですけど、ここで出てくる“17と刻まれた鍵”。
これが主人公トムの少年時代の記憶とつながるんですよ。
過去と現在がリンクして、読者も強制的に巻き込まれる感じ。
正直ね、登場人物が多くて最初は混乱しました。でも、慣れると一気に視界が開けてくる。ベルリンの壁崩壊という巨大な歴史の影と、個人の罪と記憶が結びついていく展開は、ちょっと鳥肌モノでした。
トム刑事と元アル中心理士のバディ感も絶妙で、ただの「事件解決もの」じゃなく、人間の弱さと再生がにじみ出てる。4部作の第1弾らしいので、これはシリーズごとランクインもあるかも?

第6位予想世界の終わりの最後の殺人』スチュアート・タートン 2025-03-12 

突如発生した霧により、世界は滅亡した。最後に残ったのは「世界の終わりの島」、そこには100名を超える住民と、彼らを率いる3人の科学者が平穏に暮らしていた。沖には霧の侵入を防ぐバリアが布かれ、住民たちはインプラントされた装置により〈エービイ〉と名づけられたAIに管理されていた。 だがある日、平穏は破られた。科学者のひとり、ニエマが殺害されたのだ。しかも住民たちは事件当夜の記憶を抹消されており、ニエマの死が起動したシステムによってバリアが解除されていた。霧が島に到達するまで46時間。バリア再起動の条件は殺人者を見つけること――。 果たして「世界の終わりの島」に隠された秘密とは? そして真犯人は誰なのか? 人格転移タイムループ館ミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』、海洋冒険ホラー歴史ミステリ『名探偵と海の悪魔』に続く鬼才スチュアート・タートンの第3作。特殊設定メガ盛りで読者に挑戦するポストアポカリプス犯人捜しミステリ!

第7位予想魔女の檻』ジェローム・ルブリ

羊を殺して頓死した男の事件を皮切りに頻発する凶事。二年前モンモール村で起きた惨劇の真相は? 反則ギリギリ仏産ミステリの衝撃。
いやもう、出だしからインパクト強すぎ。羊が殺されて、男が頓死するっていう……なんだこの奇妙な始まりは!ってなる。そこから村で次々と起きる凶事。二年前の惨劇とどうつながるのか、っていう緊張感がずっと続きます。
フランス産のミステリって、やっぱりちょっと「反則」感あるんですよ。正統派というよりは、どこか不気味で背筋がゾワッとする感じ。好きな人はどハマりするし、苦手な人は本気で怖い。まさに「仏産ミステリの衝撃」って言葉がぴったりの作品です。

第8位予想アルパートンの天使たち』ジャニス・ハレット 2025-01-09

調査資料形式で構成された異色作。メールやメモ、報告書を積み重ねることで、カルト教団事件の全貌が浮かび上がる。読んでると自分も調査員になった気分になります。
ただね、前作に比べて少し“もう一押し”が欲しかったのも事実。
途中まではゾクゾクする展開なのに、真相が明かされた瞬間「あれ、こんなもの?」という拍子抜け感が残りました。
とはいえ、形式に縛られず新しい語りを模索している姿勢はやっぱり魅力的。実験的な試みとして評価されるべき一作です。

第9位予想西遊記事変』馬伯庸 2025-01-08

これ、めちゃくちゃ面白かった! 西遊記を「裏方の視点」から描くという発想がまず秀逸。しかも“仙界の中間管理職”って(笑)。
三蔵法師の旅が、実は綿密に企画された“プロジェクト”だった――その舞台裏で右往左往する仙人たち。これ、現代のサラリーマン社会の縮図そのものなんですよ。会議で責任を押し付け合うシーンなんか、「あーこれ、うちの職場でも見たわ」って笑っちゃいました。
ただのパロディに終わらず、最後はちゃんと“冒険の意味”に回収していくのが見事。中国発のエンタメ小説の底力を見せつけられましたね。

第10位予想エージェント17』ジョン・ブロウンロウ

これぞエンタメ! 暗殺者が暗殺者を追うという、いかにも映画的な展開。実際に読みながら「これ、もう映画化されてるんじゃ?」って錯覚しました。
特にね、ホテルの一室での肉弾戦シーン。壁が崩れる、窓ガラスが割れる、血と汗が飛び散る――その臨場感は完全にアクション映画そのもの。ご都合主義な部分もあるけど、そのテンポの良さで気にならないんですよ。
頭で考えるミステリーじゃなく、体で楽しむサスペンス。ランキング的には上位は難しいかもしれないけど、読者人気はかなり高そうです。

第11位予想19号室』マルク・ラーベ

まずはドイツ発の衝撃作。
冒頭のシーンからしてもう鳥肌。映画祭の会場で突然流れる予定外の映像。しかも心臓に釘を打たれる――という残虐すぎる場面。普通なら読み飛ばしたくなるのに、なぜか目が離せないんですよね。
短い章立てでガンガン進むテンポ感、これは映像畑出身の作家ならでは。文章を読んでるはずなのに、頭の中でカット割りが浮かぶんです。刑事トムと心理士ジータのやり取りは、ただのバディものじゃなく、互いの弱さが滲み出てて妙にリアル。
「19」の数字に込められた不穏さも含めて、読んでいると背中をそっと撫でられてるような不気味さを感じました。ワシントン・ポーシリーズ好きなら間違いなくハマるやつです。

第12位予想タイタン・ノワール』ニック・ハーカウェイ

若返ると同時に巨大化する薬を開発した一族と、その恩恵にあずかった者は「タイタン」と呼ばれ、人間社会で富と権力を手にするという特殊設定のハードボイルド。物語は一人のタイタンが死亡したことから始まる。タイタン絡みの犯罪を調査する探偵キャルが殺人事件に挑む。殺されたはぐれ者の生物学者はいったい何者か・・。

第13位予想こうしてぼくはスパイになった』デボラ・ホプキンソン

いやぁ、これはズルい! 子どもたちが暗号を解きながら冒険する物語なんですけど、テンションがもう映画そのもの!
拾ったノートに隠された暗号、そして消えた女性スパイ。少年少女が「ゲーム感覚」で始めたはずの冒険が、いつしか国家レベルの謎に接続していく展開はアガるしかないでしょ。
特に、ロンドンの夜のシーン。灯火管制で真っ暗な街を、二人が小さな懐中電灯で照らしながら進む描写……もう完全に頭の中で映像が流れます。
大人が読んでも胸が熱くなるし、子どもに読ませても勇気をもらえる。これ、翻訳ミステリランキングで「児童向け」の壁をぶち破る可能性アリですよ!

第14位予想眠れるアンナ・O 』マシュー・ブレイク

眠っている女が殺人犯かもしれない――っていう衝撃設定。
現場でナイフを握ったまま眠り続けるアンナ。4年経っても目を覚まさない彼女の呼吸音だけが、真相へのカウントダウンみたいに響く。
心理学者ベンが彼女の治療を引き受けるけれど、探れば探るほど、事件は奇妙な枝を伸ばし始める。
読んでる間、自分まで夢と現実の境目がわからなくなる感覚があって、最後のひっくり返しで完全に脳を持っていかれた。
Netflix映画化も納得の完成度。

第15位予想闇より暗き我が祈り』S・A・コスビー 2025-02-19

コスビーの日本デビュー作。いやぁ、渋い!
牧師の死、自殺とされる事件、その裏に潜む町の闇。もう読んでるだけで煙草の煙が漂ってきそうなハードボイルド感。
でもただ暗いだけじゃないんです。元保安官ネイサンと、友人の殺し屋スカンクとの掛け合いがコミカルで救いになる。血の匂いの中にちょっとしたユーモアが混じると、逆に人間臭さが際立つんですよね。

第16位予想私立探偵マニー・ムーン』リチャード・デミング 2025-06-25

正統派のハードボイルド探偵小説なんですけど、実はこれ1940年代に書かれてるんです。驚きですよね。主人公は義足の探偵マニー・ムーン。義足っていうだけで、すでにキャラ立ちしてる。
冒頭からテンポがいいんですよ。依頼人の弁護士に呼び出されて事務所に行ったら、いきなり殺されてるんです。「おいおい、待ってくれよ!」って、ページめくる手が止まらない。
で、マニー・ムーンがまた洒落たセリフを吐くんですよ。これがカッコいい。ハードボイルドっていうと渋いオッサンの煙草の煙みたいなイメージあると思うんですけど、ここにはちゃんと本格的な「謎解き」の要素もあって、ラストに関係者を集めて推理を披露する王道スタイル。これがもう最高。
読後、「こういう高品質のB級映画風作品って、いいなぁ」って思いました。心にずっと残るわけじゃないんだけど、その瞬間、最高に楽しい。映画でいうと『ダイ・ハード』観終わった後の爽快感に似てます。

第17位予想沈黙』アン・クリーヴス

父親の死体を見つけるシーン。しかも凶器は娘自身の作った花瓶。これ、もう最初の数ページで心をわしづかみにされます。
アン・クリーヴスの筆致って、風景描写と感情の起伏がピタッと重なるんですよね。冷たい空気の中にある、家族の熱と冷え切った関係性。
イヴが「自分の作品が父の死に使われた」という事実にどう向き合うか。その心理描写がめちゃくちゃ細やかで、ただの犯人捜しじゃなく、“人間の沈黙と対峙する物語”になっている。
正直、事件の真相がどうこうより、ラストのイヴの表情に心を奪われました。

第18位予想ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体』ジェス・Q・スタント

これはもう、“おばちゃん最強”ミステリー。笑
中国茶を淹れながら容疑者に根掘り葉掘り聞いていくワンのキャラクターが、強烈すぎてクセになります。
最初は「いやいや警察の仕事邪魔してるやん!」とツッコミながら読んでたんですが、気づけばワンの世界観に取り込まれてました。
お茶の湯気がふわっと立ち上がる描写の裏に、死体の冷たさが対比されてるのが妙に効いてる。後半の“実は意外とハッピーエンド”なところで、不覚にもニヤリ。コージーとシリアスのバランスが絶妙でした。

第19位予想罪の水際』ウィリアム・ショー 2025-04-23

心的外傷後ストレス障害で休職中の女性刑事アレックスがランチタイムに遭遇したのは、花嫁ふたりの同性婚パーティ。そこへ山刀を隠し持った中年女性が乱入し、片方の花嫁に向かって「人殺し!」と叫ぶ騒動を引き起こす。中年女性は、一方の花嫁の元夫が7年前に行方不明になり妻に殺されたのではないかと疑う、母親だった。アレックスの介入によって事なきを得たが、これは複雑に入り組んだ悲劇のたんなる発端に過ぎなかった……。ケント州の海沿いの町ダンジェネスを舞台に、7年前の行方不明事件、夫婦惨殺事件、町民を巻き込んだ大規模な投資詐欺、そして意外な犯人像と意外な結末。‶イングランドの砂漠〟と呼ばれる町を舞台に複雑な人間ドラマを紡ぎだす、CWA(英国推理作家協会)最優秀長篇賞(ゴールド・ダガー)最終候補作品。

第20位予想密やかな炎』セレステ・イング

これね、読んでて何度も立ち止まっちゃいました。1998年のオハイオ州、リチャードソン家っていう「完璧な家庭」が舞台。で、その家がいきなり燃えちゃう。しかも「家族それぞれの部屋に火をつけた跡がある」っていう不穏な幕開け。
一番心に残ったのは、反抗的な末娘イジーと、芸術家ミアとの関係。自由を愛する二人が、規律と体裁を守りたい母親エレナとぶつかるんです。この対立が痛いほどリアル。
「自分らしく生きたい」って気持ちと、「社会の枠に収まらなきゃ」ってプレッシャー。その間で揺れる葛藤って、多かれ少なかれ誰にでもありますよね。
ドラマ化もされてるんですけど、小説を読むと「火をつけたのは誰か?」っていうミステリー以上に、「自分はどう生きたいのか?」って問いが胸に突き刺さるんですよ。

注目のミステリー

上位20作品には入れなかったけど、最後まで票を争った味のある作品たちを紹介するね。

『黒い空』アーナルデュル・インドリダソン

『パラドクス・ホテル』ロブ・ハート

『誰が星の王子さまを殺したのか?』ミシェル・ビュッシ

『真犯人はこの列車のなかにいる』ベンジャミン スティーヴンソン 2025-09-25

『罪なくして』シャルロッテ・リンク

『スパイダー・ゲーム』ジェフリー・ディーヴァー , イザベラ・マルドナー

『捜索者の血』ハーラン・コーベン 2025-02-06

『破れざる旗の下に』ジェイムズ・リー・バーク

『イーストレップス連続殺人』フランシス・ビーディング  2025-06-01

『失墜の王国 』ジョー・ネスボ 2024-12-18

『アンジェリック』ギヨーム・ミュッソ 2025-08-21

『スパイたちの遺灰』 マシュー・リチャードソン 2025-07-25

『風起隴西 三国密偵伝』馬伯庸 2025-09-03

『孔雀と雀 アラブに消えゆくスパイ』I・S・ベリー 2025-03-19

『穢れなき者へ』マイクル・コリータ 2025-08-28

『GB84』デイヴィッド・ピース 2025-08-06

『ハウスメイド』フリーダ・マクファデン 2025-08-20

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