鈴木保奈美さんがMCを務める読書番組「あの本、読みました?」では、ついに「今夜決定!番組を見て読みたくなった本No.1—あの本大賞—」が発表されました!
2024年4月の放送開始以来、約70冊の本を取り上げてきたこの番組。その中から栄えある大賞に選ばれたのは…阿部暁子さんの『カフネ』でした!
この「カフネ」、実は私も一気読みしてしまった作品で、心が温かくなると同時に、どこか切なさも感じる絶妙な物語なんです。特に主人公の心の葛藤と成長が丁寧に描かれていて、ページをめくる手が止まらなくなりますよ。
今回の特別放送では、視聴者投票や書店員、編集者、そして鈴木さん自身が選考に関わり、大賞だけでなく特別賞も発表されました。いくつか興味深い賞を見ていきましょう!
受賞作品
1位:『カフネ』 (阿部暁子)
恋愛小説と思いきや、生きることをテーマにしたやさしくも、せつない心温まる物語。読後は優しい気持ちになれる一冊。
2位:『スモールワールズ』(一穂ミチ)
夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人。七つの「小さな世界」のささやかな物語を丹念に掬い集めて紡がれた物語
3位:『百年の孤独』(ガブリエル・ガルシア=マルケス)
マジックリアリズムの金字塔。家族と
4位:『宙わたる教室』 (伊与原新)
さまざまな事情を抱えた生徒たちが通う定時制高校が舞台。生徒の成長にそっと寄り添ってくれる先生と生徒たちの物語に胸が熱くなります。
5位:『spring』(恩田陸)
バレエ関係者多数から取材をして臨んだバレエ小説。
『地図と拳』 (小川哲)
満洲の名もない都市で繰り広げられる知略と殺戮。歴史の重みと現代への問いを投げかける骨太な小説。読んだ後もそのテーマについて考え続けてしまいます。
『スピノザの診察室』 (夏川草介)
京都の町中の地域病院で働く内科医が主人公。哲学と医療が交差するユニークな物語。
『近畿地方のある場所について』(背筋)
情報をお持ちの方はご連絡ください。近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきた。近畿地方のとある場所を舞台に様々な物語が展開、どれも数ページ、時間も場所も人もバラバラ、読んで行くと断片的に繋がっていく。
近年人気が盛り上がってきた、ドキュメンタリータッチのホラー小説。
『板上に咲く』 (原田マハ)
棟方志功に傍らで墨を磨り支え続けた妻チヤの目線から、日本が誇るアーティスト棟方志功を描く。感涙のアート小説。
『小鳥とリムジン』(小川糸)
優しさあふれる物語で、小川糸の温かい筆致が光る作品。読後にはほっこりした気分になれます。
特別賞も見逃せない!
► 文庫解説賞: 朝井リョウさん
その的確で魅力的な解説が、読者の心をつかみました。
► 名著に名酒賞: 『夜は短し歩けよ乙女』の偽電気ブラン※お酒が受賞対象
古典的名著とともに楽しむ特別な一杯。このペアリングに多くの票が集まりました。
► 鈴木保奈美イッキ読み賞: 『なれのはて』(加藤シゲアキ)
物語の疾走感が止まらないと評された作品。鈴木さんも一晩で読了したそうです!
読後の感想や次回の期待
こうして番組で取り上げられた本を追っていくと、自分の読書の幅が広がるのを感じます。特に今回の大賞を取った『カフネ』は、年始のゆったりした時間にぜひ読んでほしい一冊。これからも素敵な本との出会いを期待しつつ、次回の放送も楽しみにしています!
皆さんはどの本が気になりましたか?コメントで教えてくださいね!
【あの本、読みました?大賞】フェア開催中📚
— 文真堂書店足立花畑店 (@bunsdadachi_jp) January 12, 2025
明日読みたくなった本 1位は、
阿部暁子さんの『#カフネ』です。
おめでとうございます(*^-^*)
ただ今番組オリジナルしおり プレゼント中です。#文真堂書店 #足立花畑店 pic.twitter.com/ZriZNQD5a1