【順位】2020年ベスト経済書はこれだ

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

週刊ダイヤモンド恒例企画。2020年経済書ランキングです。経済学者・経営学者・エコノミスト111人が選んだベスト20の経済書をご紹介します。

【順位】2020年ベスト経済書はこれだ

世界標準の経営理論

世界の経営学では、複雑なビジネス・経営・組織のメカニズムを解き明かすために、「経営理論」(management theories)が発展してきた。その膨大な検証の蓄積から、「ビジネスの真理に肉薄している可能性が高い」として生き残ってきた「標準理論」とでも言うべきものが、約30ある。その標準理論を解放し、可能なかぎり網羅・体系的に、そして圧倒的なわかりやすさでまとめた史上初の書。

経済学を味わう

トップランナー12人が、最新の経済学の世界へナビゲート。経済学の知識が未来の可能性を広げる。

スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM

中流という生き方はまだ死んでいない。万人をモ礪にする進歩的資本主義。

世界経済史からみた日本の成長と停滞

近年の経済推計プロジェクトにより、明治から現在までの日本の経済発展は、新たな知見のもとで分析が可能となった。本書は、経済発展の要因と影響を都道府県レベルから分析するとともに、1700年以降の世界経済システムの変遷との関連を読み解く。さらには90年代以降の長期停滞についても、その構造的原因を解き明かす。

16歳からの初めてのゲーム理論

「ゲーム理論」って、経済学の本やビジネス書でも見かける用語で、とても役に立つらしいけれど、いざ関連書を手にとってみると、難しい。本書は、「ゲーム理論」をなんとか理解したい、数学的な理論にはついていけないがどのような考え方をする学問なのかを知りたいという、読者の切なる願いに、カリフォルニア大学バークレー校准教授の著者が応えるゲーム理論の超入門書!

日本経済のマクロ分析 低温経済のパズルを解く

バブル崩壊、デフレ、少子・高齢化などの他の国に先駆けた重い課題、苦悩を背負ってきた日本経済は1990年代以降模索を継続しています。様々な政策も実行してきましたが、低成長・低体温から脱却できてはいないのは何故なのでしょうか。このパズルを解くことが必要です。

国家・企業・通貨: グローバリズムの不都合な未来

なぜ「中間層」がますます貧しくなるのか?19世紀に誕生した国民国家・株式会社・中央銀行の3点セット。しかし、資本移動を伴うグローバリズムと、AIやブロックチェーン等のデジタライゼーションが、3者のバランスを突き崩し、中間層を蝕み始めた。超低金利、株主優遇、財政赤字、法人税引き下げ競争、GAFA、リブラ、MMT…悪循環に陥った資本主義の行方を、日銀出身の異才が読みとく。

ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論

やりがいを感じないまま働く。ムダで無意味な仕事が増えていく。人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し、ブルシット・ジョブ蔓延のメカニズムを解明。仕事の「価値」を再考し、週一五時間労働の道筋をつける。『負債論』の著者による解放の書。

無形資産が経済を支配する―資本のない資本主義の正体

GAFAが台頭する中、無形投資の増大は生産性や格差にどのような影響をもたらすのか?
企業・投資家・銀行・政府はどのように対応すべきか?
有形資産とは異なる無形資産の4つの特徴とは何か?

資本主義の新しい形

資本主義が「非物質化」の方向へと進化している.この変化の本質を見定めることによって,日本企業の産業競争力の低下,経済格差の拡大,温暖化対策の停滞といった諸問題に真に迫ることができる.日本経済をとりまく課題を理論的かつ包括的にとらえ,進むべき方向としての社会的投資国家のヴィジョンを明確に打ち出した迫力の一冊.


コロナ危機の経済学 提言と分析

大恐慌以来ともいわれる経済ショック。感染拡大を抑制しつつ、どう経済活動を維持できるのか?最適な政策とは?コロナ禍の実態をいち早く解明し、ポスト・コロナの経済・社会を展望する。

自由貿易はなぜ必要なのか

保護主義,関税引き上げ,貿易戦争──自由貿易の利益は,それがなくなるまで気づくことはできないのか? 人々が抱きやすい貿易に関する誤解を解くために,日常生活との関わりの中から自由貿易のメリットとデメリットを整理したうえで,冷静にその是非を考える。

日本経済の再構築

人口減少、低成長、そして貧困化…。日本が「静かな有事」に襲われている。もはや弥縫策で対処できる状況ではない。誰もが安心して暮らせ、競争力が高い国をどう構築するのか―。財政、金融、社会保障、国と地方の関係など、この国が抱える問題の根源を明らかにし、抜本的改革と成長戦略の包括プランを提案する。

人新世の「資本論」

資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす。

絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか

経済成長から取り残された人々、拡大する不平等、政府に対する不信、分劣する社会と政治…この現代の危機において、まともな「よい経済学」には何ができるのだろうか?よりよい世界にするために、経済学にできることを真っ正面から問いかける、希望の書。

マンスキー データ分析と意思決定理論

データ分析の結果を消費する、すべての人たちへ。最新のデータ分析手法をノーベル経済学賞候補が数式なしでわかりやすく解説。明確な分析結果の裏には、強すぎる仮定が置かれている。すべてのデータサイエンティスト・ジャーナリスト・行政職員必読!

ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀: 公正な社会への資本主義と民主主義改革

アセモグル/レイブソン/リスト ミクロ経済学

移民の経済学-雇用、経済成長から治安まで、日本は変わるか

移民が増えると私たちの生活はどう変わるか。雇用や賃金、経済成長や物価、貿易、税と社会保障、治安・文化まで経済学の視点で分析。

ポール・ローマーと経済成長の謎

経済は知識で成長する!この「発見」で2018年ノーベル経済学賞に輝いたポール・ローマー。IT革命を予見したローマー・モデルは、いかに経済学を変えたか?アダム・スミス『国富論』の“ピン工場の謎”から始まる、ソロー、ルーカス、クルーグマンらと織りなす「ストーリーで学ぶ経済学史」。