
「仕事の量は完成のために与えられた時間を満たすまで膨張する」とはパーキンソンの法則。自分の時間を作るためには限りある至言を有効に使う決意と信念が必要の用です。断捨離を極めた人からアイデアを盗みましょう。
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モノが少ないと快適に働ける

紙類の流れをつくる、デスクのコックピット化、ミニマリズム的時間管理ほか、仕事がはかどる日々の習慣。デザイナーが経験から生み出した究極の仕事空間の作り方。
「デスクの上に何もないほうが何かを生み出そうとする。モノがありすぎると生み出そうとする気になれない」最先端を行くデザイナー、佐藤可士和さんの言葉です。

人は隙間があるとそれを本能的に埋めようとする習性があるので、モノを整理するための収納ボックスを不用意に作ると片付けに失敗します。快適最小限を実践する上で意識するのは「ためずに流れを作る」「器のサイズを意識する」ことです。
モノがないというのではなく、モノがないという空間を作ること。削ぎ落とすことで、本質の部分がクッキリと浮かび上がり、集中できるようになります。
デザイナー・土橋正さんの仕事場は視界を遮るモノを極端にそぎ落とした簡潔なもの。そのパフォーマンスを支えるのが土橋さんが長年かけて見つけ出した優れものの事務機です。
リーガルエンベロープ ポスタルコ
カバンの中の書類がクシャクシャになってしまわないように、A4サイズがゆったり入る書類入れを作りました。ノートパソコンも収納できます。日本製。
panta 書類立

角度が12度付いており、本立てなのですが、書類も立ちます。「本や書類が倒れない」のがポイントです。会社のデスクに置いてスッキリしています。
スケッチブックウス点2F 月光荘

罫線ではなく、図案の邪魔をしない点入りのスケッチブックは松下電器創業者の松下幸之助氏の依頼によって出来た逸品です。1センチ四方に印刷されている淡い青点は、コピーしても感光せず、建築家やデザイナーなどにも大人気。 後ろから使っていくと下のページに描いたものが少し透けるので、 トレースして使うこともできます。
スキャンスナップs1500

はりトルPro サンスター文具

機能と耐久性を追求したプロ仕様!10号針も3号針も紙を痛めずに針を外せます。
ツールスタンド カール事務器
SLF1mini ゼブラ

ボディが伸縮し、使わないときはコンパクトに持ち歩くことができます。全長84mm/107mmだから手帳やバッグのポケットなどで携帯しやすいショートスリムボディ―です。
机の上のモノを減らそうと思います。本を読んでいいなと思った事は、すぐ取り入れます。ちょっとした変化が楽しいから。
プロジェクトのチャンクダウンの仕方 参考になります。なるほどなあ。工程に分けてひとつずつ潰して行くのは、モチベーションも維持できそうです。
土橋正さん
ステーショナリーディレクター、商品企画コンサルタント。文具の展示会「ISOT」の事務局を経て、土橋正事務所を設立。商品企画・PRのコンサルティング、文具売り場のディレクションを行う。自ら発行する文具ウェブマガジン「文具で楽しいひととき」では、文具コラムをはじめ、海外の文具展示会レポートなど様々な情報発信を行っている。