
皆さんは「仕事をする上で壁にぶつかったり、目標を達成できなそうだ」と思った時に「がんばらなきゃ」と思ったことはありませんか?
努力や忍耐を続けると成果につながったのは一昔前の高度成長時代の話。働き方改革や独立して働く人が増えた今、がんばることは解決策ではなくなりました。
仕事のできる人は前例のない仕事にチャレンジし続ける人です。前例のない仕事をしようとすると、前例を重んじる組織との間で摩擦が生まれます。しかし圧倒的な価値は、前例のない仕事の中に潜んでいます。仕事のできる人は上司に散々怒られる人であることが多いのです。#がんばらない生き方
— フルタニケンジ@動画制作者 (@kenfru3) August 17, 2020
ではどうすればいいのか。これまで当たり前と思ってきた働き方を疑ってみることを勧める本が話題となっています。
がんばらない働き方

その“がんばり”は逆効果です。元Google人材育成統括部長が“新しい未来”を創る人たちの「ムダを捨てる仕事術」を公開!10xとはGoogleスタンダードの10×(倍)の成果を出す考え方。
無意味な”がんばり”は逆効果
ほとんどの人は課題に直面すると休みなく手を動かし続けます。
- 企画会議のためにプレゼン資料をつくること。
- 資料の見栄えをよくするためデザインやフォントまでこだわること。
- 報告資料を作るため必要以上にデータや資料を集めること。
作業をこなすことで働いた気持ちになってしまうのは日本のサラリーマン社会の性だともいわれます。頭を使うのではなく就業時間を費やすこと、手を動かし続けることが常識のように見られてきたのです。
日本の社会では当たり前の働き方も、グローバル企業から見るとちょっと奇妙に見えます。時間をかけ手間をかけたその作業もやってはいけないのは目先の作業に見えるのです。作業に振り回されないこと。無意味な作業をこなそうとしてはいけないと著者はいいます。
意味のないことはしない
これからの時代をリードするのは、ゼロから価値を生み出し、社会にインパクトを与える仕事ができる人です。
インパクトが大きい仕事をするためには、主体的に動き学んで成長し続ける必要があります。主体的に働くためにはためにする作業ほど無意味なものはないと著者はいいきります。
なぜなら、作業で頭がいっぱいになっていると、新しいアイデアは浮かんできません。頭の中に余裕がなければ新しい価値を作り出せないからです。
ムダを捨てること。「単純な作業をがんばる」ということをやめることが解決への最短ルートなのです。
アウトプットから逆算する
意味のない作業に時間を費やして達成感を感じることはありません。著者は「忙しいけれど仕事を楽しんでいる状態」を作ること。もしくは忙しいけれど学びがあったり、好奇心が持てる仕事をしている状態を作ることをすすめます。
そのためには、頑張らずに生産性の高い仕事に自分の時間を振り分けること。ゴールから逆算してやるべきことを優先させることが必要です。
ルーチン作業をやめて脳が活性化するバランスのとれた状態を作ることが必要だとといいます。集中できる時間に集中して仕事をすることで課題解決力は飛躍的に拡大するのです。
単純作業は生産性の低い仕事です。その単純作業にかけていた時間を整理し、より効率的に、より価値の高い仕事に振り分けることで生産力が高まります。すると多くの人から認められるという循環が生まれます。
自己実現につながる仕事をするためにはあえてがんばらないこと。集中できる時間をつくって自己実現をはかることが大切だということがわかりました。
まとめ
組織の中で生きるには人から命じられたことに正確に応えることが求められてきました。しかしそれは他人の人生を生きること。自分のやりがいにはつながりません。
命じられたことをただがんばるのではなく、まずミッションがあり、だからやりたい仕事があり、そのために会社という環境を使う。一見無茶に見える考え方に仕事に対する姿勢を変える発見が見つかったように感じました。
- 意図のないXをやめる
- アウトプットから逆算して働き方を決める
- 他人の人生を生きない