改めて感じるのが、仕事は自分にとって目的ではなく苦痛を感じながら頑張ってみても意味がないということです。得意なところを見つけ生きていくことができればそれが正解。
本書は「そんな生き方をしようぜ!そのためには余裕が大切」と肩を押してくれるような本です。2020年3月5日刊
1%のひらめきが無ければ99%の努力は無駄になる #ひろゆき #1パーセントの努力 7つのエピソード 前提条件 優先順位 ニーズと価値 ポジション 努力 パターン化 余生 ひろゆき節爆発
— フルタニケンジ@動画制作者 (@kenfru3) March 20, 2020
1%の努力
「一パーセントの努力」とはいったいどういう意味だろう。
疑問は前書きの部分で明らかになります。
出典に書かれていたのは発明王といわれたエジソンの言葉「99%の努力と1%のひらめき」。
「努力は大切だよ」という意味で教えられた人がいたかもしれません。
著者は真の意味は違うのだといいます。本当は1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる。
著者は1%に続く言葉を入れ替えることで自分の生きてきた道を語り始めました。
ロジックで生きてきた
ひろゆき氏は2チャンネルの管理人として毀誉褒貶の多い人です。自分の弱さを見せずに他人をねじ伏せるような印象を感じます。
ところが、本著では自身の弱さもちゃんと見せながら、努力や根性論に相対する自分の生き方を語ります。
- 自分が今いるのは偶然であり努力で変わる部分は、実はものすごく少ない
- レールを外れ生きるためには、前提条件を変えることから始まる
- 最底辺はどこか?そこを明確にし、片手を空け、チャンスを待つ
- 自分の持っている能力や機能を、どこのポジションにもっていけば人生が楽になるか考える
- 自分の意志に蓋をして、ひたから頑張る
何かを成し遂げるとき、「どう頑張ったか」が100%必要であると認識されがちなのだがそれは違うと著者は言います。
努力崇拝論や自助論に疑いの目を持ち、自分がどのように生きていくか自分で決めるという話には熱量と説得力があります。
働かないアリであれ
本書に書かれていた内容は、前著「お金の話」とは別人のような真剣さを感じます。
たぶんそれは編集者の励ましによるところが大のようにも感じます。
99%は編集の手、編集という働きアリのおかげという言葉に、積年の思いを吐き出し切った著者の気持ちを感じます。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 1%の努力 を書きます。※本ページにはPRが含まれます