書店は本との出会いの場。しかし、新刊や旧作、ベストセラーと並んだ中からどんな作品を選んだらよいか悩む人も多いのではないでしょうか。
おすすめ海外ミステリーを月別にご紹介します。
- 2022年11月発行の海外ミステリー
- 「英国クリスマス幽霊譚傑作集」チャールズ・ディケンズ】
- 「ルミナリーズ」エレノア・キャトン
- 「疑惑の入会者: ロンドン謎解き結婚相談所」アリスン・モントクレア
- 「ウィンダム図書館の奇妙な事件」ジル・ペイトン・ウォルシュ
- 「ミン・スーが犯した幾千もの罪」トム・リン
- 「イラク・コネクション」ドン・ベントレー
- 「テロリストとは呼ばせない」クラム・ラーマン
- 「グレイス・イヤー: 少女たちの聖域」キム・リゲット
- 「ワイルド・フォレスト」サンドラ・ブラウン
- 「グッバイ・エンジェル」シャロン・サラ
- 「カッティング・エッジ(上下)」ジェフリー・ディーヴァー
- 「WIN」ハーラン・コーベン
- 「フェンシング・マエストロ」アルトゥーロ・ぺレス・レベルテ
- 「京都に咲く一輪の薔薇」ミュリエル・バルベリ
- 「木曜殺人クラブ 二度死んだ男」リチャード・オスマン
- 「ペインフル・ピアノ(上下)」サラ・パレツキー
- 「大聖堂 夜と朝と(上中下)」ケン・フォレット
- まとめ
2022年11月発行の海外ミステリー
2022年11月に発売された海外ミステリー小説をご紹介します。
- 「ルミナリーズ」エレノア・キャトン
- 「グレイス・イヤー: 少女たちの聖域」キム・リゲット
- 「木曜殺人クラブ 二度死んだ男」リチャード・オスマン
さてこの三冊は年間ベストに入るでしょうか。
「英国クリスマス幽霊譚傑作集」チャールズ・ディケンズ】
英国ヴィクトリア朝時代、ディケンズ『クリスマス・キャロル』がベストセラーとなって以降、クリスマスの訪れに伴って、出版社は作家に怪奇小説の新作を依頼し、特別なシーズンの贈り物として大衆に届けた――幽霊をこよなく愛するイギリスの国民性に根ざすこの慣例から生まれた知られざる傑作13編を、数々の怪奇幻想小説を紹介する翻訳家が精選して贈る日本オリジナルアンソロジー。集中12編本邦初訳。
「ルミナリーズ」エレノア・キャトン
舞台はゴールドラッシュに沸く19世紀ニュージーランド。隠者の死と娼婦の悲劇、失踪した金鉱掘り……事件の真相を求めて12人の男が集う時、輝く者たちは天球を廻りはじめる。野心的な構想と創意溢れる設計、圧倒的長大さで世界を驚嘆させた2013年ブッカー賞受賞作。最後の2頁に、すべての運命が帰着する。
「疑惑の入会者: ロンドン謎解き結婚相談所」アリスン・モントクレア
戦後ロンドンで結婚相談所を経営するアイリスとグウェン。ある日、初めてアフリカ出身の入会希望者が現れた。デイルは流暢な英語を話す好青年で、ふたりは白人以外にも門戸を開くことを決意する。一方で、グウェンはデイルの言葉が嘘だらけだとも感じていた。さらに、グウェンは自宅付近でデイルと出くわす。もしや会社に来たのは偶然ではないのでは? 元スパイと上流階級出身、対照的な女性コンビに危機が迫る大人気シリーズ第三弾!
「ウィンダム図書館の奇妙な事件」ジル・ペイトン・ウォルシュ
1992年の静かな2月なかばの朝。ケンブリッジ大学の古色蒼然たる学寮セント・アガサ・カレッジの学寮付き保健師イモージェン・クワイのもとに、学寮長が駈け込んできた。風変わりな規約で知られる〈ウィンダム図書館〉で、学生の死体が発見されたというのだ。彼は何らかの理由で倒れた拍子にテーブルの角に頭をぶつけたと見られ、そばには古書が一冊。これはたんなる事故なのか、それとも……? 実力派作家ウォルシュによる、英国謎解きミステリの傑作登場。
「ミン・スーが犯した幾千もの罪」トム・リン
「一読して、度肝を抜かれてしまった。若々しくも円熟した筆力……ただただ舌を巻くばかりだった。」東山彰良氏(解説より) 大陸横断鉄道完成間近のアメリカ西部。妻エイダを奪われ、不当な罪を着せられた中国系の殺し屋ミン・スーは、予知能力を持つ老人の言葉に導かれ、奇術ショーの一座と共に西を目指して疾駆する。妻を取り戻すため、自分を陥れた連中に復讐を果たすための苛酷な旅路。終着地カリフォルニアで彼を待ち受ける未来は、救いか、それとも──。アンドリュー・カーネギー・メダル受賞、驚異的なデビュー作。
「イラク・コネクション」ドン・ベントレー
テキサスの街中、元米国防情報局員マット・ドレイクは何者かの銃撃を受ける。襲撃者たちの1人はかつてマットが命を奪ったシリア人武装勢力の指導者サイードに酷似していた。これはサイードの息子の復讐なのか? 米国防情報局の協力を得たマットは、手がかりを追ってイラク第二の都市モスルへと飛ぶ。背後にはIS分派と思しき性的人身売買組織の影が……傑作冒険小説『シリア・サンクション』続篇登場!
「テロリストとは呼ばせない」クラム・ラーマン
CWA賞イアン・フレミング・スチール・ダガー賞候補作! 元麻薬の売人にして、元MI5のスパイ、今はお役所勤めのジェイ。 テロ組織により、彼の暗殺命令が下された―― 麻薬の売人時代にMI5に引き込まれ、イスラム過激派に潜入するはめになったパキスタン系の青年ジェイ。 事件解決後にMI5を去り役所勤めを始めた彼は、生まれて初めてまともな生活を送っていた。 そんなとき、人種差別主義者に暴行されたムスリムの少女が自殺。 復讐を誓う恋人の少年を“テロリスト”にさせまいと、ジェイは奔走する。 一方、ジェイの正体を知ったテロ組織は彼の暗殺を命じ――。
「グレイス・イヤー: 少女たちの聖域」キム・リゲット
ガーナー郡に住む16歳のすべての少女は、危険な魔力を持つとされ、森の奥のキャンプへ一年間追放される。少女ティアニーが、謎に包まれた通過儀礼〈グレイス・イヤー〉でのサバイバルの果てに見た真実。『侍女の物語』×『蠅の王』のポスト・ディストピア小説
「ワイルド・フォレスト」サンドラ・ブラウン
生き残ったのはあなたと私、二人だけ。 予期せぬ飛行機事故―― 見知らぬ男と女の、生きるための闘いが始まる! 衝撃がおさまり、静寂が訪れた。おそるおそる目を開けた社長令嬢 ラスティは、眼前に広がる惨状に呆然とした。彼女が乗った飛行機が 墜落したのは、人里離れた山の奥らしい。乗客は全員死んでしまい、 助けを呼ぶ術もない。そのとき、隣に倒れていた男が意識を取り戻し た。暗い瞳をした屈強そうな元軍人――頼れるのはこの人しかいな い。見知らぬ同士の男と女の、壮絶なサバイバル生活がいま始まった。
「グッバイ・エンジェル」シャロン・サラ
誰かを愛せる日なんて、 来ないと思っていた。 カルト教団での壮絶な少女時代―― 教団を逃げ出してから15年後、彼女の前に現れたのは…… 傑作の呼び声高い、シャロン・サラ渾身の一作 ジェイドは幼い頃に母に連れられ、カルト教団で暮らしはじめた。だが まもなく母は亡くなり、一人残された少女は想像を絶する日々を送る。 そして12歳で教団を抜け出すと、絵の才能だけを頼りに人目を避け 暮らしてきた。それから15年。彼女が描いた母の絵を見たという、 ルークと名乗る長身の男性が訪ねてきた。「お父さんが君を捜してる」 その優しくも真剣な目を見たジェイドは再び運命が動き出すのを感じた。
「カッティング・エッジ(上下)」ジェフリー・ディーヴァー
NYの宝石店で3人が惨殺された。名探偵リンカーン・ライムが調べるが、現場には不可解な点が。さらに、新たな犠牲者が出て――。
「WIN」ハーラン・コーベン
極上のスピンオフにして最高のエンタメ小説 容姿端麗、頭脳明晰、抜群の戦闘力、加えて資産家の御曹司。大人気「マイロン・ボライター」シリーズの名キャラクター・冷血王子ウィンことウィンザー・ホーン・ロックウッド三世が40代となり、さらに魅力を増して帰ってきた!盗まれた名画と不可思議な殺人事件、迷宮入りした半世紀前の学生運動事件、幾重にも謎が重なった一族の過去。次から次へと立ち上がる謎に翻弄され、非情なのに憎めないウィンのキャラクターに惹き込まれ、気づくとページをめくる手が止まらない!アメリカが誇るエンターテイナーが贈る、極上のスピンオフにして最高のノンストップ・エンタメ小説!
「フェンシング・マエストロ」アルトゥーロ・ぺレス・レベルテ
時は19世紀。スペイン名誉革命前夜の騒然たるマドリードを舞台に、老フェンシング指南と秘剣を伝授された美女剣士との一大剣劇。陰謀が陰謀を呼び謎が謎を呼ぶ…。
「京都に咲く一輪の薔薇」ミュリエル・バルベリ
フランス人のローズは、一度も会ったことのない日本人の父が他界したという報せを受け、京都にやって来た。美術商だった父のアシスタント、ポールと出会い、恋に落ちるが――。ひとりぼっちだった女性が、古都に癒され自分を見つめ直し、人生の意味を見出す。
「木曜殺人クラブ 二度死んだ男」リチャード・オスマン
〈木曜殺人クラブ〉のエリザベスは、元夫で英国のスパイのダグラスと再会する。彼は米国マフィアから高額のダイヤを盗んだと疑われ、助力を求めてきた。だがその矢先、ダグラスは何者かに殺されてしまい……国際的難事件に老人探偵たちが挑むシリーズ第二作
「ペインフル・ピアノ(上下)」サラ・パレツキー
名付け子バーニーと、彼女の友人レオが出席するシカゴの環境問題に関する集会に参加したヴィク。彼女はそこでクープという男を目撃する。その帰り道、おもちゃのピアノを弾くホームレスの女性と出会う。彼女の正体は、かつて一世を風靡した歌姫だった。不思議な出会いに驚くヴィクだったが、そこに突然クープが現れ、奇妙な警告を残して去っていく。ヴィクはこれを機にシカゴを揺るがす事件に巻き込まれることになり……
「大聖堂 夜と朝と(上中下)」ケン・フォレット
世界2000万部突破の大ベストセラー 『大聖堂』の前日譚、登場 キングズブリッジ・シリーズ最新作! 997年、イングランドの港町コームは、襲来したヴァイキングによって掠奪の限りを尽くされ、壊滅的な被害を受ける。船大工を営んでいたエドガーの一家も、父が殺され、造船作業所も灰燼に帰してしまう。大黒柱を喪った家族はシャーリング司教ウィンスタンを頼って、ドレングズ・フェリーという郊外の集落に移り住む。?せた土地で小作農として苦労するなか、船着き場の渡し守の職を得たエドガーは、遠くフランスから州太守の元に輿入れしてきた伯爵令嬢ラグナと運命的な出会いを果たす……。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 海外ミステリー を書きます。