自分の闇を放つように書いた「みんな蛍を殺したかった」

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 みんな蛍を殺したかった を書きます。

そんな私でも10年作家でいられたのは、
私の小説を信じて、必要としてくれた人がいたからで、それは本当にすごいことだと思う。

「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞者である著者が、原点に立ち返り、少女たちのこころの中に巣くう澱みを鮮烈な感性で抉り出す。

京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。
そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。
生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。
次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。
真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍がのこした悲劇の歪みに絡めとられていく――

この作品には小説家をめざしてあがいていた著者自身の苦悩の日々が投影されているといいます。
noteにつづられた著者の心のうちを読み進めると、あらためて創作というものの持つ業の奥深さを感じます。
本が重版され、応援する各地の書店員たちに励まされ癒される著者に切なさを感じます。