ムダを削ぎ落とす原則や仕組み「最速の仕事術はプログラマーが知っている」

最速の仕事術はプログラマーが知っている
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

慣れない仕事も、手順がわかってくると体が覚えます。テキパキと作業が進むようになればしめたもので、空いた時間を次の作業に振り向けたりして作業効率を上げることができます。

作業効率が上がると気持ちがよくなるのは、人間の脳の持つ特性かもしれません。

最速の仕事術はプログラマーが知っている

スティーブ・ジョブズはこんな言葉を残しています。「アメリカ人は全員コンピュータのプログラミングを学ぶべきだと思うね。
なぜなら、コンピュータ言語を学ぶことによって考え方を学ぶことが出来るからだ。」

プログラマーのものの考え方を示したのがこの本。「最速の仕事術はプログラマーが知っている」(清水亮 著)です。

プログラミング技術の要素はまったくない「仕事術」の本なので、数学に弱い人でも楽しめます。

・辞書登録でメールを5秒で送信
・タイピングを見直して生産性3割アップ
・Wordで長文を書くな
・プレゼン資料は直前に書け
・客からの電話には出ない
・今日と明日に急な予定は入れない
・匿名チャットで経営会議
・二択の賭けにはどっちにも張る

効率的であることと、幸福であることとは同じものさしで測れません。

しかし、今流行のミニマリズム的な考え方。つまり余分なものを削ぎ落とす生きかたに置き換えると、効率的に生きることへのあこがれは人間の本能に近いものだということがわかります。

職業で言えばもっとも効率的な職種がプログラマーという仕事。現代社会のインフラを支える黒子でありながら設計者の存在です。

シンプルが一番

KISS原則 = 「とにかくシンプルにしろ」
DRY原則 = 「同じことは書くな」
YAGNI原則 =「必要になってからつくれ」

プログラマーの世界には、こうしたムダを削ぎ落とすための数々の原則や仕組みがあります。
本書ではそこから導き出される実践的な仕事術を、国家認定天才プログラマーであり、経営者でもある著者が伝授します。

例えば三次元で立体物の表面を描く仕事をプログラマーが請け負うと、見えない裏側の絵ははじめから描かないことを考えるとか、

一から百まで数字を順番に足して答えを出せという問に対しては、一と百を足した数11に50を掛けて2で割るなどです。

本書によるとプログラマーは自分の仕事の責任を100%背負う職業なのだそうです。

書いたプログラムに失敗(エラー)があった時、その責任は100%書いた本人が背負うことになります。

怖いことにエラーのないプログラムは存在しないのだとか。

つまりプログラマーは仕事を続けている限り自分の限界を思い知らされる存在といえるのです。

著者は「弁護士は一度仕入れた知識を請け負った仕事に応じて使いまわすだけで実際に頭を働かせていない」と喝破しています。

思わずその「とおりかも」と頷いてしまいました。

まとめ

表紙に書いてあるような具体的な事例を読み進めるうちに、人間に等しく与えられた”時間の大切さ”がひしひしと感じられるようになるから不思議です。