
米国株投資の本を数冊読んだ結果、米国株を本格的にはじめることにしました。米国株投資は深夜23時45分から始まるので、年配にはキツイところがありますが、用心しながら資産を増やし、若い人のいう《セミリタイア FIRE》体験をしてみたいと思います。
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セミリタイアFIRE
セミリタイアFIREとは、「Financial Independence and Retire Early」の略で、投資などで経済的自由を経て早期退職を実現しようという生き方のことをいいます。
私はもはや65歳なので、この定義には当てはまらない上、普通なら形成した資産を取り崩し始める年齢です。
しかし、この低金利。さらにコロナ。年金の行方を考えると、少しでも収入のルートは増やして行くに超したことはありません。そこで3年前に始めたのが株式投資でした。
最初は投資信託、次いで日本株と範囲を広げてきました。そして今年ついに米国株にチャレンジすることになりました。きっかけとなったのは米国株に関する本を読んだこと。
初心者でもできる資産運用の勝ちパターンというのは「話がうますぎる」と思いましたが、この説を否定する人はほとんどいないのです。
ネット証券に手続きしてNISA口座を開き、円高の時を狙って購入したUSDで一株ずつ試し買いをはじめました。
資金はブログの収益を充て、家計とは一線を引いています。
始めたのは10月の末からで、①米国高配当株、②米国ETFの二つの流れに分散投資しています。口座はNISAに統一しています。
さて、米国投資初心者の一ヶ月の成績はどうだったのでしょうか。振り返ってみることにします。
11月7日

投資のタイミングは、大統領選前後。米国株が不安定に下げた場面をチャンスとみて一週間前後をかけ下げた株を中心に買い進みました。当然下げの場面ですので買ったはいいがさらに下げた銘柄も少なくありません。ほぼ全部が含み損という局面です。
マクドナルドは高値安定していたところ、急に下げたのでナンピン買いをしてしまいました。
12月12日

そしてこちらが一ヶ月後の状態です。ナンピン買いしたマクドナルドが大きな含み損を出しています。しかし、それ以外はおおむね健闘していて、この時点での含み益トータルは120ドル近くになりました。
米国株の印象をまとめると、
- 購入金額が日本株に比べて低いので買いやすい
- 世界的企業に投資が出来るので安心感がある
- 食品、健康、通信など幅広い銘柄が買えるので暴落がないかぎり、トータルで資産を積み上げやすい印象。
- 株はすべて高配当株および連続増配株にしているので、三ヶ月に一度配当金がもらえる。
- 株価が下がったら買い増しすることで、ドルコスト平均法を実践できる。
- ETFは大統領選後急騰しているので、とりあえず安心。
以上のような印象です。
上記の本に書いてあった優良企業は8社。
【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソン
【MO】アルトリア・グループ
【ABBV】アッヴィ
【XOM】エクソンモービル エネルギー
【T】AT&T
【SO】サザン
【VZ】ベライゾン・コミュニケーションズ
【DUK】デューク・エナジー
タバコ産業は生理的にイヤだったのでそれを除いてジャンルをばらけ、それぞれ二株程度ずつ買いました。
日本株に比べて株価にそれほど神経質にならなくていいのでのんびり投資が出来そうな気がします。
まとめ
今後の進め方について、二つの軸でのぞもうと思います。一つは配当金狙い。多少の含み損は覚悟で3ヶ月に一度もらえる配当金を増やそうとおもいます。配当金がもらえる体験はモチベーションアップに繋がります。
買い方は、下がった株の下げ具合を見極めて買うこと。平均購入単価を下げることを目標にします。将来下がり続ける株を買うのは不正解。上がり続ける株なら途中で下げても結果オーライだからです。
もう一つは資産の拡大。ETFは米国人にとっての年金という説明を聞いて腹に落ちたからです。
年金制度の充実した日本と違い、アメリカは若い頃から自分で年金になる資産を作らなければなりません。そのためにはリスクが比較的少ないETFが最適。さらにアメリカという国そのものが年金にかわるシステムとして必死に守らざるをえない宿命を背負っているからです。
高配当株とETFのドルコスト買い。この二刀流が当面、私の最適解だと考えています。