税金に疎いクリエイターを救う神ガイド「お金と確定申告Q &A」

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

動画制作をしています。こうした仕事は収入が不安定です。クリエイターの中には「税金について勉強する余裕はない」と思っている人がいるかもしれませんが、それは違います。

収入が不安定になった時こそしっかり税金のことを考えるべきです。なぜなら知っていれば出さずに済むお金だからです。さらに優遇制度のように戻ってくるものもあります。

そうした情報や知識をまとめた本をご紹介します。

Contents

お金と確定申告Q &A

こんな人にお勧め
  • お金のことに悩む駆け出しクリエイター
  • 定年後に個人事業者になったサラリーマン
  • 週末は副業で収入を得ている契約社員のみなさん

私のように会社勤めの生活が長いと税金のことは会社任せになりがちです。

定年や独立の期限が近づいて初めてあたふたすることになります。なぜなら、税金の知識は誰も教えてくれないからです。

これから独立して仕事を始める若い人。さらに副業にチャレンジするサラリーマンや主婦の方など、知っていれば得する制度もあるのに、それを活用できていない人もかなりいるという話もよく聞きます。

本書では、そうした人たちが実際に直面した事例を元に、税金との正しい付き合い方を解説してくれます。

本書の特徴は次の通り

  • 取材に基づいた実践的な内容
  • 便利なクラウド型会計ソフトと連携した効率的な解説
  • 逆引きできるQ &A

定年後にクリエイターとして仕事を続けたい私にとって役に立ったのが「逆引きできるQ &A」です。例えばこんな項目はためになりました。

源泉税が引かれていたら、還付で戻ってくる可能性があるので、報酬を受ける都度把握しておく。
これは会社から委託されて作品を納品した際受け取る報酬のことです。手取り額が源泉税を引かれたあとのものであれば、確定申告の時戻ってくるらしいのです。会社に確認する際は支払明細書とか支払調書を確認することでわかります。 源泉が引かれていない場合は引かない会社が悪いのだそうです。その場合は確定申告でもらった報酬にかかる税金を払わなくてはなりません。

という具合にクリエイター目線であるある情報が盛りだくさんです。

ここにタイトル
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副業でクリエイターの仕事をしています。副業の収入が多くなってきました。個人事業主として開業できるでしょうか。
副業収入が増えてきたら税務署に「開業届」を出しましょう。これで税務署に「私は個人事業主です」「クリエイターとして本格的に事業を開始しました」と宣言したことになります。

開業届を出して個人事業者になりました。青色申告にすべきでしょうか。
クリエイターとして一生個人事業主として仕事をしていく覚悟でしたら青色申告をお勧めします。青色申告にすることで帳簿をつける手間を上回るメリットが得られます。

個人事業者になるという情報も有益です。雑所得として申告していたものが事業所得になるからです。事業所得には様々なメリットがあることが本書は解説しています。

自宅を事務所として家で仕事をすることが多い場合、家賃や光熱費も経費にすることができるのでしょうか。
個人事業主であるクリエイターは自宅の家賃や光熱費も経費にすることができます。ただし、全額でなく私的に使用する部分と仕事で使う部分を何らかの比率で分けて経費として計上します。

自宅で仕事をしている人にとって、家賃や光熱費を経費として計上できると嬉しいですよね。

私もこのことを知ってから、電気代やインターネットの通信費などの心配がなくなりました。問題は「ある一定の割合で」という部分ですが、厳密な基準はないのだそうです。

ポイントは税務署に聞かれた時しっかり根拠をあげて説明できることだと言います。本書では説明のポイントについて説明しています。

副業や年金で事業所得で収入を得ています。確定申告をする時、税金を安くする方法はありますか
まだ年を越していなければ、税金を安くする選択肢が増えます。一つは経費を増やして事業所得を減らすこと。もう一つは所得控除を増やすことです。

私の場合は会社からもらう企業年金と個人的に積み立てた個人年金で収入を得ています。公的年金はまだ手に入れていません。企業年金と個人年金は雑収入となり経費で所得を減らすことができます。

さらに老人ホームに入居中の親がいます。調べてみると親の扶養控除も申告できることがわかりました。経費と所得控除をきちんと計算するだけで年間数十万円が還付されました。

あとで悔しい思いをしないためにも、合法的に節税する方法を徹底的に探すことが大切です。

まとめ

ネットの世界では「嫌儲」という言葉をよく聞きます。儲け話を嫌う人が多いのです。しかし創作はタダでできる訳ではありません。お金のことはしっかり学び、収入を確保することで安心した創作活動に結びつけることがてきます。収入と支出をしっかり学びお金を稼いで生きていきましょう。

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