
初心者が副業を始めるとき、知識をどこから得たらいいか迷う人も多いと思います。そういう方にとって一番役に立つ情報を見つけやすいのは読書です。
著者がこれまでお金や時間をかけて集めたノウハウをわずかなお金でシェアしてくれるからです。
年収300万円のサラリーマンが株と不動産で堅実に収入を拡大してきた実践法をご紹介します。
Contents
サラリーマンのままで副業1000万円
表紙のデザインが素人のようなチープ感なので、「大丈夫か!この本」と叫んでしまいましたが、中身はまともでした。
- 会社を辞めて、副業収入で生活を考えている人
- フリーランスで生き抜くスキルが高くない人
- 投資と不動産収入に関心がある人
著者の栗林篤さんは1978年生まれ。サラリーマン生活を送った後現在はプログの運営や不動産関係のフリーライターとして生計を立てています。共感したのは著者がいわゆるエリートフリーランサーでないことです。
エリートフリーランサーとは、ブログや動画投稿で高額な収入を得ているハイスペックな能力を持つ人のこと。彼らのように稼ぐには相当な才能と努力が必要です。
投資できる種銭を作る
著者は、ハイスペックな能力を持たない人はまず「労働収入」を得て、それをお金がお金を稼ぐ仕組みである「資産収入」に変換していくことだと言います。
- 投資資金をつくる
- 株主優待がある株を最小単元+アルファ購入して値上がりを待つ
- 値上がり時にアルファ部分を売却しその利益で別の優待株を買う
背伸びをせず着実にできることから積み上げていくのが一番。時間はかかりますが正直誰にでもできる内容なので実現可能性が高い方法です。
数ある副業本の中でも手の届きやすい本です。忙しい人には1時間で要点を確認することができます。
副業ではなく資産運用
この本で紹介されている内容は、公務員にとっても、(範囲はあるけど)副業ではなく資産運用として認められている内容なので、生かせるものがたくさんあった。 銀行での金利がほとんどない。 年金の受給開始年齢が引き上げられたり、支給額が減っていく可能性もあったりする。 そんな現代では、個人で老後に備える必要がある。 読書術や、セルフブランディングの話などは、仕事にもつながる内容だった。
著者自身あとがきで「この本のメッセージは」社畜やめてニートやろうぜとハイスペックな人が煽るようなものではなく、組織からドロップアウトした私のような意識の低い人に向けた本」と書いているように、手の届きそうなところから階段を登るように安定した収入を得るための知恵が盛り込まれています。
まとめ
私は不動産経営には関心がないため優待株の部分を中心に読みました。自分をキャッシュマシーン一号にして種銭を作り、その金を使って優待株を買ってポートフォリオを充実させることでキャッシュマシーン二号を作って複利で淡々と稼ぐという姿勢は堅実だなと感じました。